中国が大規模なオンライン規制!各ゲーム会社の株価にも影響!?
こんばんは!まるく堂です!
こんな記事を見つけました…
記事によりますと…
中国政府は先日、「児童・青年の近視の予防と管理のための実施計画」を発表しました。
これは中国の子供達の、世界ワーストとも言われる近視率の高さを受けて作られたもので、オンラインゲームの年齢規制やプレイ時間の制限等が盛り込まれている、というものです。
驚くべきは、中国のゲームコンテンツのライセンスを管理している
「国家新聞出版局」という部署が発表した方針です。
「新しいインターネットのオンラインゲーム事業者の数を国が示す条件の下で制限し、年齢に応じた規制システムを探る。未成年者の利用時間を制限するため、全てのオンラインゲーム規制を実施する」
オンラインゲーム事業者の数を制限!?
その一言で、各ゲーム会社はてんやわんやです。
この計画が実施されれば、オンラインゲームを扱えない企業も出てくるワケなので、
事業そのものが存続の危機に陥ってしまう企業も少なからず出てくるのです。
その懸念は、株価にもダイレクトに影響していて、
ゲーム企業の株価チャートは軒並み下がっているそうです。
今回は中国政府の発表を受けて、
有名ゲーム会社の株価がどれだけ変異していったのかを紹介したいと思います。
とは言え、
私…株に関しては全くのド素人なので…
↑こういうグラフを見てもなんのこっちゃわからないので、
↓Bloombergさんの折れ線グラフチャートを参照させていただきました。
なお、株価チャートは私が調べた9/4時点のモノです。
ご了承下さいませ。
それではまいります!
テンセント
ゲーム企業の株価下落の一因となったのは、
間違い無く「テンセント・ショック」とも言われるモノでしょう。
テンセントは「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)」と言う、
最大100人で生き残りをかけたサバイバルゲームで大ヒットを飛ばした中国の企業です。
テンセントは日本のゲーム企業カプコンから「モンスターハンターワールド」の中国販売のライセンスを取得し8月8日に発売しました。
しかし、そのわずか5日後に発売が停止されるという異例の事態が起こってしまいます…
当初はテンセントがなぜ急遽販売を取りやめたのか、謎につつまれていました。
↓そしてここ1か月の株価の変動もこうなっています…
8月上旬は「モンハン」発売の影響を受けて、株価が急上昇しているのがわかります。
しかし8月9日あたりから緩やかに降下し始めます。
「発売停止」が正式に発表されたのが8月13日で、それ以降は急降下ですね。
その前に株を売却した方々は何らかの方法で「発売停止」の報をいち早く知り、
我先にと株を売却し始めたのでしょう。
こんなチャートからでも「情報戦の猛者」がいることが垣間見えます…
その後はなんとか盛り返していきますが、
例の中国の「児童・青年の近視の予防と管理のための実施計画」による
オンライン規制の報もあり、再び急降下してしまいました…
NetEase Games
NetEase Gamesはスマホの「荒野行動」というバトルロイヤルゲームを製作している中国の企業です。
こちらも8月8日あたりを皮切りに株価が急降下しています。
テンセントの「モンハン発売停止」がここにも影響を与えてるという事でしょうか?
その後は良いニュースも無いようで、下落が続いてますね…
コナミ
日本のゲーム企業「コナミ」はどうでしょうか?
こちらもやはり8月8日あたりから下落していますね。
8月19日あたりからは少しずつ回復の兆しを見せていますが…
↓突然、このニュースが飛び込んで来ます…
コナミは、スマホ版の恋愛シミュレーションゲーム「ラブプラス EVERY」の配信延期を発表しました。
「ラブプラス」はニンテンドーDS、ニンテンドー3DSで発売され好評を博したシリーズで、
中には登場キャラクターと結婚式を挙げたプレイヤーまで出現する程、人気の高いゲームです。
そのスマホ版という事なので、いやが上にも期待が高まっていましたが、
2度目の延期と言うことなので、愛想を尽かした株主さん達が手放していったのかも知れませんね。
カプコン
テンセントに「モンハン」のライセンス販売を許可したカプコンですが…
こちらも8月8日から急降下ですね…
8月8日恐るべし!!!
しかし一方で、8/19あたりから回復しているのは、
↓こちらのニュースの影響があったのではないかな?と思われます。
「鬼武者」久々の発売になります!!
このシリーズ、好きな方はトコトン好きですもんね!!
こうしてみると金城武さんってゲームでもめっちゃカッコイイですね…
コーエーテクモ
「無双」シリーズを始め、さまざまなヒットシリーズを持つコーエーテクモも、
例外なく下落してますね…
一応、関連ニュース自体は発表されてはいるのですが…
イマイチ、「おお!」と言う程のサプライズは無かったみたいですね…
スクウェア・エニックス
「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」という、
日本の2大RPGを独占するスクエニですが、例外なく落ちてますね…
しかし、8月28日からチャートが急上昇しています。
↓これはこのニュースが関係してるのかな?と…
中国企業のテンセントと合弁会社を設立するらしいですね。
日本と中国の巨大ゲーム企業が手を組んだらいったいどうなるの…?という期待が、
この急上昇を招いたのだと思われます…
ただ、例の中国のオンライン規制が影を差さなければいいのですが…
任天堂
任天堂もご多分に漏れず、8月8日から降下していますが、
8月下旬からはモノスゴイ急上昇を見せていますね!
これは9月から始まる「Nintendo Switch Online」サービスが始まることが一因でしょう。
これまで、Nintendo Switchのオンライン対戦は無料でしたが、
9月後半からは有料化されます。その収益に期待しての株価上昇だと思われます。
また、11月には「ポケモン」新作が発売されますし、
12月には「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」も控えてます。
あまり株価が下がる要素が無さそうなので、しばらくは安定するのではないでしょうか?
まとめ:どこの企業も定期的にサプライズニュースが必要なのかも?
今回は中国のオンライン規制を受けたゲーム企業の株価を紹介させていただきました。
私は株はやってないですし、見解も全くの素人ですが、
ニュースと株価って密接に繫がってるのだなあ…
と言う事を感じました。
株価が低迷しちゃうのは仕方無い事なのかも知れませんが、
その企業にとって良いニュースが少しでもあれば、
また回復するチャンスが充分にありそうですね。
現在のゲーム製作は、昔の様に「面白いモノを作りたい」という一心だけでは
出来ないのかも知れません。
様々なしがらみや制限の中でも、何か光るモノを作り続けて欲しいなあ…
と思った次第です。
以上です…