NotebookLM:AI搭載の革新的なノートアプリがスゴい!!
こんばんは!まるく堂です!
アメリカのGoogleは現地時間の6月6日、
「NotebookLM」の日本語提供を開始しました。
それまではアメリカの一部ユーザーにのみ提供されていたのですが、
今回、満を持して日本語を含む200以上の言語で提供される事になったのです。
私自身、かなり気になってたのでリリースと同時に使ってみて
これ…ChatGPTよりもヤバくね?
と驚かされる部分もいくつかあったので、紹介したいと思います!!
NotebookLMとは何か?
NotebookLMは、Googleが提供する生成AIサービスです。
生成AIに関してはこれまでも「ChatGPT」「Claude3」「Gemini」など数多くリリースされているのですが、
NotebookLMは、ユーザー自身がアップロードした資料に基づいて情報を整理し、その範囲内で質問に答えることができると言う部分が非常に画期的なノートアプリとなっています。
NotebookLMの使い方
NotebookLMは2024年6月の時点では無料で使えます。
Googleアカウントさえお持ちであればどなたでも使えます。
上のリンクをクリックするとこんな画面になります。
この画面の「Try NotebookLM」と言うボタンをクリックします。
もしもGoogle Chrome等を使ってすでにGoogleアカウントでログイン状態になっている場合は、
↓この様なメッセージが出てすぐに使える状態になります。
自分が使った情報はAIの学習トレーニングには使われない事が明言されています。
無料でこれはかなり嬉しい配慮ですね。心置きなく使えるってもんです。
ログインするとこんな画面になります。
NotebookLMでは一つのテーマにつき、一冊のノートブックを作っていくイメージです。新しく始める場合はこの「新しいノートブック」をクリックしましょう。
インターフェース画面
これがNotebookLMの基本画面です。
左のサイド部分は自分がアップロードした「情報ソース」が表示されます。
右画面は、使っていくとチャット画面やメモ画面が表示されます。
ノートブックの名前は最初「Untitled Notebook」となっていますが、
自分の好きな名前に変えることができます。
今回は「まるく堂」としておきます。
そして、このノートブックにNotebookLMが参照できる情報データを入れたいと思います。
ノートブックを新規で開くと、こんな画面が出て来ます。
情報のデータは様々な形式を受け付けてくれます。
例えば、GoogleドキュメントやPDF、テキストファイルもOKですし、WebのURLなどもアップロードできます。
また、Googleドライブとの連携も可能です。
ただ、Excelファイルとの連携は出来ないみたいです。適切な形式に変換するしかないみたいです。
後で情報ソースを追加したい場合は、
画面左側の「ソース」の横にある+マークをクリックすると追加できます。
(一つのノートブックにつき、最大50個までソースを追加できます。)
今回は「ウェブサイト」をクリックし、当ブログ「まるく堂の○○やろうぜ!」のURLを入力します。
すると、左側に当ブログの名前が表示されチェック付きの状態になります。
これはNotebookLMがこのブログを参照し、理解したことを示しています。
つまりは…
当ブログ「まるく堂の○○やろうぜ!」の事なら
何でも知ってるぜ状態になったと言う事です!!
そして「ノートブックガイド」として「よくある質問」とか「目次」等、
当ブログに関するまとめ方の提案をしてくれるんです。
例えば「よくある質問」をクリックすると、しばらくした後、
私のブログをまとめた「新しいメモ」が生成されます。
それではその内容を見ていきます。
まるく堂の〇〇やろうぜ!に関するよくある質問
このブログは何について書かれていますか?
このブログは、著者のまるく堂さんが日々のニュースや生活の中で思ったことを綴るブログです。特に、AI技術、サイト紹介、Amazon、Kindle、映画・ドラマ、海外、ゲーム、小説、漫画など、著者の興味関心の高いテーマについて幅広く取り上げています。
著者のまるく堂さんはどんな人ですか?
まるく堂さんは、AmazonのKDPで電子書籍を出版している個人作家です。ゲームや漫画など、インドア系のエンタメを好み、日々の生活で気になったことをブログに書いています。
ブログで頻繁に取り上げられるテーマは何ですか?
AI技術、特にChatGPTやGPTs、GPT-4oといった最新技術に関する話題が多く見られます。その他、AmazonやKindleといった電子書籍サービス、povoのような携帯電話サービス、Apple製品など、身近なサービスや商品に関する考察も頻繁に投稿されています。
ブログで紹介されているAI技術を使った実験にはどんなものがありますか?
ChatGPT、Claude3、Geminiといった主要なAIモデルを使って、会話文からセリフを考えてもらう実験が行われています。
ブログで紹介されているYouTuberは?
1日に30秒しかアニメを見る時間がないという、忙しい社会人YouTuber「水銀くん」が紹介されています。
ChatGPTをカスタマイズできる「GPTs」とは何ですか?
「GPTs」は、ChatGPTを自分の用途に合わせてカスタマイズできる機能です。ブログでは、無料版ユーザーにも開放されたことや、実際にカプセルトイナビゲーターや読書コンシェルジュといったGPTsを作成した体験談が紹介されています。
2ちゃんねる時代の名作スレとして紹介されているのは何ですか?
「きさらぎ駅」という、異世界ブームの先駆けとなったスレッドが紹介されています。
ブログの更新頻度は?
ほぼ毎日更新されており、最新の技術やサービス、出来事に関する情報がタイムリーに発信されています。
こんな感じで、当ブログではあまりテーマが一貫してないので、バラバラな感じもありますが、一瞬で「よくある質問」としてまとめてくれてるのはスゴいです。
「ほぼ毎日更新されており」と書かれてますが…
最近は更新頻度滞ってるんだ、ごめん…
また、NotebookLMはこんな使い方ができます。
例えば、自分のブログで2024年5月に書いたブログ記事を教えて欲しいときは…
2024年5月のブログ記事を紹介して下さい。
「まるく堂の〇〇やろうぜ!」は、Amazon のアフィリエイトプログラムに参加し、電子書籍の製作に役立つ情報を発信しているブログです。
2024年5月の記事は以下の通りです。
2024年5月26日:大ニュース!ChatGPTをカスタマイズできる「GPTs」が無料版でも使える様に!!
この記事では、ChatGPTの新機能「GPTs」について解説しています。
2024年5月25日:ワイ、povoのau PAY「#ギガ活」終了にむせび泣く…
povoが提供していたau PAYの特典「#ギガ活」の終了に関する記事です。
2024年5月17日:新モデルGPT-4oの実力検証:データ比較と間違い探し
ChatGPTの有料版に新モデル「GPT-4o」が登場したことを受け、その性能を検証した記事です。
2024年5月16日:「GPT-4o」登場!音声と視覚理解が強化された驚異のAI
OpenAIの新AIモデル「GPT-4o」を紹介する記事。
2024年5月10日:Appleの炎上CM「Crush!」における破壊表現の是非
Appleが新iPad Proのプロモーションビデオ「Crush!」を公開したところ、日本で炎上したという内容の記事です。
2024年5月8日:懐かし2ちゃんねる:異世界ブームの先駆け「きさらぎ駅」
2ちゃんねる発祥の都市伝説「きさらぎ駅」に関する記事。
あっと言う間に教えてくれました!
こんな感じで、AIがそれらの内容を自動的に読み取り、理解し、質問に対する回答や要約、重要なポイントなどを教えてくれます。
NotebookLMは、Googleの最新の大規模言語モデル「Gemini 1.5 Pro」を搭載していて、最大100万単語まで処理できる高い能力をもっているからこそできる芸当なのです。
今回はお遊びみたいな感じでやってみましたが、
NotebookLMは、大量のデータ分析、議事録の要約、ブログ記事の作成、学習、共同編集など、様々な場面で活用できます。
例えば、複数の企業の年次報告書をアップロードして、財務実績に影響を与える可能性のある要因を質問するといった使い方ができます。
また、長い議事録をアップロードして重要ポイント・要点をまとめたり、参加していない会議の内容を把握したりすることも可能です。
そしてNotebookLMの最も素晴らしい点は
ハルシネーション(誤答)が起こりにくい!!
って事ですね。
これまで「ChatGPT」を始めとするAIがイマイチ全面的に信頼できなかったのは
いかにも本当であるかの様にしれっとウソをついてしまう「ハルシネーション」が起こる事がしばしばあったからです。
NotebookLMは、自分が提供した情報データからしか参照しないので、
ハルシネーションがかなり起きにくくなっているんですね。
もちろん、全く無いとは言えないですが頻度は抑えられているので、AIに対する実用性がかなり上がったと言っても過言ではないのです。
注意点:覚えておきたいメモは必ずピン留めを!!
NotebookLMで一つ注意して起きたい点があります。
それは…
チャット欄の中で忘れたくないメモは必ずピン留めをしないといけない事です!!
↑AIが回答するチャットには、このようにピンが表示されています。
これを万が一押してなかった場合は…
次回開いたときにチャット履歴は
全て消えてしまいます!!
これは私もビックリした部分ですが、
チャット履歴は全く保存されないみたいです。
唯一NotebookLMの欠点と言っても良い部分です。
なので重要な回答は絶対にピンのボタンを押してください。
そうする事で次に開いても、その部分は見ることが出来ます。
まとめ
NotebookLMは、まだ試験運用中ながらも、優れた記憶、検索、編集能力を備えており、実務レベルで十分に利用可能なAIノートです。
メモを元にAIと一緒に仕事のアイデアを膨らませたり、研修の効率化、学生のテスト勉強など、幅広い分野で活用が期待されます。
従来の大規模言語モデルよりも、ユーザーの業務内容や学習内容に特化した情報を得ることができるので、アイデア次第ではいろんな事ができそうです。
現在は無料で提供されてるので、ぜひぜひご利用ください!!
以上です…