まるく堂の〇〇やろうぜ!

ニュースや日々の生活において思う事を綴っていくブログです。

恐れながらのレビュー十回目「入間失格」…

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警告!

今回、紹介する書籍は

アダルトカテゴリーに属するものです

18禁です!18禁!!!

なので、18歳未満の方は

必ず保護者の方と一緒に読んで下さいね!!(*^v^*)b

(↑絶対に読んじゃダメだああああ!!!!!!)

 

こんばんは!人間のクズ、まるく堂です!

 

ええ…

未だに恥の多い人生ですよ…

それがどうしたああああ!!!!

クリリンのことかああああ!!!!

(↑おめーのことだよ…)

 

いや…ね…このテンション…

たぶん…コチラを読んだからかも知れません…

 

著者は月狂四郎(つきぐるい しろう)さんとおっしゃいます…

その作者様本人から

「やや人間を狂わせる要素があるので、

疲れている時は読まない方が良いかもしれません」

と注意喚起されてるのですが…

 

コレ…スゴイ作品です…

 

 

まずタイトルですね…「入間失格」

で、この書籍での著者名が「犬宰 治」

まあ、あからさまに狙ってるわけです…

でも注意しないと本当に「人間失格」と

読み間違えそうになりますね…

 

「恥の多い生涯を送ってきました。」

 

コチラもあの名文から始まります…

 

で、オリジナル「人間失格」の主人公「葉蔵」が語るような

あの口調、というか文体で物語が始まります…

最初に驚かされるのが、

それが徹底されているということ…

 

舞台は現在でありながら、「葉蔵」が

この時代に生きてたらこんな話をするだろうな、

と思わずにいられないこの語り…スゴスギ…

 

主人公は一人称で「私」。

上司の理不尽さに不満を持ちつつも

こきつかわれてる会社員の設定です。

 

そして、表面上は優しさを醸し出していますが…

内面はかなりの妄想エロです…

 

別に魔法使いになりたい訳でもないでしょうが、

彼は未だに純血を守り続けています…

純血とはつまり「童貞」ということです…

 

で、通勤途中のバス停で、

女子中学生「千代」が落としたハンカチを拾った事から、

彼の人生が大きく変わっていく…

って感じですね…

 

この作品にはいろんな年代の女性が

出てきますが、主人公の「私」は

そのほとんどに妄想を抱いてます…

でも男ならわかるなあって感じで

この主人公に感情移入できちゃいます…

 

 

この作品で次に驚かされたのはその表現力です…

例えば比喩一つとってみても、ユーモアが

含まれていて、また時事ネタを含ませたりとか

とにかく洗練されていて納得ができるんです…

 

タイトルもただ茶化してるだけでなく

関連させてるのもイイですね!

 

つい爆笑しちゃった部分もあったのですが、

文字表現だけでワラかすって

かなり文章レベル高くないとできないですよ…うん…

 

「人間失格」のオマージュっぽい作りですが、

雰囲気こそ残すものの、ストーリー自体はほぼオリジナルだし、

構成の仕方も見事!ついつい引き込まれます…

 

また、登場するキャラクター一人一人が

人間臭い、というよりまさに「これぞ人間」が描かれていて

単純に作者さんの実力です…

ヒロインの千代もめっちゃいい感じだし…

 

特に上司のMなんかスゴくいいじゃないですか!

人間の嫌な部分の絞りカスみたいな…

読んでるだけで加齢臭まで感じます…

 

ほんと洞察力、表現力にかけては

私が読んだKindle本の中で1,2を争う感じです…

(↑あまり本読んでないけど…でもハンパないです…)

 

あとはお待ちかね…

エロシーンです!!!!

 

これ…

 

読んで

絶対ズボン脱いだ人いるわ~!!

 

え…?

わ…私じゃないですよ!!!

(↑ホントかよ…)

 

やはり表現力の高さが

脳内の臨場感を増すんですよね…

 

で、主人公が本当の自分をさらけ出し、

脱童貞をするシーンがあるのですが

こ…これは…

エロすぎいいいいい…!

 

しかし実はこれは物悲しいシーンでもあります…

やっと自分をさらけだしたのに…

この後は本編をお楽しみ下さい…

 

と、手短に書いて見ましたが、

私、オリジナルの「人間失格」読んだのが、かなり前で

どんなお話だったのかも忘れ気味なので、

太宰を熟知してる方だったらもっと楽しめたかな?と思います…

でもエロもあるから逆に怒るのかな…?

それはわかりませんけど、

たぶんそんなことも折り込み済みで

出版にチャレンジしたんだろうな…と、

そこはさすがボクサーですね…

(月狂さんはボクサーらしいです…)

 

いやあ…

月狂さんの文章レベルのハンパなさに

ただただ脱帽です…

 

なんかこう…太宰の皮をかぶりつつも

作品の奥底に

月狂さんの「芯」を感じるんですよね…

上手く言えないけど…

 

以上でレビューを終わります

 

気になった皆様方、

是非一度お読みくださいませ~!

 

 

続編もあるようですね…

 

あと太宰のオリジナルも

 

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