こんばんは!まるく堂です!
久々の更新になります…
実は最近「目まい」がヒドくてなかなか記事を書くこともできませんでした。
症状が出始めたのが一週間くらい前だったのですが、
朝起きたら息苦しい感じがして、そこから視界が回転する様な感じの
強い目まいが急に始まったんですよね…
あまりにグルグル回りすぎて、ちょっと気分も悪くなり出し、
「あ、これはヤバいかも…?」と直感的に思いました。
<これで吐き気も強くなってきたら家族に救急車呼んでもらおう…>
と思うくらい切羽詰まった状態だったのですが、
幸い吐き気はあまりなかったので、その日はそのままずっと寝込んでました…
それでも、目をつむっててもぐるぐる回る感覚が続いてて、
ほぼ一睡もできなかったですし「もしかしたら寝てる間に死ぬかも…?」と言う恐怖もあってかなりツラかったです。
次の日、目まいが少しだけ収まったので病院に行ってみることにしました。
病院にて…
病院では普通、予約している方が優先されます。
なので予約無しだと、かなり待たされる事になります。
待合室ではけっこう人が多く、その間も頭のフラフラ感は続いてたので
私は診療室近くのベンチソファーでずっと座って待っていました。
その間、いろいろと考え事をしていましたね…
<この症状、ずっと続くのかなあ…?パソコンやるだけで目まいしてるし、この状態で普通に生活なんかできないし、どうしよう…?>とかなり不安にもなりました。
実は、この病院に来る前にネットで近くの病院を何件か調べたのですが、
その検索している最中もかなり目まいがヒドかったんです…
ひょっとしたら、このブログ記事ももう書けないかも知れない!?
なんて思いも駆け巡りました。
「あ~あ…もう最悪だ…目まいは治らないし…まだまだ呼ばれないし…」
と、ちょっと自暴自棄っぽい感じにもなってしまいます。
とある患者さんの話…
その時、とある方が診療室に呼ばれたんですね。
顔は見えず後ろ姿だけだったのですが、おそらくは30歳前後くらいの方だと思います。
その人が診療室に入ると、カーテンがサッと閉じられました。
診療室の前にはもう一つドアがあって、そこを閉めることで完全に待合室と遮断されるのですが、ただこのコロナ禍のせいか換気目的なのか、そのドアがたまたま空いてたんです。
そのせいもあって診療室の話が割とハッキリと聞こえてきました。
特にお医者さんの声が割と太くて聞こえやすく、
カーテン越しだとほぼそのまま筒抜けでした…
すると、お医者さんがその患者さんに対してこんな事を言っていました。
「非常に申し上げにくいのですが…
○○がんの可能性が非常に高いです。」
え…?
かなりストレートな物言いだったので、一瞬、耳を疑いました。
でも何回か「がん」と言う言葉を繰り返していたので、おそらく聞き間違いと言うのはないと思います。
自分が言われたワケではなく、その方に言っているハズの言葉なのに
それでも個人的にかなりショックを受けました。
もちろん、一番衝撃を受けたのはその患者さん自身であるとは思うのですが…
<なんでこんな席に座っちゃったんだろ…?>
と、聞いてしまった後に、後悔も感じました…
がんを宣告されると言うのは、本当にツラい経験だと思います。
それが自分に向けられて語られる事を想像するだけでも恐ろしさを感じるのに、
その患者さんは一体どんな気持ちでその宣告を受け止めたのでしょうか?
それから10分くらい経過した後、カーテンが開きその患者さんが出て来ました。
私はその方の顔を見る勇気が無かったので、寝たふりをしてました。
その方は少し離れたベンチソファーに座り、しばらく会計を待っていた様です。
そして自分…
その後、私の名前が呼ばれました。
診療室に入り、一通り症状の説明をした後、お医者さんからいくつか質問されました。
結果的には「三半規管」に何か異常があるのかも?と言う事でした。
三半規管は耳の近くにあるバランスを司る器官です。
ここがおかしくなると、平衡感覚を失い目まい等の症状を起こすことがある様なのです。個人的にも、それまでの症状を考えると妙に納得がいく診断でした。
とりあえず目まいを抑える薬で様子をみましょうと言う事で、診療室を出ました。
私自身、何か重い病気なのかも?と言う覚悟もちょっとあったのですが、
そういう流れにならなかった事で素直に安心しました。
まあ、三半規管の異常と言うのも初めての経験で、決して軽いものではないんですよね、めっちゃツラかったし…
それから処方された薬を飲んで一週間ほど経過しましたが、
かなり目まいが軽減され、現在ではほぼ日常生活に影響が出ないくらいになりました。
まだまだ本調子と言うワケではないのですが、こうしてブログを書けるくらいには回復しております!
そしてふと、一週間前にがんを告知された、あの患者さんを思い出します。
あの人は今、どんな気持ちでいるのでしょうか?
全く顔も見てなかったので、どんな人だったかさえもわかりませんが、
いろいろ考えて、何かいたたまれなくなります。
なんとか回復される事を願うばかりです。
そして今回の件で…
もう診療室近くのベンチソファーには
絶対に座らないようにしよう!
と心にかたく誓ったのでした…
以上です…