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燃え盛る批判『アサシンクリード シャドウズ』の論争

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発売前から大炎上!「アサシンクリード シャドウズ」とは?

こんばんは!まるく堂です!

2024年11月に発売予定の「アサシン クリード シャドウズ」(以下「シャドウズ」)は、UBIソフトが手がける人気ゲームシリーズ「アサシンクリード」の最新作です。

舞台は16世紀の日本で、プレイヤーは主人公アフリカ系の外国人である「弥助(やすけ)」または「奈緒江(なおえ)」となって戦国時代を駆け抜けることになります。

しかし、この「シャドウズ」…

なんと発売前から大炎上状態にあります。

特に、日本の歴史や文化に対する認識の甘さを指摘する声が、日本人ユーザーを中心に多数上がっています。 最近では、海外ユーザーからも批判の声が日に日に大きくなっているようです。

なぜ炎上しているのか? その理由を解説

「シャドウズ」に対する批判の多くは、

ゲームの内容が日本の歴史や文化に対する敬意に欠けている

という点に集中しています。

具体的な批判ポイントは以下の通りです。

  • 予告編での時代考証の甘さ
    公開された予告編では、当時の日本の時代背景にそぐわない描写が散見され、ユーザーから「歴史考証がしっかり行われているのか?」と疑問視されています。
    例えば、安土城の天守の畳が正方形であったり、桜が咲いてる中で熟した柿がなっている等、時節や時代考証の甘さを指摘する声が上がっています。
  • 主人公設定への違和感
    これまでのシリーズでは、主人公はその国の出身であることがほとんどでしたが、「シャドウズ」では日本が舞台であるにもかかわらず、アフリカ系の黒人である弥助が主人公に抜擢されています。 この設定に対して、多くの日本人ユーザーから「なぜ日本人が主人公ではないのか」という疑問の声が上がっています。
    確かに弥助は実在した人物ではあるのですが、ゲームの様に侍であったという史実はどこにも存在せず、詳細は不明です。また、彼がLGBTQだったのかを説明する文献や資料も無いと思われます。
    それまでのシリーズの暗黙の了解だったものを反故にしてまで、史実がねじ曲げられた弥助を主人公にあてがうべきだったのかどうかが疑問視されています。
  • 過去のシリーズとの矛盾
    「アサシン クリード」シリーズはこれまで、史実に基づいたストーリーや世界観が高く評価されてきました。 実際にノートルダム大聖堂の補修の際に、過去のシリーズが参考にされたという逸話も存在するほど正確に表現されていた様です。
    開発側は当初「シャドウズ」も日本の歴史に忠実に開発すると公言していました。 しかし、公開された情報を見る限り、過去のシリーズに見られたような歴史へのこだわりは感じられません。 これまでのシリーズに親しんできたファンからも、失望の声が上がっています。
  • 間違った日本像の拡散への危惧
    これらの問題点から、海外の人が「シャドウズ」を通して、間違った日本の歴史や文化を信じてしまうことを危惧する声が、多くの日本人ユーザーから上がっています。これまでのシリーズが歴史に忠実であった分、今回の「シャドウズ」もそうなのだと認識してしまうユーザーも出てくるものと思われます。

歴史監修は大丈夫? UBIが起用した専門家とは?

UBIソフトは、「シャドウズ」の開発にあたり、歴史監修として3名の専門家を起用したと発表しています。 しかし、その顔ぶれにも疑問の声が上がっています。

公表されている監修者の1人である「シュミット堀佐知」氏は、厳密には歴史学者ではなく、文学者です。

thatparkplace.com

専門分野も日本文学であり、歴史、特にゲームの舞台である戦国時代には精通していない可能性があります。 また、「シュミット堀佐知」氏はLGBTQ活動家としても知られており、その活動の一環として起用されたのではないかと推測する声もあります。

残りの2名の歴史監修者については、名前は公表されておらず、本当に歴史の専門家であるかどうかは不明です。 しかし、「シャドウズ」で描かれている内容があまりに史実と乖離していることから、専門家が監修に携わっていると考えるのは難しいという意見もあります。

ポリコレに特化した企業「Sweet Baby Inc.」が「シャドウズ」にも関与?

近年、ゲーム業界では「多様性」という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。 そんな中、ゲームのポリコレ化を推進するコンサルティング会社「Sweet Baby Inc.」が、ゲーマーから注目を集めています。

「Sweet Baby Inc.」は、ゲームに多様性と包括性を取り入れることを専門とするコンサルティング会社です。 しかし、一部のゲーマーからは、彼らの主張が行き過ぎていると批判されています。

例えば、「Sweet Baby Inc.」が関わったゲームでは、

  • 従来のファンから支持を得られてきたキャラクターの人種や性別が変更される
  • ストーリーや世界観よりも、多様性を優先したキャラクター造形が目立つ
  • ゲームの面白さとは関係のない部分で、ポリコレ的な要素が強引に挿入されている

などといった傾向があり、批判の対象となっています。 その結果、多くのゲーマーにとって「Sweet Baby Inc.」は、ゲームの面白さを損なう企業として認識されつつあります。

「Sweet Baby Inc.」は、「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク」や「スーサイド・スクワッド:キル・ザ・ジャスティス・リーグ」、「アサシンクリード ヴァルハラ」など、数々の有名タイトルに携わってきました。 そして、彼らが関わったゲームの多くが、発売後に今回のような批判にさらされています。

「シャドウズ」についても、「Sweet Baby Inc.」の関与を疑う声が上がっています。 実際に「Sweet Baby Inc.」が「シャドウズ」の開発に関わっているかどうかは、現時点では不明ですが、前作にも関わっていることから続投している可能性は十分にあります。 もし彼らの関与が事実であれば、「シャドウズ」は「Sweet Baby Inc.」の悪影響を色濃く受けた作品となる可能性があります。

歴史学者をブロック? UBIソフトの対応に批判殺到

「シャドウズ」の開発元であるUBIソフトは、ある歴史専門家からの指摘をきっかけに、さらなる批判を浴びることになりました。

とある東京大学出身の歴史専門家が、SNS上で「シャドウズ」の歴史考証の甘さを指摘したところ、UBIソフトからブロックされてしまったというのです。 この一件はたちまち拡散され、UBIソフトに対する批判が殺到しました。

laptopmedia.com

(現在、その方のアカウントは非表示状態になっているため、投稿された方の素性まではわかりません。)

UBIソフトは、開発者インタビューの中で「歴史の空白を私達のストーリーで埋めた」と発言しており、歴史を改変しているという自覚はあるようです。

まとめ:「シャドウズ」はどこまでユーザーを失望させるのか?

発売前から様々な問題が指摘されている「アサシン クリード シャドウズ」。 日本の歴史や文化に対するリスペクトの欠如、そして、UBIソフトの不誠実な対応は、これまでのシリーズファンに大きな失望感を与えています。

開発者からはリリースまでには改善をすると言うコメントもある様ですが、発売日までは残り5ヶ月ほどの期間しかありません。

個人的には、少なくとも時代検証・考証をする場合は、プロの日本人専門家に依頼した方が良かったと思いますが、今からそれを指摘してどこまでユーザーが納得できるところまで改善できるのかはわかりません。

「シャドウズ」が、歴史をテーマにしたゲームとして、本当に成功を収めることができるのか、今後の動向に注目が集まります。