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未完作品の取扱いがヒドすぎいいいい!!!
こんばんは!まるく堂です!!
こんな記事を見つけました…
テリー・プラチェットの未完の小説がローラー車で破壊される
イギリスの小説家で「テリー・プラチェット」さんという方がいます。
SFやファンタジー作品を得意とし、5000万部以上もの売上を達成した、
ベストセラー作家です。
「ディスクワールド」シリーズを名前だけでも知ってる方も多いと思います。
テリーさんは残念ながら2015年3月に、
アルツハイマー病が原因で亡くなっているのですが、
彼が残した遺言に、こんな文言があったそうです。
「私が死んだ場合は、私が取り組んだ未完作品の全てのデータが入っているコンピューターを道路の真ん中に置いて、
ローラー車で轢いて破壊して欲しい」
テリーさんのマネージャーと近しい友人達は、その願いを叶えるため、
先日行われたテリーさんの記念展示会において、実際に蒸気ローラー車を用意し、
遺言通り破壊したそうです。
コレがその時の写真です。
ハードディスクが写ってますね。
その向こうにはローラー車が見えます。
機械類がこの車で踏まれたらひとたまりも無いですね…
未完成とは言え、テリーさんの遺作がこの世から存在しなくなるかと思うと、
非常に貴重な瞬間の様にも思えます…
そしてついに…!
あ~あ…orz
見事なまでに潰されていますね。
この中からデータを取り出すのは、もはや不可能でしょう。
未完の作品は公表しない方が良いのか?
このニュースを読んでちょっと考えたのは、
未完の作品は世に出ない方が良いのだろうか?
という事でした。
もちろん作品って、完結していて当たり前で、
未完成のモノを読んだって読者としては不満だけがたまるだけですよね…
そうではあるのですが、
この方は海外では大ベストセラー作家だったのですから、
熱烈なファンなら、多分そうした未完成の小説でも読みたいと思うだろうしなあ…
そう思うと、ちょっともったいない様な気もしないでもないんですよね。
ひょっとしたら、テリーさんのコンピューターに残されていたものは、
研究の意味でも非常に文学的な価値があったかのかも?
そうした声も、周囲からはあったのかも知れませんが、
テリーさん自身が未完成のモノを世に届けたくはなかったのでしょう。
そんな彼の願望を第一としたのは、やはり良かったのかも知れませんね。
日本でも未完になっちゃいそうな作品ってあるけどさ…
テリーさんの場合は、単発の作品だった様ですが、
定期連載をしているシリーズ作品なんかだと、
さらに未完となる確率が高くなりますよね?
私が未完と聞いて思い出すのは「グイン・サーガ」ですね…
2009年に作者の栗本薫さんが膵臓がんで亡くなり、
130巻を以てしても構想を書ききれずに未完という形になったのですが、
その後、五代ゆうさん、宵野ゆめさんたちにより正統続編である
第131巻が発行され、9/2現在は第141巻まで出版されてます。
こんな風に、
作者さんの不慮の死という形で作品が終了してしまうより、
「亡くなった後でも誰かに作品の続きを描いてもらう」
という手段も「有り」なのではないかな?と思います。
実際に続きを書く人のプレッシャーってハンパ無いと思いますし、
熱烈な原作ファンの方にしてみれば許し難い事かも知れませんが…
でも、アメコミのバットマンとかスパイダーマン等、
歴史のある漫画は大体そのシステムです。
人気作品を長く続けていくには、誰かが受け継ぐしかないですもんね。
日本でも「ドラゴンボール超」とか「NARUTO」の続編の「BORUTO」なんかは、
現在、違う漫画家さんが描いていて、原作者さんは「監修」の形をとってる所も多くなりました。
賛否両論はあるかと思いますが、こうして人気作品が続いていくのも良いかも知れませんね。
日本でもこのシステムが定着して100年後…
ONE PIECE 第430巻!!
になったら、
「ゾロ、そんなオネエ言葉使わねーし!!!」
とか、
「何でナミとウソップがデキてんだよ!!!」
とか…
もうキャラ崩壊、余裕でしちゃいそうですけどね…
100年後も「HUNTER X HUNTER」は70巻くらいになってそうですが…
以上です…
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