まるく堂の〇〇やろうぜ!

ニュースや日々の生活において思う事を綴っていくブログです。

「相棒」最終回に思う…個人作家さんが気をつけたい点とは…?

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こんばんは!まるく堂です!

 

ご注意!

今回の記事はドラマ「相棒13」の最終回について

ネタバレしておりますので、

まだご覧になってない方や、後で見る予定、と言った方は

閲覧をお控え下さいますようお願いいたします…

 

「犯人はヤス」を地で行く展開… 

 

先日「相棒13」の最終回が放映されましたが…

まさかの

相棒が犯人!!!

という結末で幕を閉じました…

 

そう…

成宮寛貴さん演じる「甲斐享」

(かい とおる、通称「カイト」)が

連続暴行犯「ダークナイト」であり

実は3年前から犯行を繰り返していた…

と…

 

これには他の視聴者も不満を感じたようで…

www.j-cast.com

 

今まで、甲斐享は

若いゆえの感情的な、荒削りな部分もありましたが

悪を許さない熱血漢

というキャラクターだったんですよね…

 

時には犯人に対して

説教したり怒りをぶちまけたりと

その言葉に共感したりしたものですが…

 

お前も犯人じゃん!!!

って考えると

よくもそんなに雄弁に語れたもんだな…

と半ば興ざめしちゃいます…

 

それまで

彼が「ダークナイト」であった

という伏線は何もなかったし…

 

しかも白血病を患って

近々子供も生まれる彼女もいるのに

いくら親友のためとは言え

警官の地位を脅かしてまで

連続暴行しますか?

って話ですよ…

 

今までの彼のキャラクターとは

あまりにも逸脱しすぎてて

脚本家が前後の繋がりを顧みず

ただ思いつきで採用した

とってつけたような設定である

のは確実です…断言できます…

 

今まで荒削りな甲斐享が

右京と出会うことで

心理的に成長する物語と

とらえていたので落胆もひとしおです…

 

まあ… 

甲斐享が「ダークナイト」なら「ダークナイト」で

それでいいんですけど

やはり伏線が欲しかったですね…

 

例えば…

まるく堂版「相棒」

 

警官になって以来

恩師の仇である「ダークナイト」を

ずっと追っていた甲斐享…

ふとしたことから

杉下右京と出会い結束

 

様々な事件を解決して

信頼関係が深まるが

ある日、甲斐享は

ダークナイトが

既に亡くなっているのを発見する

 

目標を一挙に失ってしまった彼は

ダークナイトの残されたメモにより

恩師こそが裏切り者であると発覚

 

ついには彼に心酔してしまい

二代目ダークナイトとなり

彼の意志を引き継ぐ

 

それからは

杉下右京の言う「正義」と

ことごとく対峙するようになる… 

 

そして最終回

杉下右京と最後の対決…

ダークナイトと杉下右京

二人の決して交わることのない

師匠の教えに葛藤しつつも

甲斐享は

自分は杉下右京にはなれない

ゆえに「悪」の道を取ってしまった事を告白…

 

崩れ落ち号泣する彼に右京は

「また這い上がりなさい!!!」

と諭して連行されるのを見送る…

 

みたいな…

まあ、これもダメ出しされそうではありますが…


それでも

シーズンを通して

こうした伏線があれば視聴者も多少は

納得したのではないでしょうか?

 

 むしろ…

「正義」の杉下右京と

「悪」の甲斐享がタッグを組むことで

タイトルである「相棒」の意味が

グッと深みを増すシーズンにも

できたんじゃないかなあ…と…

(↑なんか…もはや「相棒」じゃない気が…)

 

物語におけるタブー 

個人的に思うのですが

物語を作る上で

タブーと呼ばれるモノ

があると思います…

 

例えば

一つは今までのことが

全部夢だったというちゃぶ台返しの

「夢オチ」だったり

 

神様とか超自然的な力で物事が解決する

「デウス・エクス・マキナ」

呼ばれるものだったりしますが…

 

個人的に思うタブーは

物語がブレること

だと思います…

 

矛盾とか整合性とか

合理性と言い換えても

いいでしょう…

 

キャラクターなんかでも

今までそれを絶対しないような

キャラクターだったのに

突然なぜかそれをしてしまう…

今回の甲斐享がいい例ですね…

 

個人作家さんは

物語の矛盾やキャラクターの整合性は

特に気をつけた方がいいと思います…

 

そのキャラクターが意外な犯人だったとしても

読者が推理できるような伏線は

貼っておくべきではないでしょうか…?

これは自分が小説を書く場合でも

戒めたいですね…

  

とは言え「相棒」も13シーズン目

さすがにマンネリ感は否めないので

多少、奇をてらった展開に

したかったのかも知れませんが

あまりに唐突過ぎました…


視聴率的には話題にもなったし

良かったのかも知れませんが

個人的には後に何も残らない

誰得のその場しのぎにしか

思えませんでした…

 

それでもファンなので…

次シーズンに期待したいと思います…

 

次は一体

誰が相棒になるのでしょうね?

仲間由紀恵さんが有力だと言われてますが…

 

個人的には

芦田愛菜ちゃんとか

マツコ・デラックスも捨てがたいです!!!

(↑本当にファンなの…?) 

 

以上です…

 

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