まるく堂の〇〇やろうぜ!

ニュースや日々の生活において思う事を綴っていくブログです。

青森に潜む謎のミュージシャンが気になる…能町みね子エッセイ「ショッピン・イン・アオモリ」より

スポンサーリンク

青森にミュージシャンの原石がいる可能性!?

こんばんは!まるく堂です!

エッセイストであり、イラストレーター&ライター&コラムニスト等々
多彩な顔を持つ「能町みね子(のうまち みねこ)」さんと言う方がいます。

能町さんは、2021年の夏から青森と東京の2拠点生活を始めていて、
その縁もあってか青森の新聞紙「東奥日報(とうおうにっぽう)」において
「ショッピン・イン・アオモリ」と言うエッセイを月イチで連載しています。

2025年11月27日に東奥日報で掲載されたこのエッセイで、
かなり興味深い事が書かれていたので紹介したいと思います。

「本の市 はなかり市」で能町さんが体験した事とは?

能町さんは、2025年10月に「青森港暮らしのマルシェ」と言うイベントの内の一つ、
「本の市 はなかり市」に参加していた様です。

kurashi-marche.com

「はなかり市」は古書や新刊、自作の本等を出店する本の市です。
能町さんも自分のブースで出店していたのですが、
2日目になって向かい側に男数人ほどの友達同士で出店しているブースが出来ていて、彼らは入れ替わりで店番をしていた様です。
能町さんから見て、彼らは特にやる気がある様に見えませんでしたが、そのブースにはギターが置いてあり、店番の一人の男性がおもむろにギターを弾き始めたそうです。

観客はなく、能町さんくらいしか聴いている人はいなかったみたいですが、
おそらくオリジナルソングで、その歌声は良かったそうです。

能町さんは興味を持ち始め、彼らのブースを覗くと、書籍の他に
CD-ROMが置かれていました。それは手書きの粗末なジャケットで、
タイトルに「初期のギャル集」と書かれていました。ライナーには「歌:ムラカミ」とだけ書かれていたそうです。


画像:東奥日報2025年11月27日号「ショッピン・イン・アオモリ」より参照

歌っていた男性が「それ、500円です」と能町さんに話しかけ「昨日録音してきたんす」との事。能町さんは思わず購入した様です。

家に帰って聴いてみるとギターの弾き語りが始まり、
曲が始まる前の話し声や、歌い直しもそのまま使われており、
その生々しさが逆に能町さんの心をくすぐった様です。
能町さんいわく、ギターも上手いし少し揺れるボーカルも雰囲気があり、
歌詞の方も、ギャルへの思いを青森の光景を交えながら歌っていてなかなか良かったそうです。

曲の一つには「パム裏」と言うタイトルもあったそうです。
これは地元の人ならわかると思いますが、
青森が誇る三角形の建物「アスパム」の裏通りの事を表しています。

アスパムの裏は「青い海公園」となっていて、
デートスポットや映えスポットとして割と有名なんですよね…

このパム裏を歌った曲ってどんな感じなんですかね?
私もちょっと気になってます。

能町さんはCDを買って良かったとエッセイを締めくくりましたが、
彼らが何者なのか、ネットで名前を検索してもまるで引っかからなかったそうです。

このエッセイを読んだ後、私も気になって書かれていたワードを検索しましたが、全くヒットしませんでした。おそらくはどこの音楽会社にも所属してなくて、インディーズですらない、本当に趣味で音楽をやってる人なのかな…と思います。

それでは、エッセイからわかるそのミュージシャンについての特徴をおさらいいたします。

【謎のミュージシャン(男性)の特徴】

「はなかり市」の露店でCDが500円で売られていた

ジャケットが雑な手描きイラストで、明らかに素人感がある

タイトルが分かりにくく、意味不明「初期のギャル集」

歌手名・作者名・制作会社などの情報がほとんど書かれていない「歌:ムラカミ」とだけ…

曲名や収録内容も記載されていない、または不明瞭。(唯一「パム裏」だけ判明)

ケースやパッケージの作りが粗く、市販のCDとは明らかに違う

中身のCD自体も“自主制作感”が強い作り

実際に再生すると曲は入っており、素人ながら聴ける内容

歌手・ジャンル・制作意図は最後まで不明のまま

“よく分からないが何となく印象に残る”不思議なCD

こんな感じですね…

なんか実はスゴい才能の持ち主が、まだ誰にも発見されずに密かに青森で生活をしてるのかと思うと、早く見つかって欲しい気持ちもあります。

とりあえず「あ!それオレの事だ!!」と、心当たりのある方は
youtubeとかTikTok等で、曲を披露していただけたらと思います!!

以上です…