世界的な音楽の巨匠、逝く…
こんばんは、まるく堂です。
とても残念なニュースが飛び込んで来ました…
日本を代表する音楽家である坂本龍一(さかもと りゅういち)さんが
2023年3月28日にお亡くなりになっていた事がわかりました。71歳でした。
坂本さんは1970年代「イエロー・マジック・オーケストラ」(YMO)のメンバーとして活躍。当時話題となったテクノポップだけでなく、クラシックやジャズ、ワールドミュージック、ヒップホップやR&Bなど、手がけたジャンルは多岐にわたります。
また、1983年の映画『戦場のメリークリスマス』では俳優としても出演されていたり、
1987年の映画『ラストエンペラー』では日本人初のアカデミー作曲賞を受賞、
その後も数々の音楽賞を総なめするなど、その活動は世界的なものでした。
今回は、私個人が特に印象に残っている坂本龍一さんの作品をいくつか紹介したいと思います。
The Other Side of Love
この曲は1997年の日本テレビ系ドラマ『ストーカー 逃げきれぬ愛』の主題歌として使用されました。
当初「坂本龍一 featuring Sister M」と言う名義でリリースされていたため、
この「Sister M」と言うのは誰なのか?と話題になりました。
当時、大人気だった女優の今井美樹さんや中谷美紀さんではないか?と言う憶測が飛び交いましたが、後に坂本さんの娘「坂本美雨(さかもと みう)」さんである事が公表されます。
当時16歳だったとは思えないほどの透き通ったボイスに魅了された人達は数知れず、
私自身もこの曲は何度聴いたかわかりません。
Energy Flow
1999年「ウラBTTB」(ウラ・ビー・ティ・ティ・ビー)と言うアルバムにある
収録曲の一つがこの「Energy Flow」です。
この曲は当時「リゲインEB錠」のCM曲として起用されました。
坂本さんは後に、わずか5分で仕上げたのになぜヒットしたのかわからないとおっしゃっていた様です。
曲調自体はかなり切ない感じではあるのですが、
旋律が本当に美しく、ついつい聴き入って癒されてしまう感じのある曲です。
この曲以降、しばらくはヒーリング音楽が流行していた記憶があります。
Kick & Loud
坂本龍一さんはお笑い好きな面もあり、ダウンタウンのお二人の大ファンだった様です。
『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』のトークに坂本さんが観覧客として来ていた事が縁となり、「GEISHA GIRLS」としてデビュー、ニューヨークでのライブも行われました。
この「Kick & Loud」と言う曲は、ダウンタウンの漫才をラップベースで歌い上げると言うかなり挑戦的でクセの強い曲調になっています。
ダウンタウンと坂本龍一さんの繋がりは深く、
一時期は「ダウンタウンのごっつええ感じ」にも出演し、
世界の巨匠が、まさかここまで体を張った笑いを取りに行くとは!と
当時リアルタイムで見てて思いました。
ドリームキャスト起動音
坂本龍一が作った伝説のドリームキャスト起動音 pic.twitter.com/vetTjbVSdh
— ハイパーアルティメットまーくん (@momochiman910) 2023年4月2日
「ドリームキャスト」はセガが1998年に発売した家庭用ゲーム機です。
ソニーのPlaystationにシェア争いに敗れ、大ヒットしたとは言いがたい結果とはなりましたが、個人的にはかなり好きなゲーム機でした。
この起動音も実は坂本さんが作ったものだったんですね。
Merry Christmas Mr. Lawrence
坂本龍一さんと言えばやはりこの「Merry Christmas Mr. Lawrence」を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
私が小学生だった時、学校では帰宅時間間際になると、いつもこの曲が流れてたんです。当時は坂本さんが作曲したとか、そうしたバックグラウンドは何も知らなかったのですが、
下校時間、4時~5時くらいの夕焼けになりかけの空をバックに流れるこの「Merry Christmas Mr. Lawrence」は侘しさが倍増すると言うか、子供ながらも「何て切なく美しいメロディなんだ…」と思ってた記憶があります。
まとめ:ご冥福をお祈りいたします。
坂本龍一さんの晩年は闘病生活を余儀なくされたものでした。
2014年に中咽頭癌を公表して以来、複数回の手術を行いつつ創作活動を続けて来ました。こんなにも長い闘病生活は本当に大変なものだったと思いますが、
それでも坂本さんの中では常に「音楽」が原動力となっていたのでしょう。
坂本さんの死去を知ってから現在、私の頭の中では、
「Merry Christmas Mr. Lawrence」がモノスゴいヘビーローテーションで流れています。
あれほどの偉大な功績のある方ですから、世界中から哀悼の意が寄せられていると思いますが、おそらくは私の様に彼の曲がずっと脳内でリフレインされてる方は多いのではないでしょうか?
本当に残念な事ですが、彼の作った作品は永久に語り継がれることでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。
以上です…