まるく堂の〇〇やろうぜ!

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ほっこりマンガ「大家さんと僕」(矢部太郎 著)を読んでみた…

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2018年9月1日更新

 

新年最初に読んでみた書籍を紹介!

こんばんは!まるく堂です!

 

こちらのマンガを読んでみました! 

大家さんと僕

大家さんと僕

 

内容紹介
1階には大家のおばあさん、2階にはトホホな芸人の僕。挨拶は「ごきげんよう」、好きなタイプはマッカーサー元帥(渋い!)、牛丼もハンバーガーも食べたことがなく、僕を俳優と勘違いしている……。一緒に旅行するほど仲良くなった大家さんとの“二人暮らし”がずっと続けばいい、そう思っていた――。泣き笑い、奇跡の実話漫画。

作者の矢部太郎さんは「カラテカ」というお笑いコンビのボケ担当をしています。

体重40kgと、男性としてはかなり細身な体格で、

バラエティ等ではイジられキャラとして扱われる事も多いですが、

6カ国語を習得し、気象予報士の資格を有する等、

類い希なる努力家としても知られています。

 

そんな矢部さんの著書「大家さんと僕」ですが、

これは矢部さんがある借家の大家さんとのエピソードを綴った

「エッセイ風4コママンガ」となっています。

 

登場人物紹介

 

矢部太郎(やべ たろう)

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「カラテカ」というお笑いコンビを結成。ボケ担当。

キャリア20年のベテランではありますが、

爆発的に売れてるというワケはない様です。

 

とある事情で越してきた一軒家で大家さんと出会い、

ちょっと変わった日常を体験することになります。

 

大家さん

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御年80を越える、一軒家の大家さん。

とても上品な物腰で、あいさつは「ごきげんよう」

2階に越してきた矢部太郎と仲良くなり、

時には一緒に旅行することもある様です。

 

読んでみた感想

 

大家さんの振る舞いが浮き世離れ過ぎてホッコリ!

矢部さんと大家さんの出会いは最初からちょっと風変わりです。

借家と言っても、一階は大家さんが住んでいて、矢部さんは二階、

ある意味、「奇妙な共同生活」が始まったワケです。

 

なので、外に干した洗濯物が勝手に自分の部屋に畳まれてあったり、

帰宅すると同時に「おかえりなさい」と電話が来たり…と、

 

プライバシーも何もない感じで、矢部さんも最初は戸惑ってはいるモノの、

実は、それもみんな大家さんの優しさから来ているモノだったんですね。

 

また、矢部さんが後輩を連れてきた時には、

彼の失礼な物言いに、頭をはたいてツッコミを入れるのですが、

それを暴力と捉えられてしまい「今日の矢部さんは乱暴ね」と逆に怒られてしまったり…

 

現代の感覚をもつ矢部さんと、

昔ながらの気質の大家さんとのジェネレーションギャップが妙に面白くて、

それでもお互いがお互いを尊重し、仲良くなっていく様子が、

読んでて温かい気持ちにさせてくれます。

 

矢部さんの物腰が芸人離れすぎてホッコリ!

矢部さんは、「今日もスベった」とクヨクヨしたりするタイプの様で、

自分は芸人に向いてないんじゃないか?と悩む日々が続いています。

 

確かに…

芸人というと、ハチャメチャな振る舞いをするイメージを思い浮かべますが、

矢部さんって俗に言う「常識人」なんだと思います。

しかも、スゴく優しいので、なおさら悩んじゃうんでしょうね。

(あくまでもマンガをみた限りは…ですけど…)

 

そんな彼が、大家さんと出会った事で少しずつ前向きになっていき、

また大家さんの方も矢部さんがいることで、

生きる楽しみが増えて、元気になっていく…

この相互作用がたまらなくホッコリして、

読んでるコチラ側も胸が温かくなるのを感じます。

 

時には「コレ、大家さんが読んじゃったら失礼に思うよな…」

と言う文章もあったりしますが、そこは遠慮無く赤裸々にぶっちゃけていて、

ホントに「ありのまま」を描いたんだろうなあ…というのがわかります。

それでも、そこには矢部さん独特の「優しい視点」があって、

大家さんに対する尊敬の念みたいなモノは端々に感じられます。

 

矢部さんって、ホントに多才な方なんだと思います。

今回はマンガという表現手段ですが、お父さんが絵本作家という事もあってか、

絵が非常にシンプルで、とても見やすいんです。

四コママンガとしても、起承転結がハッキリしていてわかりやすく、

笑いがあったり、時にはしんみりしたりと、構成にも幅があって飽きさせません。

 

大家さんや矢部さんを初めとするキャラクターも、

マンガとして非常に「キャラ立ち」できているのも、

素晴らしいと感じました。

 

「大家さん」が亡くなったそうです…

www.huffingtonpost.jp

このマンガの主人公でもある大家さんが2018年8月にお亡くなりになったそうです。

これは作者である矢部太郎さんのツイッターによって伝えられました。

「『大家さんと僕』というマンガのすべてであった大家さんがお亡くなりになりました。もっと話がしたかったし、聞きたいこともたくさんありました。お見送りをしたいまは、大家さんと過ごした日々を思い出しながら、ただただご冥福をお祈りするばかりです」

(矢部さんのツイッターより引用)

この訃報を受けて、週刊新潮で連載されていた「大家さんと僕」も

しばらく休載することが発表されました。

これはかなりショックですね。

大家さんもご高齢だったので、仕方のない事とは言え…

ご冥福をお祈り致します。

 

まとめ:思わず読み返したくなる「ほんわか感」オススメです!

今回は「大家さんと僕」を紹介させていただきました。

「所詮はタレント本!」などとバカにしてはいけません!

 

この書籍には、多くの人が忘れかけているような

「人との絆」が描かれている気がします。

  

現在は15万部を越える大ヒットとなっている様ですが、

これがきっかけで、矢部さんと大家さんの間に逆にヒビが入るような事が

あったりしたらなんかイヤだな…と思います。

 

よくヒットによって、それまで良好だった間柄だったのに、

決裂してしまった…なんて事もよく聞きますので…

まあ、そんな事では二人の絆が切れることはないでしょうけど!!

 

「大家さんと僕」オススメです!!

 

以上です…  

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