電子書籍は本当にオワコンなのか!?
こんばんは!まるく堂です!
最近…
「電子書籍が流行ってない」という流れの記事が
横行してる感じがしませんか!???????
「電子書籍 流行ってない」「電子書籍 オワコン」とか検索すると
ウジャウジャ出てくるんですよ!!!!
って、私がそういう特定のキーワードでサーチしてるから
当たり前と言えば当たり前なんですけどね。
電子書籍で何冊か出版させて頂いている私からすれば、
非常に悲しい事ではございますが…
でも、あたしゃー認めないよ!!
ただ、言われてみればなんですけど、
外を出歩いても、Kindleで本を読んでる人なんて自分以外見かけたことないし、
誰かが「電子書籍ってさあ…」的な話題をする人も聞いた事ありません。
私が住んでる所は青森なので関東あたりだと、もう少し状況は違うのでしょうけど…
確かに…
「流行ってる」とは口が裂けても言えない
状況かも知れません…orz
(↑早々に認めちゃってるし…)
しかし、
しかしですよ!裁判長!!
ここにムジュンを示すデータがあるんです!!
くらえ!!
(↑「逆転裁判」のノリです…)
記事によりますと、株式会社インプレスが調査した結果、
2014年度の電子書籍の総売上が1,266億円で、
2015年度は1,584億円と、300億円以上も売上が伸びてるんですよね。
日本においては、ここ数年右肩上がりが続いてます。
前年度と比べて、こんなにも急成長してる電子書籍。
売上を伸ばしてるのに「流行ってない」ってこと、あるんでしょうか?
今回、「電子書籍が流行ってない」と思われてしまう理由を
自分なりに考えてみました…
理由その1. 特定の人がリピーターになってるだけ?
コチラのグラフをご覧下さい…
これはINTERNET Watchさんの記事から参照したモノですが、
電子書籍の売上のおおまかな内訳です。
これを見ると、電子書籍ではほとんどと言っていいほど
コミックが圧倒的に売れているワケです。
漫画に関しては大半が続きモノになっていて、1巻では収まりきれません。
なので、同じ方が何冊も購入してる可能性が高いんですね。
私でも、「うしおととら」、「キングダム」、「ジョジョ第7部」、「エヴァンゲリオン」なんかは全巻Kindleで購入しています。
つまり、漫画だと一人で100冊以上は購入しているワケですよ…
そう考えると、売上の大半は、新規でKindle端末を購入した人ではなく、
それまでのリピーターが何冊も買ってるから…という事も考えられますね。
そもそも漫画って、小説と違って読むスピードが格段に早くて、
バトルシーンだけで構成されてたりすると、ものの5分で読んじゃったりもします。
それなのに、紙書籍だとけっこうかさばるので、複数巻を持ち運びするのさえ大変だったんですよね。
それが電子書籍の登場で、一つの軽い端末に全巻を入れる事ができるのは、
一種の革命と言ってもいいでしょう。
その恩恵は、小説よりも漫画の方が受けてる感じですね。
ただ、漫画を購入する人は、リピーターのほうが多いのかも知れません。
リピーターが繰り返し買ってるなら「流行ってる」とは、
ちょっと言い辛いですね…
理由その2. 様々なデバイスで読めちゃうから?
「電子書籍を読む」というと、KindleとかKoboのリーダー端末で読むようなイメージを
持ってしまいますけど、今だとアプリさえ入れればスマホやiPadでも見れたり、
PC、携帯ゲーム機でも読むことが出来ちゃいます。
様々なデバイスで読まれていると「電子書籍を読んでる」という風には思われないのかも知れません。
実際にはたくさんの電子書籍が読まれてるにもかかわらず、
「スマホをいじってる」「タブレットPCをいじってる」という感じで、
電子書籍が利用されてるという認識にはなってないのではないかと思われます。
理由その3. 紙書籍推進派の裏工作?
世の中には、紙書籍を愛するがあまり、電子書籍を撲滅させたいと思ってる人達が少なからずいて、
「電子書籍は終わった…」「電子書籍は飽きられた」と吹聴することで、
売上が下がっている紙書籍の復活を目論む秘密結社的なモノが…
あるワケないか…
スミマセン…ただの私の戯言でした…
これは忘れて下さい。
こ、こう言わないと…
ヤツらに…
ヤツらに殺されちゃうからああああ!!!!!!
(↑誰だよ…)
まとめ:それだけ、電子書籍が浸透しつつある証拠なのかも?
と、あまりたいした推測にはなってませんでしたが…
例えば、ポッキーとかポテトチップスとか、超ド定番のお菓子が300億円売上がアップしても「流行ってる」とは言わないと思うんですよ。
こんな感じで、オワコンオワコンと言われるのはある意味、世間にかなり浸透してて、あって当たり前の状態になっているからこそ、ではないでしょうか?
来年は2000億円市場になるとも言われてる電子書籍なので、
これからも、どんどん売上を伸ばしていって欲しいですね。
私もなんとか良い書籍を執筆して、それに貢献できるように頑張れればなあ…と思います。
以上です…