ロボットが自分の分身になる?
こんばんは!まるく堂です!
2018年12月16日に放送された日テレ系の番組「バンキシャ」を
ご覧になった方はいらっしゃいますか?
この番組のあるコーナーにて、
ロボット開発者である「吉藤オリィ」さんが開発したロボット
「OriHime(オリヒメ)」が紹介されていましたが、
このロボットが超スゴかったんです!!
番組そのものは紹介できませんが、概要はこんな感じです。
11月26日~12月7日まで、あるカフェが試験的にオープンされたのですが、
その店員こそが、この「OriHime」というロボットなのです。
お客さんの注文品の持ち運びや接客をこのロボットが対応するのですが、
このロボットを操作しているのは現在、不慮の事故で寝たきりになっていたり、
病気等で部屋を出られず、働きたくても働けなかった方々なんですね。
「バンキシャ」では何人か患者の方がクローズアップされていたのですが、
その内のある方は飲食店で働いていたものの、4年前に起きた転落事故で頸椎を損傷、
首から下が動けない状態となっていました。
体を動かせない生活の中、ずっと孤独を感じていたそうですが、
このロボットカフェの話を知り、これを逃したら絶対に後悔すると思い、
意を決して応募したのだそうです。
ロボット「OriHime」はオンラインで患者さん達と繫がっていて、
その方の病状に合わせた操作方法によって遠隔操作ができる様です。
紹介されていた方は、体が動かせないので「視線による操作」で、
「OriHime」を動かしていました。
「バンキシャ」ではカフェオープン前の練習風景が写されていましたが、
操作が思うように進まず、危うくロボット同士がぶつかりそうになったりと、
なかなかの苦労の跡がうかがえました。
そして研修期間が終わり…
カフェがいよいよオープン!!
今回働くのは20~40代までの10人の方々で、
1時間交代で勤務します。
「OriHime」を通じて、患者さんが注文を取りに行きます。
「バンキシャ」では、時にお客さんの方から話しかけられたりして、
戸惑いつつもにこやかに対応されてるシーンがありました。
勤務後のインタビューでは「OriHime」の可能性に手応えを感じたのか、
どことなくスッキリした表情で質問に答えていました。
そんな患者さんの様子が印象的でしたね。
開発者「吉藤オリィ」とは何者か?
この「OriHime」を開発したのは「吉藤(よしふじ)オリィ」さんと言う方です。
「OriHime」と並ぶ吉藤さんです。なかなかのイケメンですね。
↓こちらの記事によりますと…
吉藤さん自身、小学5年~中学3年まで不登校になっていた様です。
そして高校時代に電動車椅子の新機構の発明により、
国内最大の科学技術コンテストJSECにて文部科学大臣賞を受賞します。
2009年からは「孤独の解消」の実現を目指すため、
「分身ロボット OriHme」の研究開発に取り組んでおり、
現在、もっとも注目されている開発者の一人です。
そして今回の「分身ロボットカフェ」の実現の裏には、
もう一人の方の尽力があったことをご自身のツイッターで語っています。
バンキシャご視聴ありがとうございました。
— 吉藤オリィ@新著書「サイボーグ時代」1.22日発売 (@origamicat) December 16, 2018
時間の都合もあって番組では紹介されなかったが、#分身ロボットカフェ を私と一緒に構想した、番田雄太の事を知ってもらいたい。
2013年12月に私に繋がるまで色んな人に約6000通のメールを諦めずに送り続けた不屈の男。 https://t.co/pwhkwXG6A0
まとめ:ロボットを使って自分で自分を介護する着想には夢を感じる!!
人は誰かの役に立つことで生きがいを感じたりします。
その代表的なモノは「仕事」であったりするのですが、
働きたくても働けない方も、この世界にはたくさんいらっしゃいます。
そうした方々に温かい視線を向け、ロボットを遠隔操作して労働するという
一見、突拍子もない発想を着々と実現させ、
患者さん達にも生きがいを感じさせる、この吉藤オリィさんという方は
本当にスゴいですね!!
ご自身が過去にずっと孤独な経験を体験していたからこそ、
患者さんの目線に立った開発をされてるんですね。
このロボット「OriHime」がより高性能になれば、
もしかしたら将来は人に頼らずに、
自分で自分を介護できる様になる未来が来るのかも知れませんね!!
以上です…
ケアビジョン Vol.1創刊号(2018)─これからの介護を支えるICT・ロボット活用情報誌
- 作者: インナービジョン
- 出版社/メーカー: インナービジョン
- 発売日: 2018/10/20
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る