こんばんは!まるく堂です!
昨日の記事にも関連しますが
とりあえずおおまかな
あらすじを作る練習を
してみることにしました…
でも作り方などほとんどわからないので
自分なりの方法で
ちょっとやってみます…
で、どうするかと言うと
自分でお題を考えて即興で
物語を作って見る…
ってのに挑戦したいと思います…
とりあえず今回は
制限時間を付けずにやってみます…
今回のお題はコチラ…
パルクール、
またはフリーランニングです!
これは何かというと
フランス発祥の運動方法で、走る・跳ぶ・登るなどの移動動作で体を鍛える方法。周囲の環境を利用した身体動作でどんな地形でも自由に動ける肉体と困難を乗り越えられる強い精神の獲得を目指す。
(wikipediaより…)
だそうです…
とりあえず動画を見て下さい…
なんたる美しさ!!
人間ってここまでできるように
作られているんですね…
まるでその人の前には
障害物などないかのように
軽やかに、そして鮮やかな跳躍で
飛び越えていきます…
この、ちょっと特徴あるスポーツ?を題材に
物語をちょっと作ってみます…
では…参ります…
タイトル「パルクール」
フリーランニングの世界では「神の疾走」と呼ばれた男、ダル・プールマン。あらゆる賞を総なめにした彼は、その若さにもかかわらず突然の引退を発表し、フリーランニングの世界から姿を消した…
それから二年、ダルは未だに次のステップを踏み出せずにいた。何の目標も見いだせず友人の店の仕事を手伝う毎日…
突然、「泥棒!!」その声に振り向くと、少年がその手にチョコスティックと缶ジュースを手に取り、支払いもなく出口へと向かっていくのが見えた。「待て!」ダルもすぐに少年を追いかける…「昔取った杵柄」で万引き犯などすぐに捕まえられると思った。腐っても体だけは鍛えている。しかし、少年には一向に追いつけない…少年はフェンスを軽やかに跳び越え、壁を蹴り、まるで羽根が付いてるかのようにふわりと屋根をつたう…驚いた…
だが、地の利はこっちにある…追いつけないと判断したダルは先回りをし、ようやく少年をつかまえた…まだあどけなさの残るその少年は、ハハハと笑った…
「先回りは卑怯だけど、アンタ早いな…このチョコとジュースはあんたに返すよ。」
「そいつはお前にやる…だが条件がある…オレがお前のトレーナーになる。毎日店に来い!従わなければすぐに警察だ」
しぶしぶ従う少年の名はポールと言った。ダルの予想通り、ポールはまさにダイヤモンドの原石、いやそれ以上の代物だった。ポールは数々の大会で優勝をかっさらい、向かうところ敵なしの王者へと成長していく、だが自分の能力を過信しポールはダルに隠れ、1対1の賭けパルクールも楽しむようになっていた。それと同時に口うるさく指導するダルを疎ましく思うようになっていた…
あるパブにて、酒と女を覚えてしまったポールをダルが連れ戻そうとする。
「パルクール大会決勝が一週間後に控えている…これに優勝すれば俺達が夢にまで見た世界大会への道が開く、帰るんだ、帰って練習だ…」
「俺達の夢?アンタの夢だ!!オレのじゃない!!用済みのロートルは黙って消えな!」ポールが怒りをぶちまける。そこにライバルのデネガが現れる。ポールがはべらせていた女は、デネガの恋人だったのだ。酔ってるポールも勢いが止まらず、やがて乱闘になっていく。
デネガのグループの一人がナイフをちらつかせ、ポールに突き刺す。だがダルがとっさにポールをかばい、背中を刺される。崩れ落ちるダル…
「なんでだよ…どうしてだよ…」ポールの問いかけに「また失いたくなかったんだ…」ダルはそう呟くとがくりと首を垂らした…
すぐに病院に運び込まれ、緊急手術が行われる。固唾をのんで手術室の前で待つポールとダルの恋人のサリー。ポールはダルが刺されたのは自分のせいだと彼女に詫びた。サリーはどこか達観したかのように、ダルが王者でありながら引退した理由を語り始めた…
彼は現役中、自分の後継者を育てていた。年はポールと同じくらい、名はサニリと言った。ダルはサニリの天性の能力に惹かれ、つきっきりで自分が教えられることは全て教えた。そしてそんなサニリもダルを実の兄のように慕う。パルクールの未来はサニリがつかむと確信していた、そんなある日だった。
サニリが少し体調が悪そうなのはわかっていた…しかしダルは目前の大会のために、最近たるんでるぞ…少しくらいなら大丈夫だろ…とサニリに練習を促す…
二人はいつものように壁から壁、フェンスからフェンスを跳び越え、練習に励んでいた。ダルとサニリにとっては手に取るほど簡単に思えたビルからビルへのジャンプ。
ダルがビルに着地した瞬間、隣にいるはずのサニリの姿はそこになかった…
はるかビルの真下、サニリの姿がそこにあった、もはや一ミリも動くことなく…
ダルは王者であることに終止符を打った…それからの生活はリビングデッド、まるで生ける屍のような生活を送っていた、とサリー。しかし、ポールが現れたことでダルの心に再び火がついた。それからの彼は見違えた。ポール、あなたのおかげよ。ダルはきっとどんな事があってもあなたを守りたかったのだと思う…
ポールは泣き崩れ、やがて立ち上がると「サリー、一週間後の大会はかならずオレが優勝する、ダルが目覚めたら伝えてくれ」
一週間後、大会の日。サリーが病室にいくと、そこにダルの姿はなかった。一方のポールはライバル、デネガの差し金による暴漢により腕を負傷していた。痛みをこらえてスタート地点に立つポール。勝負が始まった。順調な走り出しを見せるデネガ、それに対しポールの走りはどこか重い、腕の負傷が思ったよりも酷いことはわかっていた。しかしポールはダルのために、全力でデネガを追いかける。しかし、フェンスを飛び越す際に、腕のバランスを崩し転倒、足もくじいてしまう。
ダルはあるビルの屋上に立っていた。そこはサニリが命を失った場所、そして今大会のゴール地点でもあった。無理をしてここまで来たために傷口が開き出血している。しかしダルはどうしてもここで、ポールを見届けたかったのだ。
ダルの目にまず飛び込んできたのはデネガの姿だった。そして一瞬遅れてポールが後を追う。手と足を負傷して、最後のビルを飛ぶのは至難の業だった、大体の選手たちはそんな場合は棄権する。突然の強風、デネガもその足を止めて様子を見る。そのわずかな一瞬もポールは飛ぶことしか考えていなかった。痛む足で思いっきり地面を蹴り上げ渾身のジャンプ。しかし、ポールはダルの視界から下向きに消えていった。
また悪夢が繰り返されるのか…そう思った瞬間。ビルをつかむ四本の指を発見する。ポールは落下していなかった。片方の手で必死で自分を支えていたのだ。足を掛け、よじ登り、そしてついにゴールを迎える。
ポールは出血のひどいダルを発見する、すぐに救急車を呼ぶが、時既に遅くダルは息を引き取った。しかしその顔は安らぎに満ちていた。
世界大会予選…ポールの姿がそこにあった。一瞬、天を仰いだ。そして誰かと会話していたかのようにうなずくと、会心の走りでスタートを切った。
完
やはり話が荒い気が…
また何か違う題材で挑戦します…
お題も募集してみます…
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