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AmazonによるKindle書籍パワーアップ計画!?
こんな記事を見つけました…
「Kindle in Motion」はクール!でも読者はそれ、好きなの?
Kindle in Motion Feature Is Cool, But Do Readers Like It?
記事によりますと、Amazonでは電子書籍の新しい形として、
「Kindle in Motion(キンドル・イン・モーション)」というサービスを開始したそうです!
しかし、海外の方でもひょっとしたら知らない人も多いかも知れないというくらい、
かなり地味に展開している様です…
「Kindle in Motion」とは?
それでは「Kindle in Motion」を簡単に説明いたしますと、
ページ内に動画等のアニメーションを挿入し、動きを見せることができる電子書籍
と言うことです!
それまで挿絵程度の画像しか挿入できなかったモノが、ちょっとしたアニメーションを入れる事で、かなりダイナミックな演出ができるようになるのです!!
「Kindle in Motion」対象作品
「Kindle in Motion」の対象作品は8/14現在、下記の6作品のみとなっています。
ただし、全て英語版です。また、e-inkを使ったKindle端末(Paperwhite等)ではアニメーションは見られません。スマホやタブレットPCでご覧ください。
いずれもKindle Unlimitedで読み放題対象作品です。
エドガー・アラン・ポー作品集「Darkness There」
Darkness There: Selected Tales by Edgar Allan Poe [Kindle in Motion]
- 作者: Edgar Allan Poe
- 出版社/メーカー: AmazonEncore
- 発売日: 2016/07/26
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
秘密の花園(The Secret Garden)
The Secret Garden [Kindle in Motion]
- アーティスト: Hannah Christenson
- 作者: Frances Hodgson Burnett
- 出版社/メーカー: AmazonEncore
- 発売日: 2016/07/26
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
他、4作品が対象となっています。
Tracks of Her Tears [Kindle in Motion] (Rogue Winter Novella Book 1) (English Edition)
The Matchmaker's Playbook [Kindle in Motion] (Wingmen Inc. 1) (English Edition)
Dead in Her Tracks [Kindle in Motion] (Rogue Winter Novella Book 2) (English Edition)
The Matchmaker's Replacement [Kindle in Motion] (Wingmen Inc. Book 2) (English Edition)
今回は「秘密の花園(The Secret Garden)」を例に紹介していきたいと思います。
The Secret Garden [Kindle in Motion] Kindle版
上のリンクからサイトへ飛ぶと、赤枠部分がアニメーションで動いているのが「Kindle in Motion」対象作品です。
紹介画像に「See a video preview」と書いているので、そこをクリックすると動画が始まるので、それでコンセプトが大体わかると思います。
実際にダウンロードしてみた…
これが表紙画面です。静止画なのでわからないですけど、
実際にはアニメーションが働いていて、タイトルがジワリと現れるんです。
切り換えも可能
アニメーションを見たくないという方は切り換えも可能です。
設定画面の「Aa」という部分をタップすると上の様になります。
そこで「メディアを表示」をOFFにすると、これまで通りの状態で小説が読めるようになります。
「Kindle in Motion」の可能性とは!?
このサービスを利用するとどうなるかを自分なりに予測して、少し並べてみたいと思います。
まずはメリットからです。
他の書籍より目立つ?
いざその書籍をクリックすると、本の表紙が動くのはちょっとビックリしますね。
これまでのKindle書籍にはなかった挙動なので、しばらくの間は他の書籍よりも目立つ可能性がありますね!
普及し出すとめずらしくも何ともなくなりますが…
絵本には最適?
一番最適なジャンルは絵本かも知れません。
ページを開いたら、キャラクターがちょっとでも動き出すと子供達も喜びそうです。
わかりにくい説明もアニメーションで表示?
文章でわかりにくい説明も、図解だとすんなり理解されることもありますよね?
そうした場合は、かなり重宝しそうです。
一方でデメリットも存在しそうです…
容量が大きい
これは自分で実際にダウンロードしてわかりましたが、一つの作品につき60MBくらいありました。
これでは気軽にどこでもダウンロードというワケにはいかないですね…
作るのが大変?
動きのある画面を見るのは面白いですが、
一体それを誰が作るの?と言えば、作者に決まってます…
一つのアニメーションを作るのに、相当時間がかかることも予想されますし、
ホイホイと簡単には使えなさそうですね…
少なくとも私はアニメーションの知識が全くないのでムリです…
大人だと、逆にイライラしてしまう?
最初のウチは物珍しさで見てしまいますけど、しばらくするとこうしたアニメーションが逆にウザくなる可能性もあります。
静かに落ち着いて小説を読みたいのに、変に画像がガチャガチャ動くと集中力が途切れてしまいそうです。
日本ではいつやるのか未定…
毎度毎度、サービスが世界よりも遅れる日本ですが、いつ頃からこのサービスが利用できるようになるんですかね?
それとも、もう作れるのかなあ?
いずれにせよ「作り方」を調べてみましたけど、何のヒットもしなかったんですよね…
海外の個人作家さんもまだ着手してなさそうなので、今はまだ完全にAmazonでしか製作できないのかも知れません。
まとめ:普及するかどうかは未知数
Kindleでもアニメーションを取り扱うことができるようになると、表現方法にも幅が広がりますね!!
現時点ではアニメ的な演出のみの様ですが、これに音が加わると漫画なんかはかなり迫力が出そうです。
ただ、AppleのiBooksなんかはこういうアニメ埋め込みが既にできるんですよね…
なので、かなり後発とも言えます…
それでも、電子書籍の一番手とも言えるKindleにおいて出来る様になるのは、
かなり大きな意味を持ちます。
果たして、この「Kindle in Motion」がどうなっていくのか、じっくり静観したいと思います。
以上です…