まるく堂の〇〇やろうぜ!

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ホラー系小説『日記』(松波 慶次 著)を読了しました!

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個人的に面白かった電子書籍を紹介!!

こんばんは!お久しぶりのまるく堂です!

 

↓今回、こちらの電子書籍を読了しました!

作者は「松波 慶次」さんと言います。スミマセンが読み方がわかりません…

おそらくは「まつなみ けいじ」さんで合ってるとは思いますが、Amazonの著者プロフィールを見ると女性の方みたいです。男性的な名前で活動されている女性作家さんって何となくカッコいいイメージがあります。

 

松波さんの第一作目は「自殺考察」と言う書籍で文芸社から自費出版されています。

自殺考察

以降の作品は電子書籍にて出版されている様です。

現在、松波さんはフリーライターとして活動されています。

 

『日記』のあらすじ

社会人になり一人暮らしを始めた主人公は、日記を綴り始める。

仕事のことや彼女とのデートのこと、かわいい女の先輩のことまで。
しかし、微笑ましい出来事だけでなく、部屋で起こる「怪奇現象」のことも綴られていた・・・。

月日が経つにつれてひどくなる怪奇現象。数年前に発見された変死体とは?この部屋で一体何が起きたのか?

もう一冊の日記とともに綴られるどんでん返しのラストが待ち受けている!!

 

それではあらためて、内容を紹介していきたいと思います。

 

主人公はこの四月に大手の銀行に就職する事になった男性です。

新しく一人暮らしを始めた事を機に、彼は日記をつける事を思いつきます。

仕事は覚えることが沢山あって、なかなか大変。しかし銀行では良い先輩たちに恵まれ、部署は違うものの同じ銀行に就職した可愛い彼女もいます。

彼の日記には、そうした充実した日々の出来事が記されています。

ただ唯一気になっている事、それはアパートの自分の部屋で起きる奇妙な音でした。

最初は、よく言われている「ラップ音」的なものだと思い、なるべく気にしないようにしていましたが、徐々に無視できないくらいに頻繁に音が鳴り始めて来ます。

このたった一つの出来事から、彼の運命の歯車が狂い始めていきます。

 

良かった点

日記という表現方法

この『日記』と言う小説は、タイトル通り日記によってストーリーが展開していきます。

日記をつけている方はわかると思いますが、日記って書き手のプライベート部分が非常に強く出ますよね?普通は誰かに読まれる事を前提にしていない書き物なので、気兼ねなく自分の素の部分が出せるワケです。松波さんは文章力が非常に高い方だと思います。

一言で言うと、本当に日記っぽい!!

文章は日記にありがちな口語体ですが、すごく自然で読みやすいです。

人の秘められた部分をこっそりと読んでいる気分にさせられるくらいに没頭して読んじゃいます。

 

実はストーリーを少し読み進めて行くと、同じ四月頃に彼女の方でも日記を付け始めている事がわかります。

それまで男性視点でだけ展開されていたストーリーが、女性視点によって同じシチュエーションでも違う側面が見えてきたりします。そうした男性心理、女性心理の対比も面白いと思いましたし、それぞれの日記をストーリーに自然に関わらせてくるのも上手いなあ、と感心した次第です。

 

じわりじわりと来る恐怖…

ホラー小説は、映像作品と違って急に怪物をグワっと出して驚かせるといった手法を取ることがなかなか出来ませんよね?

例えば、「その時、主人公の背後に怪物が出た!!」とか書いても、読み手の方は「ひいいい!怖いいい!」となる事はなかなかありません。

それでは何をもって怖がらせるかと言えば、やはり作者さんの文章表現力だったり、身の毛もよだつようなシチュエーションを設定したり、想像して怖がらせる工夫が必要だと思うんです。

この『日記』と言う小説は読み進めれば進むほど背筋がゾワっとしてきます。

それはなぜなのかを個人的に考えてみたのですが、まずは順風満帆とも言える主人公の「リア充」生活を最初に見せてから、ジワリジワリと真綿で首を絞められてくる様な、その置かれた境遇のギャップが感じられるからかな?と思いました。

舞台も自分のアパートで、きっかけはミシっとなるラップ音の様なものと言う、誰もが少しは味わう可能性のあるシチュエーションから始まるのも、逆に親近感があって怖くなるのかも知れません。絶対に自分だったら味わいたくない!と強く思わせる様な…

そう考えてみると、この作品はホラー小説たりうる条件を十分にクリアしているんですよね。

 

ラストに向けての展開も面白い!

この作品の本来のタイトルは『日記』なのですが、Amazonで検索してみると、

『日記: 日記で綴られる物語の恐ろしいラストとは!?』と言うタイトルになっています。

つまりは作者の松波さんはラストのオチにかなりの自信を持っている様に見受けられます。実際、私がこの小説を読もうと思ったのもこのAmazonのタイトルに惹かれたからでもあります。

ネタバレこそしませんが、少しだけ言わせて下さい。

この小説を読んでいくと、途中ところどころで違和感を感じる方も多いと思います。

そして衝撃のラストに関しては「え…ちょ…待って、どういうこと?」と少し混乱してしまう方もいるかも知れません。(私がそうでした…)

後々、冷静になると「ああ!そういう事か!」と作者さんの伏線や計算がわかってくると思います。

いやはや、スゴい日記を読ませていただきました…

このブログをお読みの皆様には、ぜひ驚愕のラストを味わって頂きたいと思います。

 

松波 慶次さんの他の作品を紹介!

『日記』を読み終わって、松波さんの他の作品に興味を持つ方もいらっしゃると思います。

現在は計5冊を出版されていて、どの書籍も評価が高い様です。

 

先ほど紹介しました『日記』はAmazonプライム会員であれば誰でも読める「Prime Reading」対象作品です。

また下記の3作品においては「Kindle Unlimited」対象作品となっています。

個人的にAmazonの「Prime Reading」の対象作品に選ばれるってスゴイ事だと思います。

「Kindle Unlimited」は作品さえあれば誰でも参加できますが、「Prime Reading」はまずAmazonから選ばれてメールが届かないと参加できないんですよね。

「Kindle Unlimited」は対象作品が200万冊以上ありますが、「Prime Reading」はおよそ1700冊弱で、小説関連の電子書籍は66冊しかありません。その内の一冊に『日記』があるのはやはりスゴイと思うのです…

 

松波 慶次さんのSNS・ブログ

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ブログ

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松波慶次さんは現在プロの小説家を目指しつつ、フリーライターとして活動されています。

2021年にはまだ新作は発表されてないみたいですが、『日記』がすごく面白かったので、これからも継続して作品を書いていって欲しいなと思います。

実力はある方だと思うし、今後も確実にファンは増えていくと思いますので…

 

以上です…