まるく堂の〇〇やろうぜ!

ニュースや日々の生活において思う事を綴っていくブログです。

犯罪が起きた時に、加害者じゃない人が責められる傾向があるのは何故なんだぜ?

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目次(文字数:1800字前後)

 

なぜ被害者なのに責められる?

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こんばんは!まるく堂です!

 

日本時間の10月2日、ネバダ州ラスベガスで

アメリカ史上最悪の銃乱射事件が起きましたね…

ラスベガスの銃乱射事件

www.huffingtonpost.jp

放送された動画を見ただけでも恐怖で震え上がるくらいに、

個人的にも大変ショッキングな事件です。

 

こうした事件が起きた場合、

時として、加害者以外の人が叩かれる傾向があるんですよね…

news.livedoor.com

記事を少し引用しますと…

会場に居合わせた目撃者によると、アルディーンは銃声を聞くや否や、一言も発することなく舞台袖に逃げていったという。そんな彼を「臆病者」と断ずる声が上がっている。

銃乱射が起きた時、現場のコンサート会場では、

ジェイソン・アルディーンさんというカントリー歌手の方が歌っていて、

発砲音が鳴った際、彼はすぐに舞台袖に避難したと言う事です。

もしも彼が観客に「逃げろ」と一言でも言っていれば、助かる命があったのではないか?

という理屈なのでしょう。

 

アメリカにとって「カントリー」は、アウトローとか反骨精神の象徴の様に

受け止められてるらしいので、アルディーンさんの避難は

「自分だけ逃げた」という風に捉えられてしまったのかも知れません。

 

ただ、これにはちょっと賛同しかねます。

 

銃の発砲があった際は誰だって冷静ではいられなくなるし、

とっさの時は自分の命を優先してしまうのは仕方ないですよ!

 

コンサートにおいては、ステージに立ってる人が一番目立つハズだし、

状況を考えれば「自分が真っ先に狙われている?」と考えるのは自然な事です。

そうした、観客とは違う心理も働いていた事でしょう。

 

それに、もしも「逃げろ」と彼が言った場合でも、

あの大人数ですから、逆にパニックでケガ人が出てた可能性だってあります。

 

そうなったらなったで、

「不用意に避難を煽りケガ人を出してしまった」

なんて言われる可能性だって出てきます。

 

マイクでアナウンスできたのは彼一人だけではなかったでしょうし、

それに暗闇の中、事態も把握できてない状況で

避難を誘導するのも、非常に難しかったと思います。

 

今回の事件でアルディーンさんが叩かれるのは、

本当にお気の毒としか言いようがありません。

無事でこそあったものの、彼だってこの事件の被害者の一人です。

 

一番悪いのは犯人ですからね!!!

そこを忘れて、周りの人が責められる状況が、私は非常に残念に思うんです。

 

他にも似たケースはある…

こうした、被害者が責められるケースは他にもあって…

news.livedoor.com

博多高校の生徒が教師に暴行を加え、

それがSNSで拡散された事で発覚したこの事件。

 

「尾木ママ」の愛称で知られる教育評論家の尾木直樹さんは、

加害者である生徒ではなく、

なぜか被害者である教師の方を「情けない」と

一刀両断してるんですよね…

 

尾木さんの話によりますと…

これまで通り体罰否定の考えを示しつつ「尾木ママならあんなにけられ胸ぐら掴まれっ放しにしませんね 毅然(きぜん)として刑法に基づいて【正当防衛権】行使します!! 自らの正当な権利の行使も出来ないとは情けない教師ですね」と見解を述べた。

 という事の様です…

 

【正当防衛権】…つまりは抵抗って事です。暴力を振るわれた事による防衛なのですから、当然、こちら側も必然的に暴力を振るう事になります。

もしも今回の件で被害者の教師の方がこの「正当防衛権」を使ったとしても、

絶対に「体罰」として扱われて非難されてたと思うんです。

なので、窮地に立ってたのは被害者である教師だったハズです。

 

その時

「正当防衛権?そんなの体罰よ!暴力と一緒じゃないのよ!!」

と、言う人達もいた事でしょう。

私は尾木さんの「体罰否定の考え」と「正当防衛権」って完全に矛盾してると思うんですよね…

どうしたって体罰と捉えられる危険性の方が大きいんですよ…

 

私は今回、たまたまSNSで動画が公開され、

警察沙汰になったのは逆に良かったと思ってます。

じゃないと、この教師の方はずっとガマンし続けていつか壊れてしまっていたでしょうから…

 

というか…

一番悪いのは暴力を振るった生徒です!!!

責めるべきは彼のハズです!!

 

私は、この被害者が責められるパターンに疑問を感じるんですよね…

 

まとめ:被害者の方はただでさえ傷を負ってしまうのだから追い打ちはやめて…

ジェイソン・アルディーンさんの件に関しては、運が悪かったとお気の毒な感じがしてます。

犯人が自殺してしまった事から、

犠牲者のご遺族の方が怒りの矛先をアルディーンさんに向けてしまうのだとしたら、

それは本当に悲劇です。

どうかそのような事が無いように祈るばかりです。

 

被害者の方々はただでさえ、身も心もズタズタに引き裂かれるくらい

辛い思いをされているんですよね。

心ない物言いは、そんな人達をさらに追い詰める事になります。

 

こういう時だからこそ、冷静な判断が必要なのだと思います。

 

以上です…