こんばんは!まるく堂です!
こんな記事を見つけました…
記事によりますと、
GoogleとAppleは新型コロナウイルスの感染者と接触した場合にスマートフォン(スマホ)に通知されるシステムを共同で開発すると発表したそうです。
えっ?スマホがどうやって感染者を認識するの?と思いますが、
仕組みとしては、1.8メートル以内に接近したスマホ同士をbluetoothで通信させ、感染した人が陽性情報をスマホに入力していた場合、過去数日間に周囲にいた人のスマホに警告通知が送られる、と言うものです。
このシステムは、5月中旬から日本を始めとする各国の公衆衛生当局が提供する専用アプリをダウンロードすれば利用できるようになるそうです。
また数ヶ月後にはOSに直接その機能が追加され、専用アプリ無しでも作動できるようにするとの事です。
これってどうなんでしょうね?
通常は自分が感染者と接触しているかどうかもわからないので、
このアプリでそうした情報がわかるのは予防と言う点では助かる部分もあると思います。
うまく機能すれば、これほど心強いアプリはありません。
ただ、疑問もチラホラ浮びます。
まず一つ目は…
陽性の方がわざわざ自分から陽性である事を情報入力するのか?
って事です…
この情報入力は感染者の方の任意にしてしまったら、正直言って意味が無いと思います。
自分でスマホに「陽性」と情報入力するのは、かなり勇気が要ることです。
もしも自分が感染したとして、自分が歩く度に他の人のスマホに「感染者と接触しました」と通知されることを考えると、かなり精神的にストレスがたまります。
(そもそも感染している事がわかってるなら外に出るなよ!って話ですが…)
そして今後どんな不利益を被るかを考えるとなかなか入力する方もいない気がします。
自分が感染しても絶対に他人には感染させられないという強い責任感を持つ方ならば別ですが…
なので、この情報入力は「陽性」と判断した医療機関が強制的にやってくれた方が、情報の信頼性が高まります。が、ただでさえ医療崩壊が叫ばれるくらいに不眠不休の労働を重ねてる医療機関の方々に、これ以上負担を掛けるのはマズ過ぎですよね…
そう考えると、このアプリは「陽性」と正直に入力してくれる方の善意と協力があってこそ初めて機能すると思います。
そして二つ目ですが、
自動車越しや、隣の部屋にいた場合でも警告が来る可能性もあり、逆に混乱を呼んでしまわないか?
と言う事ですね…
ご存じの通り、bluetoothは電波ですから基本的に壁なんかは通り抜けていきますよね?
そうなると壁越しで比較的安全な状態でも「感染者と接触しました」と言う通知がくる可能性があります。これは逆にパニックになっちゃいますよね。
そして三つ目ですが…
いたずらに「陽性」と入力する不届き者が出ないか?
ですね…
感染していないのに、人がパニックになるのを面白がってわざと「陽性」と入力する輩。世の中の人の中にはごく少数ではありますが、こういう人いるんですよね…
情報入力を感染した方の任意にしてしまえば、こうした危険性もありますし、情報の信頼性もガタ落ちになってしまいます。
正直、心配事の方が多い気もするシステムですが、
天下のGoogleとAppleの共同開発ですから、私が気がつく問題などとっくの昔に気づいて解決してくれていると思います。
5月中旬から使用できると言う事なので、使用可能になった時はぜひ試してみたいです!!
以上です…