まるく堂の〇〇やろうぜ!

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おそれながらのレビュー11回目「戦闘天使ミカ・ヱヴォリューション1」…

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こんばんは!まるく堂です!

 

レビューももう11回目ですね…

先に一言申しておきますと、

 

私…本当に、本を読まない人です…

なのでレビュアーとしては最弱も最弱…

 

そんなヤツがレビューする事自体

無礼千万な話なのです…

ですので記事タイトルには

常に「おそれながらの…」の冠を

付けさせて頂いてます…

 

なのでこれから書きます事も

底辺レビュアーの戯れ言として

ご了承くださいませ…

 

今回は以前の私の記事のコメント欄より

作者様から直々にご推薦頂きました…

 

書籍は↓コチラになります… 

 

えーと、かなりの長編です…

本の長さは296ページ分だそうですが

体感的には小説2冊分はあろうかという

大ボリュームです…

 

また本作は上巻にあたり、

第1次元(第一章)、第2次元(第二章)の

二部掲載となっています…

下巻も11月に発売する予定だそうです…

作者さま曰く、8巻構成の様ですので

超スペクタクル物語へと展開していくことでしょう…

 

それでは内容にまいります…

 

主人公は多摩音大付属高校に通う

女子高生、来栖(くるす)ミカ、

黒髪のツインテールが特徴の女の子です…

今夜は都庁隣の高層ビルで一人たたずんでいます…

そこは彼女の唯一のお気に入りの場所、

 

彼女はその歌声で数々の賞を総なめにし、

天才の名を欲しいままにしてきました…

それは教師の黒木への想いがあったからなのですが…

 

しかし黒木の婚約、アメリカへの転勤を知った彼女は

落胆し、このビルの屋上に来ていたというわけです…

 

心配して探しに来た親友の鮎川夏来(あゆかわなつき)にも

ひどい言葉を浴びせ、自己嫌悪に陥ります…

 

「何もかも、消えて、無くなってしまえばいいのに。こんな世界」

 

そんな思いが頭をよぎった時、

突然の大きな地震が起き、

ミカは手すりから滑り落ちてしまいます…

万事休す…

そう思いつつも、いつまで経っても

地面に着かない自分に気付きます…

 

自分が浮かんでる…

 

ミカの何かが目覚め始めた瞬間でした…

 

再度の地震により崩れ落ちる駅ビル周辺

赤い満月…

街もまた、その様相を変えつつあるのでした…

 

こんな感じで話はスタートします…

本作は、随所随所にイラストも用意されており、

その時々の場面がわかりやすくなっています…

作者さん自ら描かれたものでしょうか?

だとしたら結構な時間をかけて仕上げていると思います…

 

 第1次元(第一章)では、

ミカの住む地球とは別の世界が

存在することが明らかになります。

ミカが破滅を願ったことから、その両方の世界が

消滅の危機を迎えます。それを回避するには

別世界の住人、原田亮との心の通い合いが

必要となるのですが、果たして?

 

第2次元では

少しずつ「敵」の正体もわかってきます…

そして、人類の内側からも迫り来る敵、

ミカ達は何を選択し、どう戦うのか?

 

って感じです…

 

紹介文で

聖書の「失楽園」をモチーフに、密教や北欧神話的世界観に彩られたスピリチュアルエンタティメント

とあるように本作は様々な構成要素で彩られ、

独特の世界観を醸し出してますね…

 

また、なかなか予想が付きにくい

展開もあり、作者さんの「味」になっているのでは?

と思います…

 

ただ、今回は言い方がヤラしいですが、

実際にお金を出して購入した一読者として

気になるところもありましたので、

正直に書いていきたいと思います…

 

1・説明的でやや冗長な会話が多い点

本作では、その用語にも聞き慣れないものも多々あります…

第一次元(第一章)だけでも…

アストラル波、アストラル・プロジェクション、ダークフィールド、ライトフィールド、ヴァン・アレン帯、グリッド、クロスユニバース、マグネティックグリッド、シンクロニシティ、エキピロティック理論、ヤブユム、バージン・エンゲージetc…

 本作の世界観を構成する要素なのは理解できるのですが、

もう少し絞った方が良かったかも知れません…

(なんとなく…「パルスのファルシのルシがパージでコクーン…」

を思い出しました…)

 

個人的にはダークフィールド、ライトフィールドだけでもいいかな…って…

 

また、ミカの前に新たなキャラクターが登場すると、大半が世界観の説明をするパターンが多々あり、また説明も冗長な感じがしました…

さすがに何度ともなると、その説明が「面白さ」と直結してないというか…

 

上記の用語の説明としてキャラクターに語らせていると思うのですが、

長々と語られるよりは、裏設定として作者さんの心に留めておいて

ストーリー上で、その理論に基づいて世界を動かした方がいいのではないでしょうか?

またわかりにくい用語も、あえて説明せず

謎のまま投げっぱなしジャーマンでもいいので

話をテンポ良く進めて欲しいと感じました…

 

 2・描写と言葉選び…

上記と矛盾するかも知れませんが、ミカがある人と戦うシーンがあるのですが、

「戦闘モードに自分のスイッチを入れた」、とあるので、

当然のように戦闘を期待しますが、いつのまにか

何度も何度もフッ飛ばされてる、ということになってたり、

読者を置いてきぼりで場面が進んでるシーンも散見されます…

 

見たいと思うシーンが一言で済まされてるのはちょっと…

 

戦うなら戦うで一太刀、二太刀浴びせる描写くらいは

必要だと思います…

 

あと、ミカって割と反社会的な性格をもつ女の子ですよね、

彼女はよく「体育座り」をするのですが、

この言葉には先生から言われた命令に従い座る、

というニュアンスもあるので、私としては妙に違和感を感じました…

ミカならダラ~と足を伸ばして休むかと…

もし体育座りでなきゃダメだとしても、

「前にかがむ」、「両膝に額を付ける」、「うずくまる」、

ちょっと軽めに「たいーく座り」など、

同じ単語に頼らずもう少し言い回しを

工夫された方がいいと思います…

 

一つの会話に同じ単語が三つも四つもあるのは

私としてはあまり好ましくない気もします…

逆に言えばもっと縮められるハズです…

長編であるならばなおさら

歯切れとテンポの良い文章であるべきだと思います…

 

3・キャラクターにもう少し魅力を…

特に主人公のミカなんですけど…

アニメ声で歌が上手く、そして美少女という設定ですが、

親友に暴言を吐く、親友が好きな男に接近すると嫉妬、

とにかく泣きわめく…、女子高生らしからぬ柴漬けを食べる、鼻血を出す、など…

私個人としては感情移入する要素があまりありませんでした…

せっかくの能力もあまり使うシーンないし… 

 

続編もあることから今後どのように彼女が変わるかは

わかりませんが、もう少し序盤の内に

「萌え」とまでは言いませんが、見守りたくなる要素が

欲しいと思いました…

 

原田亮くんも良い奴なのはわかりますが、

なんとなく存在感が…

彼も今後どうなるかですが… 

 

逆に気に入ったのは、 

後半に出てくる「伊東アイ」、彼女はいいですね…

設定はかなり面白いと思います…

この人をもっと序盤から出した方が

良かったと思います…

 

あ、そういえばこの人が生徒会長の選挙に立候補する時の

対立候補が3年生、とありましたが、

普通は次期生徒会長を選ぶので、2年生同士の戦いになるかと…

 3年生だと来年卒業しちゃうのでは?

 

あと女子高生たちの身につけてるものとか

会話とか、動作とか、どうもぎこちない感じを受けました…

(時折、男性言葉になっちゃたりとか…)

 

女子高生を主人公にするならば、

そこはやはり支持を受けてるライトノベルとか、

ティーン雑誌を購入するなどして、研究することで

解決されると思います…

 

少し手厳しい意見を書いてしまいましたが、

決して否定的に捉えないで頂きたいと思います…

私は一つの作品をちゃんと完結に導いた作家さんは

全て尊敬しております…

 

私のブログなどは、気に入らなければ

無視さえすれば、なんの影響もないかと思います…

 

ですが、Amazonのコメント欄に書かれた場合は

作者の側では二度と消すことができず

ずっとそのコメントと付き合うことになります…

 

☆1の低評価を実際に受けた私としては

やはり他の方々に

そうなって欲しくない気持ちも強く、

私が感じた不満点は、少なからず

他の方々も思っていると思います…

 

KDPでは紙の本と違い

修正が簡単なところも魅力です…

クオリティアップのために少しでも

お手伝いができればと

正直に書かせていただきました…

 

同じKDP仲間として、

作者様にはこれからもぜひぜひ

がんばっていただきたいと思っております…

 

これにてレビューを終わります…

 

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