まるく堂の〇〇やろうぜ!

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恐れながらのレビュー(二回目)、「田中さんちにやってきたペガサス」

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こんばんは、まるく堂です!

 

恐れながらでありますが、とある方のアドバイスの下、

他のKindle作家さんの著作のレビューなんかを

ちょっとしてみたいなあ、と思ったりした次第です。

基本は無料で出版されている方のものを

取り扱いたいと思います。

実はまだギフト券…買ってないんです…

 

今回、読んだのはコチラの本です… 

田中さんちにやってきたペガサス

田中さんちにやってきたペガサス

 

 

主な登場人物は田中さんちの家族です…

 

息子の友暁(ともあき)は、犬のペット「ロロ」を

亡くしたばかり、

お父さんは勤めていた会社がつぶれ、

現在は失業中…

お母さんは病気がち…

と、この田中さんちの家族はそれぞれに

悩みを抱えているのです…

 

そんな中、田中さんちにやってきたのが

ペガサスの子供だったのです!

家族はペガサスを「エニフ」と呼んで、

飼うことにします。

この出会いによって、3人の人生に

少しずつ変化が現れて…というものです。

 

基本的な文章は、童話を思わせるような柔らかい文体です。

「子どものための純文学コレクション」ということで

読みやすいと思います。

またギリシア神話への造詣も深く、

いろいろと文中のうんちくも楽しめました。

読後もどこか心あたたまる感じを受けました。

 

作者様はいろいろな人生経験をされてきた方で

私がレビューするなど本当におこがましいのですが、

そういう事前知識は一切なしに読ませていただきました。

 

なので感想も交え、気になったと言うか要望と言うか、そういった点も少々書かせて頂きます。

一つはペガサスの「エニフ」に乗れる唯一の少年「友暁(ともあき)」のこと。

彼をもう少し活躍させて欲しかったなあと思いました。

「子どものための文学」ということなので、同じ年代で共感を持てる

彼にこそスポットライトが当たった方がいいと思いました。

また、この「ペガサスに乗れる」という要素をもう少し掘り下げても良かったかなあ、と。

 

どちらかというとこの作品では「お父さん」の方が主人公です。

作者様もそのつもりで書かれてると思います。

実は音楽の道へ進みたいが、

家族のため、安定のために別な道を選んだお父さんの苦悩により焦点が集まっているのです。

 

ただ、そうなると「ペガサスに乗れる」という

友暁の魅力的な要素が相殺しあって、

「え?主人公どっち?」とどっちつかず感も正直感じました…

あと、エニフの可愛らしい描写もあるとなおグッドだと

 

トラ男とヒョウ女というキャラクターが出てくるのですが、

彼らはすごくイイ!

彼らが出たときは、物語に一挙に弾みが出たように思います。なのでこの面白いキャラクターももう少し活躍して欲しかったかな、と。

 

と、こうだったらなあ、と言う要望を書き連ねてしまいましたが、全体的な雰囲気も良かったし読んで損はしないと思います。むしろ無料でこのクオリティーが出せるのはすばらしいですね。

(現在は無料キャンペーンが終わり、有料となっております)

私に書けと言われても死んでも無理です。

 

これにてレビュー終了です!

ありがとうございました!

 

 

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