好きな本を自宅で無料で借りられるのはイイね!!
海外のお話ですが、こんな記事を見つけました…
ニューヨーク公共図書館がアプリ「SimlyE」でネット貸出開始!
New York Public Makes e-Book Lending Simple with SimplyE
記事によりますと、
ニューヨーク公共図書館(The New York Public Library)では
「SimplyE(シンプリー)」というアプリをiOS、Android用に開発し、
配信を開始した模様です。
このアプリをダウンロードすることで、
この図書館に利用者登録している方は、
ネット経由で電子書籍をレンタルすることが可能になるそうです。
これはかなり便利なサービスですね!
わざわざ図書館に行かなくてもいいのはスゴいです!!
現在、ニューヨーク公共図書館ではおよそ30万冊のデータベースが存在し、
デジタル化された書籍が貸出されているようです。
ちょっと「SimplyE」を試して見た…
iPhoneのApp Storeで見つけたので、とりあえずダウンロードしてみました。
様々な書籍がズラリと並んでますね!
中には普通にAmazonで売ってるモノもあります、ってそりゃそうか…
上部の虫眼鏡マークで検索もできるので、目当ての本を探すのも楽です。
これらが全て無料で、図書館に行かずにレンタルできるなんて夢のようですね。
一つ選んでみました!
昨年出版されたモノのようです…割と最近!!
「Get」ボタンを押すだけでレンタルできるようです。
ネット初心者でもわかりやすいインターフェースですね…
情報の登録画面になっちゃいました。
ここから先は実際に図書館の利用者番号等を登録をしないと借りられないみたいです。
どうやら…ここまでの様です…
検証はしてませんが、日本在住の方の登録は無理かも知れません…
日本ではどうなのか?
日本ではこうした電子書籍を貸出しているサービスはあるのでしょうか?
少し前までは「電子図書館」という名前を聞くことも多かったのですが、
最近では表立って動き出してる情報も聞きません…
「書籍の無料閲覧」と聞いて、個人的に思い出されるのは「青空文庫」ですね!
既に多くの小説が電子化され、往年の名作を無料で読むことができます。
ただし、これはあくまでも「著作権切れ」の作品が対象であり、
著作権が存在し、商標登録もされているような作品は当然ながら読むことはできません。
日本においては、こうしたネットを使ったサービスどころか、
図書館内においてさえも、電子書籍を閲覧することは難しい様です。
図書館向け「電子書籍」がなかなか増えない理由 - INTERNET Watch Watch
記事から引用いたしますと…
「電子書籍サービス」を実施しているのが54館(2014年は38館)、「デジタルアーカイブ」を提供実施しているのが122館(2014年は100館)、国立国会図書館の「デジタル化資料送信サービス」の閲覧・複写サービスが123館(2014年は31館)だった。
2014年と比べると、電子書籍を取り扱う図書館も増えている様ですが、
それでもまだまだ少ない様にも思えます…
というのも、現在日本の図書館は3261館あるんですよ!
その中で、何らかの形で電子書籍を取り扱っているのが、
合わせても300館ほどしかないんです…
およそ10分の1程度で、「普及している」というには程遠い数です。
なので、日本がニューヨーク公共図書館くらいの大規模なネットサービスを始めるのは
なかなか難しいところだと思います。
出版社との兼ね合いもあるでしょうし、コンテンツ自体も紙書籍と比べればはるかに少ないですし…
まだまだ調査段階であることが考えられます。
それでも電子書籍レンタルサービスを開始してる図書館もある!
電子書籍自体は、一度作ってしまえば維持コストも電気代くらいですし、
置き場所も取らず、在庫切れの心配もないという数多くのメリットもございます。
なので数こそ少ないものの、取り扱う図書館も増えているようです。
例えば、茨城県の筑西市立図書館とか…
東京都の「千代田区立図書館」とか…
佐賀県の武雄市図書館に至っては、自前のアプリも開発しているようです!
それぞれの図書館はその地域にお住まいの人でないと
利用できないことも多いので、ご確認の上ご利用下さい。
ただ、コンテンツを見ると文芸に関しては
青空文庫のモノもかなり多く見受けられ、最新の小説等は
なかなか難しいみたいですね…
ちょっとみた感じでは、
その昔、杉田玄白らによって翻訳、刊行された「解体新書」の原本等が見られたりしましたが…
あまり一般ウケはしなそうです…
まとめ:日本での本格実用化はまだまだ先の様な気がする…
というわけで、今回は「SimplyE」を紹介させていただきました。
ニューヨーク公共図書館、スゴいですね!
日本でも少しずつはサービスも拡大し始めてる様ですが、
この図書館くらいの大規模な冊数には
まだまだ程遠いのが現状かと思います。
基本的に図書館って商売でやってる場所でもないし、
むしろ利益で見ればマイナスで、税金によって支えられてるワケで…
そう考えると、利便性が良くなるスピードもそれほど早くない気がします。
まだまだしばらくは実際に図書館にいって
借りたい本を借りる日々は続きそうです。
個人的にはそれはそれでいいのかも…?って思います。
図書館の、シーンとしたあの雰囲気だからこそ
集中して読書できる、ってのもありますもんね!!
以上です…
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