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「デスゲーム」お好きですか?
こんばんは!まるく堂です!
みなさんは「デスゲーム」という作品のジャンルをご存じでしょうか?
簡単に内容を説明いたしますと…
主に何らかの理由によって集められた登場人物たちが主催者から提示されたゲームに挑むというスタイルである。ゲームには危険を伴うことが多く、場合によっては名前の通り死を迎える可能性もある。
こんな感じですね!
閉鎖された空間に複数人が集められて、
その中でのサバイバルを強制されちゃうのが基本的なパターンで、
私もけっこう好きなジャンルです。
既存のくくりで表わすとすれば、
「ホラーとサスペンス」が融合したような形の作品が多いですね。
と言っても、「13日の金曜日」の様にジェイソンみたいな殺人鬼が
ただただ直接殺しまくるというワケではなく、
どちらかというと、主人公を心理的に追い詰めたり、
時には味方と思ってた人達と対立させたりと、イヤらしい攻撃が大半です。
俗に言う「ゲームマスター」的な役割に徹して登場人物達を苦しめるんです。
流行のきっかけになった作品を振り返ってみる…
この「デスゲーム」なんですけど、いつごろから流行しだしたんでしょうね?
個人的に「これがきっかけとなる作品だったのでは?」と思う作品が
いくつかございますので紹介したいと思います。
小説
小説のジャンルとしてはかなり昔から存在するようですが、
大ヒットにつながったモノと言えば…
1999年に発行された「バトル・ロワイアル」(著:高見広春)が
最初ではないでしょうか?
バトル・ロワイアル
西暦1997年、東洋の全体主義国家、大東亜共和国。この国では毎年、全国の中学3年生を対象に任意の50クラスを選び、国防上必要な戦闘シミュレーションと称する殺人ゲーム、“プログラム”を行なっていた。ゲームはクラスごとに実施、生徒たちは与えられた武器で互いに殺しあい、最後に残った一人だけは家に帰ることができる。香川県城岩町立城岩中学校3年B組の七原秋也ら生徒42人は、夜のうちに修学旅行のバスごと政府に拉致され、高松市沖の小さな島に連行された。催涙ガスによる眠りから覚めた秋也たちに、坂持金発と名乗る政府の役人が、“プログラム”の開始を告げる。ゲームの中に投げ込まれた少年、少女たちは、さまざまに行動する。殺す者、殺せない者、自殺をはかる者、狂う者。仲間をつくる者、孤独になる者。信じることができない者、なお信じようとする者。愛する気持ちと不信の交錯、そして流血…。ギリギリの状況における少年、少女たちの絶望的な青春を描いた問答無用、凶悪無比のデッド&ポップなデス・ゲーム小説。
「中学生同士の殺し合い」という非常にショッキングな内容から、
日本ホラー小説大賞の最終選考からもれつつも、それが逆に話題となり、
100万部のベストセラーとなった作品です。
その後は藤原竜也さん主演の映画が製作されたり、マンガにもなったり、
いずれも大ヒットを記録しました。
もうあれから18年も経つのか、と思うと時の早さを感じちゃいますが…
発行された当時は「デスゲーム」という言葉自体生まれてなかった様に思います。
しかし、このジャンルがメジャーとなるきっかけになったのは間違い無くこの作品でしょう。
私も読んだ事ありますが、中学生の若さで殺し合いを強いられる理不尽さと、
その中でも必死に生きるために知恵を絞ったり、時に命を狙われる恐怖にさらされたり、
残酷ではあるのですが、緊張の糸が途切れずに最後まで楽しめた記憶があります。
漫画
「デスゲーム」というジャンルは様々なメディアで製作されていて、
もちろん漫画も例外ではありません。
「デスゲーム」系漫画の代表格と言えば、
私は真っ先に「GANTZ」を思い浮かべますね!!
GANTZ
地下鉄のホームで撥ねられ死んだはずの玄野、加藤は謎のマンションの一室に一瞬にして転送される。そこに置かれた得体の知れない黒い球の指令により、ねぎ星人の暗殺を命じられた玄野らは、状況を把握できないままねぎ星人の元へと転送される。マンションにいた仲間によってねぎ星人は殺されるが、新たなねぎ星人が現れ…。
これも衝撃的な作品だったなあ…
主人公「玄野 計(くろの けい)」を初めとする登場人物達は、
なんらかの原因で一度命を失っているんですね。
それがなぜか生き返ってしまうのですが、「ガンツ」という大きな黒い玉の命令で、
地球に潜伏している宇宙人を殲滅する兵士として強制的に駆り出されるんです。
その戦いから逃げても、宇宙人に攻撃されても、今度こそ本当に「死亡」。
死への恐怖と、生への渇望が、
作者の奥浩哉さんの高い画力も相まって非常に生々しく表現されている作品です。
「カイジ」シリーズ
上京後、自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)は、ある日金融業者の遠藤により、かつて自分が保証人になっていた借金を押しつけられる。遠藤に誘われるままカイジは負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船「エスポワール」に乗り込む。そこで行われるのはカード12枚を使った「限定ジャンケン」。うまく勝てば借金は帳消しだが、負ければ命の保証は無いというものだった……。1998年に雑誌「ヤングマガジン」で連載を開始すると同時に大人気になった福本伸行の代表作。
こちらは直接的な命のやりとりの代わりに「お金のやりとり」が行われます。
負けた時点で膨大な借金を背負わされることになるので、
人生的に、ほぼ「詰み」になってしまいます…
これもある種の「デスゲーム」と言っても良いでしょう。
作者の福本さんの強烈な画風も特徴ですね。
LIAR GAME
LIAR GAME 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 甲斐谷忍
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/06/22
- メディア: Kindle版
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ある日突然送られてきた小包。その中には「おめでとうございます。あなたは10万分の1の確率をくぐりぬけ、ライアーゲームにエントリーされました」という手紙と、現金1億円が同封されていた。それがライアーゲームのスタートだった。30日後のゲーム終了日に、自分の所持金1億円を返還する。ルールはそれだけ。首尾よく対戦相手の所持金を奪うことのできた勝者は1億円を手にし、敗者は1億円の負債を背負う…。誰を信用すべきなのか、誰を信用してはいけないのか…。大金を前に揺れ動く、人間心理を描破した問題作!
「カイジ」をもう少しオシャレにしたような感じですね。
主人公である秋山深一の勝ち方もかなりスタイリッシュで
読んでて爽快感があります。
こちらの作品は、松田翔太さん、戸田恵梨香さん主演でドラマや映画にもなりましたね!
そちらの出来も良かったので、映像作品をみてからコミックを読み始めた人も多いのではないでしょうか?
ゲーム
「デスゲーム」っていろんなジャンルに対応できててスゴいですね!
ゲームも実は十数年前から、このジャンルが存在する様ですが…
私はコチラの作品がイチオシですね。
「ダンガンロンパ」シリーズ
【ストーリー】 舞台は、あらゆる分野の超一流高校生を集めて育て上げる為に設立された、政府公認の特権的な学園「私立 希望ヶ峰学園」。国の将来を担う希望を育て上げるべく設立されたこの学園に、至極平凡な主人公、苗木誠もまた入学を許可されていた。 平均的な学生の中から、抽選によってただ1名選出された超高校級の幸運児として……。 入学式当日、玄関ホールで気を失った誠が目を覚ましたのは、密室となった学園内と思われる場所だった。 「希望ヶ峰学園」という名前にはほど遠い、陰鬱な雰囲気。薄汚れた廊下、窓には鉄格子、牢獄のような圧迫感。何かがおかしい。 入学式会場で、自らを学園長と称するクマのぬいぐるみ、モノクマは生徒たちへ語りはじめる。 ――今後一生をこの閉鎖空間である学園内で過ごすこと。外へ出たければ殺人をすること。―― 主人公の誠を含め、この絶望の学園に閉じこめられたのは、全国から集められた超高校級の学生15人。 生徒の信頼関係を打ち砕く事件の数々。卑劣な学級裁判。黒幕は誰なのか。その真の目論見とは……。
ビデオゲームでの「デスゲーム」ジャンルと言えば、
この「ダンガンロンパ」シリーズが最強ではないでしょうか?
モノクマのキャラクターの可愛さとは裏腹にかなり残酷!
超高校級の特殊能力を持った主人公達が繰り広げる、壮絶な生き残りをかけた推理バトル、そして予測不能なストーリーにも魅せられます!
私はシリーズ3作品と「絶対絶望少女」というスピンオフ的な作品の
計4本をプレイしてますが、どれもがモノスゴク作り込まれてて楽しかったです。
一つ一つのストーリーがホントに緻密に計算されてて面白いです!
映画
「デスゲーム」と「映画」これも相性がハンパ無いみたいですよ!
と言うのも、デスゲーム系は舞台が「たった一つの部屋」だったりすることも多く、
制作費を格段に安く済ませることができたりするそうです。
CUBE
学生、元犯罪者、エンジニア、ソーシャルワーカー、警察官、知的障碍者。彼らがネズミのように閉じ込められたのは出口の見えない立方体の繋がる迷路だ。どうやって閉じ込められたのか、なぜ自分たちが選ばれたのかは誰にも分からない。食べ物も水もない。さらに調べていくと、6人は立方体の部屋のいくつかに破滅的な罠が仕掛けられていることを発見する。
目が覚めたら得体の知れない立方体の迷路にいて、
それぞれ違う職種、能力の6人が協力しあって脱出を試みるのですが…
という感じの映画です。
こちらはおよそ20年前の映画になりますが、
これも「デスゲーム」系と言って良いと思います。
アイデアがホント素晴らしくて、ラストはそう来たか!!
と思わず唸りたくなります。
ハンガーゲーム
独裁国家パネム。この国の権利者は、支配する12の地区から若い男女ひとりずつを選出し、<ハンガーゲーム>というイベントを実施していた。全国にテレビ中継されるその競技は、24人のプレイヤーが闘技場に投げ出され、最後のひとりになるまで戦う究極のサバイバル・ゲーム。幼い妹の代わりとして第12地区の代表に自ら志願したカットニスは、同郷のピータとともに人生のすべてを懸けた戦いに身を投じていく・・・。
オスカー女優、ジェニファー・ローレンスの名を爆発的に知らしめた作品です!
これもれっきとした「デスゲーム」系のジャンルに当てはまりますね。
この作品は「バトル・ロワイアル」との類似性が指摘され、
大論争を巻き起こした作品でもあったんです。
最後の一人になるまで殺し合いが続いていく部分は、個人的にも確かに似てる気がします。
でもまあ、ジェニファー好きだし、カワイイから許しちゃいます!
(↑オイ…)
「ソウ」シリーズ
老朽化したバスルームで目覚めた2人の男、ゴードンとアダム。それぞれ足首に鎖をはめられている。2人の間には自殺死体テープ・レコーダー、“再生せよ”と書かれたテープ、一発の弾、タバコ2本、着信専用携帯電話、そして2本のノコギリ。耳障りな秒針の音と共に告げられたのは、「6時間以内に相手を殺すか、2人とも死ぬか」だった―。逃げる方法はある。その【正解】に届いた瞬間、想像を絶する選択とは!?
一作目を見たときは衝撃的だったなあ…特にラストが…
二作目からはちょっと後付け感があったので、以降は見てないのですが、
7作まで作られるほどの大人気映画になっちゃいました!
これが「デスゲームあるある」だ!
このように、デスゲーム系って様々なメディアで製作されていて、
その数も膨大な数になりつつあります。
そのせいか、こんな「デスゲームあるある」が話題になってます!
記事では「デスゲームにありがちな事」がマンガと共に紹介されています。
その項目だけを引用させていただきますと…
1.突然崩れる日常
そうそう、ありがちなのが主人公が日常に退屈してたりするんです。
ところが一転して、急に殺し合いが始まってしまうパターンが
割と多めなんですよね!!
2.マスコットがデスゲームのスタートコール
これもわかるわかる!!
モノクマを始め、ダルマとか、ちょっとコミカルな感じのキャラクターが
残忍に殺戮をしていくので恐怖が倍増するんですね。
ただ、あるあるになってる時点で演出として飽きられてる感はあります…
3.主人公が良くも悪くも平凡
主人公は、序盤は無個性な感じのキャラが多いかも知れませんね。
後々に覚醒、急成長するのもお約束ですよね。
ただ、これに関しては読後のカタルシスを得るためには必要な演出だと思いますが…
4.ヒロインの家庭環境が複雑
家族が誘拐されているとか、裏切り者設定だとか、
いろいろと一筋縄ではいかない事情をお持ちのヒロインって多いですね。
そこから狂気に駆られた行動をとったりもするので、油断できません…
5.ヘタレが第一犠牲者
「も、もうオレいやだあああ!うわわあああ!!(ブシューーーー)」
ドタッ…!!(←倒れる音)
グループの中に絶対に一人は居るヘタレ担当の人物…
彼(または彼女)は一番最初に見せしめとして殺される率がかなり高いです…
6.経験者っぽい奴が居る
やたらワケ知り顔で、落ち着いた雰囲気のキャラも一人はいますね。
やっかいなのが抽象的なヒントしか言わない!!
「どういうことだよ!」と主人公や仲間が尋ねても
フッ…と笑って去って行くんですよね!
ムカつく~!!!!
ただ、意外なことに…
物語の前半で死んじゃう確率が高いです!!
かなりベテラン風を吹かせてた割にはあっけなかったりします…
7.グロい
これはもう、基本中の基本ですね。
「デスゲーム」なワケなので、残酷描写が強い傾向があるのは仕方無いですね。
そこは割り切るしかないですよ…
8.突然いい奴と化すヤンキー
主人公と対立したり、減らず口をたたいてグループの和を乱す役割も多いですが、
いざと言う時、やたら人情派となって誰かをかばって死んじゃったりもします。
9.サブヒロインがゲスい
「し…仕方無いじゃなあい!!脅されたの!あの子を殺さなければ…
私が死んじゃうんだもおおおん!!許して!〇〇ちゃん!!!(ニヤリ)」
みたいな…
隙あらば殺そうとするゲスイ女子キャラもいたりしますね…
10.なんかやばい奴が居る
この殺し合いを楽しむために自ら参加、とか
もう7回もこのデスゲームを楽しんでる…
みたいな、ちょっと異常な人物も出てきますね。
11.ラスボスのスケールがでかい
そうそう!!
最後は謎の組織の謎の執行部みたいな人が、
「今回の実験のデータが取れました」
「よし、本部へ今すぐ送信してくれ」
とか言って、もっと巨大な秘密結社をにおわせて終わったりするんですよ…
まとめ:ちょっと飽和状態なのは確かなので、新機軸を打ち立てて欲しいとも思う…
いかがでしたでしょうか?
「あるある」ができてる時点で、このジャンルが飽和状態であるのは
否めないのですが、個人的には好きなので、
「まだその手があったのかあああ!!!」
と驚いてしまうようなアイデアを盛り込んで欲しいな…なんて
思っております…
以上です…
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