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手嶌葵さんの2年ぶりのオリジナルアルバムが発売!
「テルーの唄」や、近年ではドラマの主題歌にも起用された
「明日への手紙」のヒットも記憶に新しい、
手嶌葵(てしま あおい)さんの待望のNEWアルバム、
「青い図書室」が発売されました!!
今年6月にデビュー10周年を迎えた手嶌葵。
その揺るぎない唯一無二の声の魅力から、数多くのCMやドラマなどで彼女の声が起用され、
フジテレビ系月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」 主題歌「明日への手紙」のヒットも記憶に新しい。
「今、日本でいちばん求められている歌声」とも形容される、そんな彼女の約2年ぶりとなる待望のオリジナルアルバム。
前作「Rendze-vous」に続くセルフプロデュースとなる今作は、懐かしくて新しい、どこか不思議で異国情緒あふれる手嶌葵ワールドに彩られた全9曲。
自身が一番好きな映画として公言する映画「紅の豚」の主題歌「時には昔の話を」をライブでも歌唱するなど、幼い頃から敬愛してやまない
加藤登紀子の書き下ろし曲2曲(「想秋ノート」「白い街と青いコート」)も収録。前作に続き作詞家いしわたり淳治書き下ろし曲が4曲収録、
さらには手嶌本人による作詞曲も2曲収録される。
ジャケットは前作「Rendze-vous」でもアルバムの世界観を繊細で美しく表現したイラストレーターの初見寧による描き下ろしイラストジャケット。
初回限定盤には今年5月にかつしかシンフォニーヒルズにて行われた「手嶌葵 10th Anniversary Concert」の貴重なライブ音源をヒット曲「明日への手紙」含む8曲収録したボーナスディスクが付属。
Amazon.com.jpより引用
今年で10周年を迎えられたんですね!
今回のアルバムではナント!加藤登紀子さんが曲を提供されてるんです!
加藤さんと言えば、「百万本のバラ」や、「さくらんぼの実る頃」、「時には昔の話を」等、数々の名曲をお持ちの大御所とも呼べる方ですよ…
手嶌さん、いろんなアーティストの方々から愛されてるんですね。
これはどんなアルバムになっているのか楽しみです!
手嶌葵さんとは?
プロフィール
1987年6月21日 福岡県生まれ。
2003年と2004年に、
出身地である福岡で行われたTEENS'MUSIC FESTIVAL協賛「DIVA」に出場。
その歌声が聴衆を魅了し、翌年には韓国で行われたイベント「日韓スローミュージックの世界」にも出演、好評を博した。
その当時彼女が歌った「The Rose」のデモCDが、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと、2006年に公開された映画『ゲド戦記』の監督、宮崎吾朗氏の耳に届く事となり、デビューへの足掛かりとなった。
「テルーの唄」の衝撃的なデビューから10年が経ち、
当時のあどけない少女から大人の女性へと成長した手嶌さん。
その唯一無二とも言える、ささやくような独特のボイスは更に洗練され、
今現在も積極的に、ストイックにアーティストとして活動されてます。
前作のアルバム「Ren’dez-vous」(ランデブー)に収録されている
「明日への手紙」は、ホントに名曲だと思います。
youtubeを見れば、モノスゴイ数の方々がこの曲をカバーしてるんですよ。
そのくらい親しまれる曲となったんですね!!
イラストレーターは今回も初見寧さん!!
アルバム「青い図書室」のイラストデザインは、前作「Ren’dez-vous」に引き続き
今回も初見寧(はつみ ねい)さんが手掛けています!!!
初見寧さんとは?
プロフィール
1969年 長崎県生まれ。福岡県在住。フリーイラストレーター。
福岡大学を卒業後、アート・インスティテュート・オブ・シアトルにて絵を学ぶ。
台湾で絵本を出版するなど、主に海外で活躍。
受賞歴は講談社イラストコンテスト、白泉社MOEイラスト・絵本大賞入賞など。
初見さんは、九州出身のイラストレーターで、海外でも活躍されています。
今回の「青い図書室」のジャケット絵がコチラです!!
いかがでしょうか?
初見さんの描く絵の特徴の一つに「緻密かつ繊細」というのが挙げられると思います。
そして絵の全面から、初見さんの人柄を写し出すように「温かみ」が感じられるんですよね。
私は彼女の絵を見るとき、何故か「羊毛フェルト」を思い出すんです。
温かくて触り心地バツグンの、あの細かい繊維の一本一本がギュッと収束して、
一つの大きな作品を築き上げてるような…
そんな感じが大好きなんです、初見さんの絵!!
初見さんはクライアントの要望に合わせて、そのスタイルやタッチも自由自在に変えて描くことのできる、引き出しがモノスゴく広い方でもあります。
実は当ブログの、上のタイトル絵も
初見さんに描いていただいたモノです!!
(↑ちょっと自慢…)
以前、電子書籍の紹介がご縁となりまして、それから私もブログとか仕事の関係で何度かイラストの依頼をさせていただいた事があります。
なので、前作「Ren’dez-vous」でイラストを初見さんが担当したという一報を聞いた時は、ホント、自分の事の様に嬉しかったですね。
手嶌さんも、かなり彼女の絵が気に入ったのでしょうね。
今回もイラストデザインを担当されると言うことで、
「手嶌葵と言えば初見寧」
というイメージも出来上がりつつあるのではないか?と…
実際、手嶌さんも初見さんも九州出身ということで、ウマが合うらしく、
すごく楽しく仕事をされていた様です。
「青い図書室」のジャケットには初見さんの絵がふんだんに使われているので、
曲はもちろんの事、イラストもぜひ楽しんで下さい!
初見さんの世界観を、より深く知ってみたい方は?
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実際に「青い図書室」を聴いてみた…
「青い図書室」とは?
「青い図書室」という言葉、
人によって思い浮かべるイメージというのが、色々と違って来るようにも思います。
青って結構不思議な色で「青空」と書くと爽やかなイメージになりますが、
「真っ青」とか「マリッジ・ブルー」と書いちゃうと、途端にマイナスな感じになったり…
そう考えると、かなり解釈に広がりのあるタイトルです。
最初に思ったのは手嶌葵さんの「葵」と「青い」がかかってるなあ…と。
そして、「図書館」ではなく「図書室」としたことで、もう少しスケールを縮小した、
「個人的な知識とか、思い出の部分」を表しているのかな?と…
つまり「手嶌葵さん本人の内面に、より迫ったアルバム」という意味が込められている気がします。
コチラのインタビューを拝見したところ…
今回のアルバムでは「本」をモチーフに製作を進められたそうです。
そしてタイトル通りに「青」がテーマカラーとなっています。
楽曲紹介
01.想秋ノート
加藤登紀子さん作詞・作曲です。
失恋から始まる歌ではあるのですが、ハンモックにゆらり揺られるような、
それでいて、どこか子守歌を思わせるような曲調です。
手嶌さんは加藤さんを幼い頃から尊敬しており、
また、加藤さんの方も手嶌さんのファンだった事から、
このコラボが実現したようです。
02.白薔薇のララバイ
「最愛の恋人を失った青年の悲嘆」を歌った曲です。
手嶌さんは楽曲を依頼する際に、ちょっとした物語を書いたメモと共に
イメージを伝えるのだそうです。
そういう意味では、手嶌さんの曲は「戯曲」に近いのかも知れません。
03.ナルキスと人魚
童話でお馴染みの人魚姫がモチーフとなっています。
「ナルキス」は人魚姫が恋する男性の名前で、手嶌さんが命名したものです。
自然とギリシア神話の「ナルキッソス」がイメージされて、
童話とはまた異なる新しいシチュエーションが生まれてますね。
04.海を見つめる日
手嶌さんがご自身で作詞を手掛けています。
彼女の作る詩には「憂い」の思いが色濃いように思えますが、
そこまで暗くなりすぎないので、しっとりと聴けます。
今にも潮騒の音が聞こえて来そうな曲です。
05.蒼と白~水辺、君への愛の詩~
思い出の品を見詰めながら、失った愛を振り返る様な曲に思います。
この曲が示す「蒼と白」というのをどう解釈するかで、
イメージが変わって来ますね。
私は、心の「哀しみと輝き」の様に受け取りましたが、
どうなんでしょうね…?
06.ワインとアンティパスト
こちらの曲も手嶌さんが作詞をされてます。
「アンティパスト」とはイタリア語で「前菜」を表す言葉です。
最初のポンっという音は、手嶌さんが実際にワインのコルクを開けてるのだそうです。
曲のエッセンスとして面白いですね。あの音好きだなあ…
どちらかというと「哀しみ」の色の方が強い今回のアルバムですが、
この曲は「幸せ」がテーマになっている感じです。
07.ミス・ライムの推理
どんな謎でも解決する名探偵「ミス・ライム」、
しかし彼女が唯一解けない謎が「恋」だった、という物語が描かれています。
曲調もリズムもシンプルではあるのですが、引き込まれてしまう魅力があります。
08.Handsome Blue
豪華客船に現れたトレジャー・ハンター「ハンサム・ブルー」。
彼が盗むのは女性達の「心」の様です。
曲構成として面白いのが、途中で手嶌さんの「語り」が入って来るところですね。
09.白い街と青いコート
アルバムのラストは加藤登紀子さんが作られた曲で締められます。
素直な気持ちを伝えられない女性の、内に秘めた哀しみが
ストレートに響く曲です。
加藤さんってスゴい人だとあらためて再認識してしまいます…
以上がアルバムの曲目となります。
今回は全体的にしっとりとした曲で構成されている様に感じました。
また歌詞も「憂い」と「哀しみ」が織り交ぜられているモノが多く、
落ち着いた感じのアルバムに仕上がってますね。
前作の「Ren’dez-vous」が割とポップな仕上がりだったので、
今回はかなりテイストが違っている様に思えます。
私はこのシックな感じも好きですね。
手嶌さんの曲はジャズを聴く感覚にも似てる気がします。
ご購入は「初回限定版」がオススメです!!
今回の「青い図書室」には「通常版」と「初回限定盤」が存在します。
もしもご購入をお考えならば、500円ほど高くなりますが、
断然「初回限定盤」をオススメいたします!!
というのも、初回限定盤には、
今年5月「かつしかシンフォニーヒルズ」で収録された8曲分の
ライブ音源CDが付属されているからです!!
曲目
1. 岸を離れる日
2. 虹
3. 朝ごはんの歌
4. 1000の国を旅した少年
5. ちょっとしたもの
6. 瑠璃色の地球
7. 風の谷のナウシカ
8. 明日への手紙
私も一通り聴かせていただきましたが、
観客の方々が手嶌さんの歌声に、まさに「酔いしれている」のが伝わって来ますね!
ライブ感覚で「風の谷のナウシカ」や「明日への手紙」が聴ける
素晴らしいライブCDとなってます!!
私も今、リピート再生で聴きながらこの記事を書いております。
ただし、こちらの初回盤は数量限定生産となってます。
やがては手に入らなくなる恐れもございますので、
お早めのご購入をオススメいたします。
まとめ:ライブも見に行きたくなった…
「青い図書室」もさることながら、初回版付属のライブCDもかなりイイです!!
聴いてたら、手嶌さんのライブにも行きたくなっちゃいました。
ぜひ青森にも来てくれないかなあ~
なんて思います。
みなさんも機会がありましたら、ぜひお聴き下さいませ~!!!