こんばんは!まるく堂です!
こんな記事を見つけました…
Are eBooks Destroying Bookselling Culture?
(電子書籍は書店という文化を破壊している?)
世界中の本屋さんが
ここ数年で危機を迎えているようです…
記事によりますと
カナダではChapters Indigoという
書店が最大大手みたいですが、
昨年の11月で1000万円、
この6月まででも2000万円の減益だそうです…
これは、7店舗の閉店が大きな理由です…
アメリカのBordersという書店も
2011年2月の11店舗を皮切りに次々と閉店…
9月には最後の1店舗も営業を終了…
Barnes & Noble社に顧客リストを譲渡したようです…
フランスの書籍販売業者である
Bernard Terradesさんはこう言います…
「フランスはもはやAmazonに支配されている…
おかげでお客さんとのつながりが途絶えちゃってるんだ…
彼らは(本屋という)文化を奪っているんだ」
特にフランスでは
ヴォルテールやプルーストといった
文学界の巨匠を生み出したこともあり
印刷本や書店に関しては
他の国よりも伝統・文化を感じるようです…
そこでフランスでは小売りの本屋を保護するために
政府が送料無料を禁止する法律を可決しました…
「反Amazon法」ってやつです…
一方のAmazonでは無料でなければ良い、ということで
1ユーロセント(1.38円)という格安の送料にして
対抗してるみたいですが…
ヨーロッパでの「本屋と電子書籍」との競争は
「文化を守る戦い」とも言えそうです…
それでも電子書籍の売り上げは止まりません…
Random Penguin、Hachette、Simon and Schusterの3社では
全売上のうち、
電子書籍が25%を占めているそうです…
Norway’s Stavanger Universityの
研究員Anne Mangenさんは
印刷本には印刷本の良さがあると言っています
印刷本だとページを指でめくり、その積み重ねで
物語の進行度を視覚で認識することができますが
電子書籍ではそれができません…
それにより物語の定着感が印刷本よりも薄れるみたいです…
記事では
本屋に行って本を探すという行為そのものが
知覚を刺激し、満たしてくれるようです…
しかし電子書籍にはそうした感覚が一切なく
そこにあるのは孤独である…
と締めくくっています…
確かに…
私もKindle持ってますけど
これで一冊買うということは
それだけ本屋に行く機会が減ってるって
ことですもんね…
本屋は本屋でいろんな書籍に
出会えたり、探せたりする
楽しみも確かにあります…
電子書籍は電子書籍で
読みたくなったら手軽に
すぐに読めるのが魅力です…
音楽で言えば
レコード→CD→iPodに
移り変わって行きましたけど、
書籍が電子書籍でしか
買えなくなる世界も
それはそれで寂しい気もします…
上手く棲み分けが出来れば
いいんですけどね…
以上です…
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