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ニールセンが行った調査結果がいろいろとナナメ上!
こんばんは!まるく堂です!
こんな記事を見つけました…
調査によると、電子書籍の海賊版利用者は〇〇の方が多い!?
電子書籍は端末さえ持っていれば、場所を問わずに購入出来るのが便利ですよね!
気になる本があれば、今までは本屋さんでしか買えなかったモノが
家にいながらすぐに読め始められるのは本当に快適です。
その手軽さがアダとなっているのか、
中には違法にダウンロードをする人も後を絶ちません。
俗に言う「海賊版」の利用ですね。
上記の記事では、
電子透かし技術等、著作権侵害対策ではトップシェアを誇るDigimarc社が
マーケティングリサーチ会社のニールセンに依頼して、
アメリカの電子書籍の著作権侵害についての調査を行った事が書かれています。
その調査の結果、
海賊版を利用している年齢層と、彼らの収入について次のような事がわかりました。
海賊版利用者の年代
海賊版利用者の中で、18歳から29歳までは全体の41%に上っています。
割と多いですが、年代を考えると妥当な感じもします…
しかし次です!
30歳~44歳までの利用者はナント!
全体の47%にまでなっている、との事です!!
これはちょっとビックリ!!ほぼ半分ですよ…
意外なことに、若い世代の人達よりも収入的にも安定していそうな
中年クラスの人達の方が海賊版を利用している傾向があるって事ですね…
そして、45歳以上の方々は全体の12%程です。
少ないですけど、いることはいるんですね…利用者…
海賊版利用者の年収は?
そして面白い事に、
この調査では海賊版利用者の年間収入も調べられています。
それによりますと…
年収30000ドル未満(約330万円)の人は全体の13%
年収30000ドル~59000ドル未満(約330万円~660万円)の人は19%
そして…
年収60000ドル~99000ドル未満(約670万円~1108万円)の人は36%
さらに!!
年収100,000ドル(約1120万円)以上の人は
全体の29%にも及ぶことがわかりました!!
このデータから…
高収入の人ほど海賊版を利用する傾向がある!!!
と推測できるのではないでしょうか?
さらに付け加えて…
海賊版利用者のおよそ70%は
大学を卒業しているか、または大学院で学位を取得している
教育水準の高い方々だそうです。
ニールセンが実際にどのような形で調査したのかはわかりませんけど、
マーケティングリサーチの老舗とも言われる企業ですから、
信憑性はかなり高いと思われます。
なぜ高収入・高学歴な人ほど海賊版を利用するのか…?
通常、海賊版を利用する理由としては、
・その商品を購入するお金がない
という、所得との関係が真っ先に挙げられると思うのですが、
このデータを見ると、
説得力が限りなく薄れてきますね…
年収1千万円クラスの方が電子書籍1冊の購入を躊躇するくらい
カツカツな生活を送っているのは、なかなか考えにくいからです。
ゴージャスな生活を送っていそうなのに…
彼らはなぜ海賊版を利用するのでしょうか?
ニールセンは「海賊版を利用する理由」も調査してます…
その主な結果がコチラです…
一位 利用しやすいから 58%
二位 無料だから、安いから 51%
三位 その電子書籍が特定のオンラインショップで使えないから 38%
四位 電子書籍を購入するよりも、この方法が好きだから 33%
五位 そのコンテンツにお金を払うべきとは思わないから 17%
それまで私がトップだと思ってた「無料だから、安いから」という理由は二位になってますね…
トップはナント!「利用しやすいから」!!
高収入、高学歴の方々は、合理的な考えの方々も多いと思うので、
時間短縮や利便性を追求していくと、
「海賊版」という手段に突き当たるのでしょうね…
もちろん…全ての高収入の方が海賊版を利用してるワケではございませんので、
お間違いなく…
まとめ:ヘイ!そこのリッチなアナタ!!やっぱりコンテンツは購入して下さい~!!
今回のニールセンの調査結果は私にとっても意外な事だらけでした!!
このデータはあくまでもアメリカで行われたモノで、
日本にも当てはまるのかどうかはわかりません…
高収入、高学歴の方々が海賊版を利用する理由が
利便性のためというのも、なんとなくは納得できますが、
それでも著作権を侵害してる事には変わりありませんし、
何より、今後もし、警察のお世話になったりしたら、
電子書籍のために、せっかくのキャリアが水泡に帰してしまうのも
非常にもったいない話です…
ただ個人的には、デジタル製品である以上は
海賊版が出回るのは今後も避けられない事だとは思ってます。
どんなに屈強なプロテクトを施しても、それを解除する人達との
いたちごっこは永遠に続いていくでしょうし…
なので、コピーされても広告なんかがページの間に貼られて
製作した企業や作家さんに広告収入が入るような仕組みがあれば、
いいんですけどね…
もしくはスマホゲーみたいに、
定価を無料にしてストーリー毎に課金とかどうでしょうかね…?
主人公ヒロシは敵にやられて死んだ…
「完」
↑このストーリーをハッピーエンドに変えるには
スーパー魔法石100個が必要だぞ!!(1個120円)
とか…
まあ、何はともあれ…
コンテンツに対価を支払うことは
一生懸命に製作した作家さんにも収入が入るし
次の作品を書くモチベーションにもなりますので、
やはりコンテンツは購入する方が、後々は絶対に良いと思います!!
以上です…