KDPの出版は基本的にEpub形式というファイルを作ります。HTMLなんかを覚えてる方はいろいろなことができるみたいですが、私は知識ゼロの人間です。
なので、どうしてもソフトに頼ることになりますが、それでもわりと簡単だと思います。
横書きなら「Word」一つあればできます!
普通に文書を打っていき、doc形式で保存するだけです。ただ、英語で書いてる場合はこれでほぼ完璧だと思いますが、日本語はまだ実験段階だそうです。なので予期せぬ文字化けなどあったりして内校にも一層の注意が必要となります。
doc形式だと、Kindle上で「リフロー形式」と呼ばれる、文字を自由に変更できる形になります。改ページ(ページ送り)もWordのものがそのまま反映されるようです。
文字化けが不安な方、また文字の大きさが変わることでレイアウトが変更されるのが嫌な方はPDF形式で保存するのが良いと思います。そうすることで「固定レイアウト」スタイルになるので、思い通りのレイアウトになります。ただし文字の大きさは変えられなくなっちゃいます。
これが一番簡単な書籍の作り方かと思います。
アメリカではWordで作る人多いみたいですね。基本的に英語は横書きですもんね。
でも、日本語は縦書き表示だってあるんです!!
それが逆にサービスが一貫できない理由でもあると思いますが…
でも、本は縦書きじゃなきゃって人も多いと思います。私もその一人です。
今後、紹介していきたいと思いますが、一太郎最新シリーズ「一太郎 玄」という今年2月8日に発売されたソフトが、市販では唯一気軽に縦書きEpub3が作れるソフトだと思います。私も発売日に購入しましたが、まだ実験段階です…
そのうちWordとかでも気軽に縦書きできればいいなあ…
(追記:2018年現在では「一太郎2018」が発売されております)
ただ、もちろん有料ではあるので、縦書きを無料で実現したい!という方には「AozoraEpub3」というソフトがあります。これを作成した作者様はすばらしいです。
著作権が切れた本を電子化して無料で公開している「青空文庫」というサイトがありますが、AozoraEpub3はこの「青空文庫」の作品で使われる「青空文庫形式」で打ち込んだテキストファイルを縦書きのEpub3形式に変換、作成してくれるというソフトです。
画面はこんな感じです↓
青空文庫形式は、基本的に[ ]の中に命令を書き込む感じです。
例えばタイトルが「電子書籍やろうぜ!」だとして、文字を大きくしたい場合は、
[#ここから1段階大きな文字]電子書籍やろうぜ![#ここで大きな文字終わり]
って感じで打っていきます。
命令は様々あって、画像だって差し込むことができます。
コチラをごらんいただければある程度わかると思います。
私は自分の書籍を作った際に、 AozoraEpub3を使わせて頂きました。大変すばらしいソフトだと思います。
ただ実際に縦書きにする際に、注意する事が多々ありました。
簡単に並べると
1、組文字に気をつける
「縦中横」と呼ばれる、半角数字2文字を1文字分のスペースで表現する部分が統一するようにかなりチェックしました。
2、半角文字に気をつける
組文字の時は良いですが、半角だけ1文字が混ざっていると縦書きでも横向きに表示されちゃいます。これも念入りにチェックしました。
3、改ページに気をつける
私の書籍はクイズなので「正解は次のページ」の後に改ページの設定をしていたのですが、ところどころ抜けたりしてたので、そこも注意しました、ってこれは縦書き関係ないですね…
本当はもっとあるのですが、今思いつきません。でも主に数字の向きはかなり気をつけました。テキストを打つソフトは何でもいいと思いますが、半角とか全角とか一括で変換できる機能があるソフトの方が良いような気がします。
とりあえずこんなところですかね。
次回は実際の AozoraEpub3の使い方を紹介できればと思います。
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