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Amazon Prime Videoで配信中の『仮面ライダーBLACK SUN』全10話を見た感想(ネタバレ無し)

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目次(文字数:5100字前後)

「仮面ライダー」シリーズ50周年を記念して製作された大人向けの仮面ライダー!!

こんばんは!まるく堂です!

Amazon Prime Videoにて2022年10月28日より配信が始まった

『仮面ライダーBLACK SUN(ブラックサン)』全10話を視聴しましたので

紹介していきたいと思います。

www.kamen-rider-official.co

「仮面ライダーBLACK SUN(ブラックサン)」とは何か?

このドラマはAmazonのオリジナルの「仮面ライダー」シリーズで、

Amazon Prime Videoの独占配信となっています。

あらすじ

時は2022年。国が人間と怪人の共存を掲げてから半世紀を経た、混沌の時代。
差別の撤廃を訴える若き人権活動家・和泉 葵は一人の男と出会う。
南光太郎──彼こそは次期創世王の候補、
「ブラックサン」と呼ばれる存在であった。
50年の歴史に隠された創世王と怪人の真実。
そして、幽閉されしもう一人の創世王候補
──シャドームーン=秋月信彦。
彼らの出会いと再会は、やがて大きな
うねりとなって人々を飲み込んでいく。

元々は1987年~1988年にかけて放送されたテレビドラマ『仮面ライダーBLACK』と言う原作がありまして、本ドラマはそのリブート版と言うべき内容となっています。

Amazon.co.jp: 仮面ライダーBLACKを観る | Prime Video

主な登場人物はこの『仮面ライダーBLACK』に則したものになっていますが、本作オリジナルのキャラクターも存在します。

 

リブート版とは言うものの、ストーリー的にはかなりダークな展開となっており、

オリジナルの『仮面ライダーBLACK』が持っていた明るさを期待して見てしまうと

かなり手痛い目に遭います!!

それもそのはず、この作品は18歳未満視聴禁止の「18+」に指定されているのです。

全然子供向けじゃありませんのでご注意下さい!

 

Amazonでは2016年にも『仮面ライダーアマゾン』のリブート版である、

『仮面ライダーアマゾンズ』と言う作品を配信していますが

こちらもかなりグロテスクな表現がありましたが、『仮面ライダーBLACK SUN』ではそれに輪を掛けて目を背けたくなるような描写がてんこ盛りです!

おそらくAmazonさんはそうした作風が好きみたいなので、耐性の無い方には決してオススメできません…

登場人物/キャスト

『仮面ライダーBLACK SUN』では有名な俳優さん達が多数出演されています。

仮面ライダーBLACK SUN=南光太郎(2022年)/ 西島秀俊

少年の頃にある実験室で「キングストーン」と呼ばれる石を体に埋め込まれ怪人化、

次期「創世王」候補としての宿命を受ける。

年齢はおそらく70歳を越えてると思われるが、ゆっくりと年を取っているらしい。

依頼されれば、借金の取り立てや汚れ仕事も請け負う暮らしをしており、

和泉葵の暗殺も金のために実行しようとする。

しかし葵がキングストーンを持っていた事から、はからずも彼女を守る事になっていまう。彼女と交流を重ねる内に光太郎の気持ちにも変化が表れるが…

 

南光太郎を演じるのは、第94回アカデミー国際長編映画賞に選ばれた『ドライブ・マイ・カー』にも出演されていた西島秀俊(にしじま ひでとし)さんです。

満身創痍で心身共に疲れ切った南光太郎、しかし無口ながらも葵にだけは見せる不器用な優しさだったり、そうした心の機微を圧倒的な演技力で表現されています。

そのいぶし銀の演技はまさに圧巻です!

仮面ライダーSHADOWMOON=秋月信彦 (1972年・2022年)/ 中村倫也(なかむら ともや)

少年期に南光太郎と共にキングストーンをその体に埋め込まれ、

彼もまた次期「創世王」候補の宿命を背負う。

怪人の権利を主張する組織「護流五無(ゴルゴム)」の一員として活動していたが、

内部争いに敗北し50年もの間、檻の中で幽閉され続けてきた。

老化していないのは、怪人の身体能力を活性化させるゼリー「ヒートヘブン」を食しているため。

解放後は、怪人を人間の上位として君臨させる事を画策、兄弟同然に育ってきた光太郎とも袂を分かつことになるが…

 

秋月信彦を演じたのは若手俳優の中でも、ずば抜けた演技力と名高い中村倫也さんが演じています。

その甘いマスクからは想像が出来ないくらいに、信彦が持つ狂気をにじませた演技はスゴイの一言です。

仮面ライダーBLACK SUN=南光太郎(1972年)/ 中村 蒼(なかむら あおい)

1972年当時の南光太郎。

秋月信彦と共に「五流護六」の一員として活動していたが、ある事をきっかけに離反する事になる。

 

若き日の南光太郎は、中村蒼さんが演じています。

ドラマを見てて思ったのですが、中村さんはどことなくなんですけど

1987年のテレビドラマ『仮面ライダーBLACK』で主演を務めていた「倉田てつを」さんの当時の姿にけっこう似てる気がするんですよね。

↑いかがでしょうか?顔のパーツが割と似てて、今回のドラマのために寄せてきたのかどうかわかりませんが、当時の『仮面ライダーBLACK』を知る方にとっては納得のキャスティングだと思います。

 

↓Twitterにて中村さんのコメントが聞けます!

和泉 葵(いずみ あおい)/ 平澤宏々路(ひらさわ こころ)

中学生でありながら、国連で怪人の権利を堂々と説いた若き人権活動家の少女。

これまで普通の生活を送っていたが、彼女の存在を良く思わぬ連中も存在する。

怪人のクモ男に命を狙われるが、同じく彼女の命を狙っていた南光太郎に助けられる。

 

本作の真の主人公と言っても良い存在である「和泉 葵」を演じた平澤宏々路さんは弱冠15歳でありながら「ゆるキャン△2」等、数多くの有名作品に出演されています。

彼女が演じた「和泉 葵」と言うキャラクターは、もう次から次へとめちゃめちゃ可哀想な目に遭ってしまうのですが、持ち前の気の強さを上手く演じられていました。

子役時代からこの仕事をされているせいか、西島秀俊さんや中村倫也さんと言った蒼々たる俳優陣の前でも堂々とした演技をされていましたね。特に泣きの演技が、感情を持って行かれそうになるほど上手かったです。

 

↓Twitterにて平澤さんのコメントが聞けます!

小松俊介(雀怪人) / 木村舷碁(きむら げんき)

通常は人間の姿だが、怒りで感情がコントロールできなくなるとスズメ怪人の姿になる。力は人間とほぼ同じかそれより弱いくらい。

幼なじみである和泉葵をいつも気に掛けている。

 

スズメ怪人である小松俊介を演じた木村舷碁さんは、

実はこの本作が人生初めての出演作品だったそうです。

初作品でここまでヘビーな作品に出てしまうとは…

正直、木村さんの演技はそこまで上手いわけではないのですが、

それでも等身大の少年の部分をよく出せていたなと思います。

 

↓Twitterにて木村さんのコメントが聞けます!

『仮面ライダーBLACK SUN』の見どころ

「怪人」たちの悲哀

『仮面ライダーBLACK SUN』のテーマを一言で言うならば、間違い無く「差別」であると思います。

今作で出てくる「怪人」と言うのは、従来の仮面ライダーシリーズにあった「悪い存在」とか「人類への脅威」と言った感じで表現されては無いんですね。

怪人たちは怒りの感情によって姿・形を異形のものに変身させてしまいますが、力は人間とほぼ同じくらいですし、人間でも徒党を組まれればあっという間に倒されてしまう存在です。

ほとんどの怪人は人間と争うことなどせず、共に生きていきたいと願っている者たちです。そして怪人たちに共感し擁護する人間たちもいます。しかし、怪人達は喫茶店などのお店の入店を断られたり、彼らを排除するためのデモが頻繁に行われ暴言を浴びせられたりと、彼らを恐れる人間たちも一定数いて共存とはほど遠い状態が続いています。

もちろん悪い怪人だってたくさんいますが、それは人間だって同じ事。怪人達を利用して利益を貪ろうというワルも存在します。しかし差別されているのは圧倒的に怪人たちの方が多いのです。

 

『仮面ライダーBLACK SUN』の世界では和泉 葵の視点を通し、人間の立場、怪人の立場が見えてきます。それは現代社会にも通じる差別の背景にある縮図となっている様にも感じます。

究極の中間管理職、三神官の一人「ダロム」!!

『仮面ライダーBLACK SUN』で個人的に注目していたキャラクターがいまして、

それは三葉虫怪人に変身する「ダロム」と言う人物です。

ダロムは「ゴルゴム党」と言う政党の事実上のトップの地位にある人物で

人間界に進出して、怪人たちの繁栄の為に尽力しています。

しかし、ルー大柴さん演じる内閣総理大臣の堂波真一(どうなみ しんいち)に良いようにこき使われるんです。

怪人たちのためと色々と我慢して従っているのですが、下の怪人からの不満も噴出していたりと、まさに「中間管理職」の苦悩を味わってる人物なんですよね。

演じる中村梅雀(なかむら ばいじゃく)さんが醸し出す中年特有の悲哀もあって、悪いヤツなのに同情せざるを得ないキャラクターで、個人的には好きでしたね。

このダロムの行く末にもぜひ注目していただきたいです!

第9話~第10話にかけての演出がめっちゃ良い!!

『仮面ライダーBLACK SUN』は全10話で構成されており、

すでに配信日当日に全話が配信されています。

 

そして後半になるにつれてストーリーもクライマックスになり盛り上がっていくのですが、第9話の後半あたりから最終回である第10話にかけて、

当時の『仮面ライダーBLACK 』をご存じの方なら思わずニヤリとしてしまう

演出があって、これがまた神がかっているんです!!本当によく作ったな、と…

もうここだけはぜひぜひ見て欲しいですね!!

 

まとめ:『仮面ライダーBLACK SUN』はダークなストーリーだけど一気見しちゃうほど楽しめました!!

今回はAmazon Prime Videoで独占配信されている『仮面ライダーBLACK SUN』を紹介させていただきました。

本当は一日一話と、少しずつ楽しもうかなと思ったのですが、ストーリーの続きが気になり過ぎて、気が付けば2日間で全話を見終わってしまいました。

 

Amazonの作る「仮面ライダー」シリーズはどうしてもダークな感じになってしまうのですが、それがまた面白いんですよね。従来の仮面ライダーシリーズが持つ「正義」が存在しないと言いますか…混沌の中で誰もがもがいている様を垣間見る感じです。

見終わった後に、あなたが感じるのは希望なのでしょうかそれとも絶望なのでしょうか?

 

『仮面ライダーBLACK SUN』全10話はAmazon Prime Videoで配信中です!

最終話までぜひぜひ見て頂きたい作品です!

 

以上です…

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