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人生いろいろあるらしい…
こんな記事を見つけました…
リオにおける9人のユニークなアスリート達
日本の場合だと、オリンピックに出場するような選手達は、小さい頃からそのスポーツを専門として取り組み、キャリアを積み重ねる方がほとんどだと思われます。
しかし、世界には家の事情や国際情勢など、尋常ではない境遇に立たされながらもオリンピックへの参加権をつかんだ方も多い様です。
今回は、数多く存在するオリンピック選手の中から、
特にモノスゴイ経歴を持つ方を紹介したいと思います。
それではまいります!
シリアから泳いで亡命した女性
水泳選手ユスラ・マルディニ(Yusra Mardini )さんは18歳の女性です。
彼女はちょうど1年前にシリア騒乱を機に亡命しました。
密航業者が用意した船で逃亡を計りましたが、エンジントラブルにより船が停止。
他の仲間達と共に泳いで船を押しながら、ようやくギリシアの島へ到着。
その後ドイツへと渡りました。
彼女は「難民五輪選手団」として、100mバタフライに出場しました。
ひええ、捕まれば命の保証はない中でのエンジントラブルは、生きた心地もしなかったでしょうね…
シリア、モノスゴく情勢が悪化してそうですもんね…
7度目のオリンピックに出場する女性
オクサナ・チュソビチナ(Oksana Chusovitina)さんは、夏季オリンピックにおいて最年長41歳の体操選手で、今回が7度目の出場です。しかも、母親となってからオリンピックに帰ってきた史上初の女性です。
体操選手の平均年齢が20歳であること考えると、それがどれだけスゴいことであるかがわかるでしょう。
彼女の最初のオリンピックは1992年のバルセロナでアメリカチームとして出場しました。その後、ドイツに渡り、現在はウズベキスタン代表となっています。
このリオオリンピックが最後であることを公言しているオクサナさん。
有終の美を飾れるといいですね!
ネパールの大地震を生き抜いた女性
ガウリカ・シン(Gaurika Singh)さんは13歳、リオオリンピックでは最も若い出場選手です。
彼女は1年前、ネパールの首都カトマンズのある建物の5階にいました。
そして9000人もの死者を出した大地震に遭遇してしまいます。
彼女はテーブルの下に隠れて、かろうじて難を逃れました。
彼女はその後、リオオリンピックに出場することを目標を定め、最年少で出場することができました。
まだ13歳とお若いのに、大変な経験をされてますね。
日本でも大地震がたびたび起きるので、決して他人事ではないですが…
これからに期待の選手ですね!
youtubeを見て、独学で槍投げを覚えた男
ジュリアス・イェゴ(Julius Yego)さんは2015年の北京で行われた世界大会で、優勝を飾ったケニアの槍投げの選手です。
アフリカ人としては初の92.72メートルを記録した実力の持ち主ですが、
彼は誰かから教わったのではありません、すべて独学なのです。
彼は自分の故郷「Rift Valley」にいた時に、youtubeでプロのアスリート達を見て、見よう見まねで練習していったのです。
特にノルウェー選手のAndreas Thorkildsenさんの動画を何度も見ながらノートを取り、研究していたそうです。
これ、スゴスギですよ!youtubeがオリンピック選手まで生み出していたなんて…
でもあの小っちゃい画面の動画を何度も何度も、それこそ穴のあくまで見つめて研究したんでしょうね!!
オリンピック、パラリンピック共に出場するイランの女性選手
ザハラ・ネマティ(Zahra Nemati)さんは、イラン代表として旗手を務めました。
彼女は元々テコンドーの選手でしたが、車の事故により体にまひを生じてしまいます。
しかし、今度はアーチェリー選手としてオリンピックの舞台に立ったのです。
パラリンピックでは、彼女はディフェンディングチャンピオンを目指します。
悲惨な事故にもめげずに、次の道を貪欲に探して上を目指す。
そのメンタルの強さはぜひぜひ学びたいモノです!!
米マクドナルドの元従業員が800mでメダルを目指す!
ボリス・ベリアン(Boris Berian)さんは2年前までマクドナルドの従業員でした。
彼はコロラドの高校で、将来性のあるランナーとして期待されていましたが、成績が思わしくありませんでした。そして彼は脱落してしまいます。
彼はそれでもあきらめられず、マクドナルドへ就職しトレーニング資金を捻出します。
彼は夕方しか訓練する時間がありませんでしたが、努力の末、オリンピックの出場権をつかみ取りました。
結果の見えない道をひたすら突き進むのは、やはりとても勇気がいる事です。
そこに耐えられるか耐えられないかで、明暗が分かれますね。
悲劇のオリンピック聖火ランナー
伝説のサッカー選手ペレが体調不良により、聖火ランナーを辞退し、代わりに
長距離ランナー、バンデルレイ・デ・リマ(Vanderlei Cordeiro de Lima)さんが選ばれました。
彼は2004年のアテネオリンピックに出場した際に、トップで走り続けていたところ、アイルランドの司祭、コーネリアス・ホランという男に走行妨害をされ、数秒間タイムロスをしてしまう。そこからペースを崩し、最終的に銅メダルとなってしまいました。
しかし彼は動じずに、終始笑顔を保ったままでした。
それが伝説となり、今回の聖火ランナーへ抜擢されたのだと思われます。
この記事を読んでかなり腹が立ちましたね、そのコーネリアス・ホランという人…
選手たちがどんだけ必死な思いをして、この4年に1度しかないスポーツの祭典に命を賭けているか…
それがわかってれば、こんなヒドい行為なんて出来ないですよ!!
自分の価値観こそが正義で、他人の必死な思いなんてどうでもいいんでしょうね…
あ~腹立つ!!
突如出場することになったアテネの弁護士
ミハリス・カロミリス(Michalis Kalomiris)さんは、アマチュアのランナーですが、本職はアテネ在住の弁護士です。
彼はリオに出場するギリシャ選手のリストを見て、自分の名前が掲載されていることに気づきました。この30歳の弁護士は知らない間に、リオへの参加条件を満たしていたのです。
オリンピックへ参加するには、記録が10分ほど遅いのですが、過去に出場したローママラソンで好成績を収めたために参加資格を得たのです。
これも「棚からぼた餅」というか…ホントにビックリしたでしょうね!
オリンピックに出るために必死に努力しても届かない選手もいる中で、こうした方もいるので何とも不思議ですね!!
たった一人の代表者
エティモニ・ティムアニ(Etimoni Timuani)さんは24歳、2015年の世界大会では100m11秒72の記録を収めました。
彼は、人口10000人ほどの小さな島国、ツバルを代表する唯一の出場者です。
エティモニさんは、故郷では充分な練習ができませんでした。彼は元々サッカー選手なのです。
しかし、国際オリンピック委員会が彼を招待し、出場することとなったのです。
自分一人がこの国の代表者である、という気分はどういうモノなのでしょうか?
プレッシャーを感じるのか、勇気が沸き立つのか?
私にはわかりませんが、背負うモノはかなり大きそうです。
まとめ:全身全霊で頑張って欲しいと思います!!
リオオリンピックも後半に入りましたね!!
個人的には女子の卓球を応援してて、あとほんのわずかな差でドイツに敗れたのは残念でしたが、今度は銅メダル獲得に向けて気持ちを切り換えて欲しいと思います。
そういえば、いろんな国の卓球選手の方が元々中国国籍の方が非常に多いのが印象的でしたね。やはり中国には強豪がたくさんいるので、世界各地で引き抜かれたりするんですかね?
アスリートの皆さんは、それぞれいろんな過去をお持ちですが、
どの国の方々も全身全霊で頑張って欲しいと思います!!
以上です…