まるく堂の〇〇やろうぜ!

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「まがい物」という言葉は評価として適切なのか?ピーター・バラカンさんのBABYMETAL騒動で思う事…

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目次

 

もしも「まがい物」って言われたら…心折れるよね?

 

こんな記事を見つけました… 

www.asagei.com

ピーター・バラカンさんは、イギリス生まれの64歳、

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その流暢な日本語と、あらゆる音楽に精通した知識を武器に、

お茶の間ではコメンテーターとしても知られています…

 

かつては、あの坂本龍一さんのYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の

海外展開においても活躍されたりしたそうです…

 

そんなバラカンさんが、日本の女性3人組メタルダンスユニット

「BABYMETAL(ベビーメタル)」に下した評価が、

賛否分かれる大論争を呼んでいるようです…

 

全ての始まり…

 

それは、あるテレビ番組でバラカンさんが

今話題のBABYMETALについて聞かれ、

「世も末だと思っています。」

とコメントしたのが事の発端でした…

 

その後、ツイッターでバラカンさんのコメントに対する

BABYMETALファンからの批判に対し、 

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と…さらに手厳しい酷評返し!

そこからどんどん炎上していった、という感じです…

ツイッターだと、あっという間に拡散しちゃいますもんね…

 

「まがい物」に込められてる意味…

 

「まがい物」…

かなり胸にグサっと来る、キツイお言葉です…

 

もしも私が友人との会話で

「オレ、〇〇っていうミュージシャンが好きなんだよ」

「ああソイツ、まがい物だよね!」

なんて言われたら、

《 ゚Д゚》ンだとコラアアアアアアア!!!!!!

と怒りに震え、激昂してしまうに違いありません…

 

もはや誰得?というくらいに

「まがい物」という言葉には何の救いもない、

100%侮蔑の意味が込められております…

 

じゃあ…本物って何だ?

 

今回BABYMETALに下された「まがい物」という評価…

 

この言葉の対義語は「本物」ですよね?

つまりはどこかに「本物」がいるって事です…

 

BABYMETALに対しての「本物」と言えば

「アイアン・メイデン」とか「メガデス」とか「メタリカ」とか

やはり80年代の大物ヘヴィメタルバンドって事だと思いますが…

 

そんな、いかにもヘビメタ!!って感じのバンドを「本物」と仮定すると

確かにBABYMETALは元々「さくら学院」という

アイドルグループの一企画だったみたいですし…

 

ドラッグや犯罪、過激な思想などを取り扱う

いわゆるヘビメタの精神とは根本が違うような気もします…

むしろ「イジメ、ダメ!」とか歌ってますし…

 

それに、当時10歳前後の女の子達が

「メタルバンド組もうぜ!」

なんて自発的に結成したハズもないので、

仕掛け人の大人の方々が存在することは容易に想像できます…

 

ただ、そうしたルーツの違いはあれど

「まがい物」という言葉に値するのかどうかは

個人的にはちょっと疑問です…

 

彼女達のバックで演奏してる方々は

その道で活躍されているプロのミュージシャン達ですし…

 

何より、世界中にファンが存在しているのは

疑いようもない事実なので「まがい物」の一言で

片付けるには少々無理があるようにも感じます…

 

なぜこれほどまでに強烈な酷評になったのか?

 

バラカンさんほど、マルチな活動をされていて

音楽業界にも影響のある方が、

なぜこれほどまでに辛辣な言葉を使ったのでしょうか?

 

もともとヘビメタが大嫌い?

 

↓昔からバラカンさんは大のヘビメタ嫌いとしても有名だった様です…

その一方でハードロック・ヘヴィメタルに対しては強い嫌悪感を持っており、自分の番組では絶対に流さないとまで宣言。レッド・ツェッペリンの音楽性に関しても批判的なコメントを残している。

wikipediaより引用

 

筋金入りのアンチなんですね…

自分の番組には絶対にヘビメタを流させないなんて…

 

そもそも…

そんなバラカンさんにヘビメタについてコメントを求めるなよ!!!

という気がしないでもありません…

 

ヘビメタが大嫌いって公言してる人になんでわざわざ聞くんでしょうか?

バラカンさんも仕事なので答えざるを得ないんでしょうけど…

 

BABYMETALを取り巻く音楽業界への批判?

 

↓こちらの記事でいろいろ面白いことが書かれています…

lite-ra.com

例えば、記事の一部を引用させていただきますと…

BABYMETALが海外で高い評価を受けるにつれ、メディアが事務所の意向をのんで、彼女らがもともとアイドルグループ出身であるというルーツを隠そうとする動きすら始まっている。

~中略~
 BABYMETAL批判やルーツに触れることがタブーになっている背景にはいくつかの理由があるだろう。まず大きいのはBABYMETALが、サザンオールスターズ、福山雅治、Perfumeなどを擁する大手事務所アミューズに所属しているということ。音楽雑誌などへの出稿も盛んに行っているので、編集部やライターがBABYMETALの音楽に対して違和感をもっていたとしても、メディアで表立って批判的な発言をすることは難しい。

なるほど、大手所属ということで、

なかなか批判が難しい部分もある様ですね…

その口火をバラカンさんが切った、という事なのかも知れませんね…

 

まとめ…それでも「まがい物」は言葉足らずと言わざるを得ないと思うんだ…

 

個人的な考えなんですけど

レビューや評価というのは作家、アーティストの方々に対して

建設的であるほうが好ましいと思うんですよ…

 

つまりは「次の作品にプラスになるような何か」

書かれていて欲しい…って事です…

 

もちろん、みなさんそれぞれ好みが絶対にありますから

その作品が嫌いなら「嫌い」と書いて良いんですよ…

それを表現するのは自由だと思います…

 

ただ、せっかく評価するならば

「この部分が嫌いなので、こうしてもらいたかった」

みたいな、次に繋がるコメントの方が、

製作者にとっても絶対にイイんですよね…

 

今回のバラカンさんの発言に関しても

いろいろと言いたい(むしろ言いたくない?)事は

あったのかも知れませんが、

 

その感情を汲み取らせる程には

「まがい物」という言葉は万能ではなかった

って事だと思います…

そもそも短い文章しか書けないツイッターで使うべきではなかったですね…

 

むしろこの言葉を使うことで

BABYMETALを愛して止まないファンの方々への侮蔑にも受け取れますし、

あくまで音楽に対しての評価であるのはわかってても、

「60代の男性が10代の女の子達へ辛辣な言葉を投げつけた」という

この構図も若干イメージが悪い気もします…

 

それでもネット上で、これだけ波風を立てたのですから

音楽評論家のお仕事としては良かったのかなあ?

 

ただ、どうせなら…

実際にBABYMETALというグループが

近年の日本では珍しく、世界に通用しているグループとなったのは事実なので、

好き嫌い抜きにして、なぜこれほどまでにヒットしたのかを

音楽に精通したバラカンさんならではの視点で分析して語って欲しかったなあ…

なんて思います…

 

以上です…

 

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BABYMETAL

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私は特に「ギミチョコ!!」が好きですね…

あたたたた~たたた~たズッキュン!!

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