まるく堂の〇〇やろうぜ!

ニュースや日々の生活において思う事を綴っていくブログです。

あれから18年…神戸の事件の犯人の手記出版に思う…

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こんばんは!まるく堂です!

 

こんな記事を見つけました…

あれから18年ですか…

「絶歌」啓文堂書店では販売せず 元少年Aの手記【神戸連続児童殺傷事件】

 

あの時は…

1997年に起きた「神戸連続児童殺傷事件」の犯人男性が

事件に関する手記を出版したことで話題になってますね…

 

1997年と言えば私もかなり若かった頃ですが…

確か土曜日の夜だったと思います…

何かのテレビドラマを見てたら急に

「あの事件の犯人が捕まりました、犯人は少年です!」

と緊急速報が入って

あとはドラマそっちのけで延々と

このニュースだけが放映されていたことを思い出します…

 

当時、犯人が未成年であった事も

非常にショッキングだったんですよね…

 

そんな彼が今現在32歳となって

思うところがあったのか

手記を出版したとなると

話題になるのも当然かと思います…

 

が…

私の感想も一般的な世論とあまり変わらず

出版するべきではなかった…

って思います…

 

「表現の自由」の権利は誰にでもあるけれど…

そうなると…

犯人の彼にも「表現の自由」がある!!

とか言われそうですけど…

 

確かに…

彼の 「表現の自由」を

認めていない形になるんですけどね…

 

その理由の一つに

ご遺族の方々が彼の出版により

さらに苦しめられているってことがあります…

 

なんでまたご遺族が苦しまなきゃいけないの?

あの事件から18年…

今も決して忘れることはできないと思いますが

それでもご遺族の方々は

穏やかな生活を取り戻しつつあったと思います…

そんな矢先、再びあの悪夢を

犯人自身の手で思い起こさせることになるとは…

 

そして、人の死を

ましてや自分が殺めておきながら

それを題材に出版して

商売になっている事実…

 

もしも

自分の家族が誰かに殺されたとして

犯人が出所後

その事件の手記を出版して

ベストセラーになってたら

はらわた煮えくりかえりませんか?

 

これはもはやご遺族の方々への

精神的拷問です…

 

殺人犯の人権と

何の罪もないご遺族の方々の人権…

お互いの主張が衝突した時

優先すべきはどちらなんでしょうね?

 

一般的な感覚でいうと

当然「ご遺族の人権」となるかと思います…

でも、書籍の出版社を含め

むしろ殺人犯の人権を尊重している方々も

多い様です…

 

もちろん殺人犯の人権をないがしろにしろ

とは言いませんが…

ご遺族の反対を押し切ってまで

この出版はされるべきものだったのでしょうか?

 

もしも本当に伝えたいのならば…

犯人の彼が

本当に伝えることのみを目的としていたなら

ブログでいいじゃん!!

って思います…

 

手軽にすぐにできますよ…

でも彼はそうしなかった…理由は簡単…

儲からないからです…

 

彼がまっとうな手段で

お金を稼ぐことにはなんの文句も言いません…

ただ、このやり方は人の死を利用した

一番残酷なお金の稼ぎ方です…

 

一度でも殺人を犯した人は

生き方についても様々な制限がつきます…

仕事の面にしても、いろんな権利にしても…

その「業」は刑期を終えたからと言って

なくなるものではありませんし

罪を犯した者の人生として

受け入れて生きていくべきだと思います…

 

犯人の彼は

遺族の方を傷付けるとわかっていても

どうしても出版したかったそうです…

 

そうわかっていたならば

出版社も彼の「表現の自由」は

却下するべきでした…

そして犯人の彼自身もそれを受け入れるべきでした…

 

誰かの苦しみの上で成り立つ

「表現の自由」はできるだけ根絶するべきです…

 

こう書いちゃうと抽象的で更にいろいろな

解釈が生まれちゃいそうですけど

今回の出版に限ってみれば、

ご遺族が苦しんでるのは火を見るより明らかだし

出版自体も防げたはずなんです…

 

このニュースで一番衝撃を受けたのは

犯人の彼が関係者を通して

ご遺族の方に献本したってことですね…

正気の沙汰じゃなさすぎる…

 

ただ…そんなに人の気持ちがわかる人だったら

始めから殺人は犯してなかったかも知れませんけど…

 

まとめ…

ちょっと調べて見たら

殺人を犯した人が手記を書くパターンは

けっこうあるようで数冊みつかりました…

 

もちろん買い手がいるから

商売になるのでしょう…

 

興味がない…といったら

ウソになりますけど…

もし、それを買っちゃったら

その利益は印税として殺人犯の人達の手に渡り

意図せずして

殺したモン勝ちの状況を

作り出すことになります…

 

その売上でご遺族の方々への賠償金へあてる

という話もよく聞きますが…

自分の家族が殺されたことが利用されたお金って

受け取れますかね…?

お金はお金って割り切れる方ならともかく…

 

自分の中の価値観と比べ合わせてみても

それらは非常に気持ちが悪く

なんか腑に落ちないんですよね…

 

このニュースに関しては

賛否両論あると思います…

「賛」があるかどうかは微妙ですけど

人によって受け取り方は

違ってくるだろうなあ…と…

 

ただ…私個人に限っては

このジャンルは読まないつもりです…

 

以上です…