スマホも自作PCの様にパーツ交換できないのかな?
こんばんは!まるく堂です!
個人的にちょっと意外だったニュースがコチラです。
iPhone 7が「iOS16」非対応に...
Appleは2022年の秋に最新OSの「iOS16」を配信予定なのですが、
その対象機器の中に「iPhone 7」が入ってない事が明らかになりました。
iPhone 7は2016年に発売されているので、もう6年も前の機種にはなるのですが、
中古市場ではiPhone 8と並んで今でも人気は健在です。
と言うのも、これらの機種には「指紋認証」が搭載されているからですね。
ここ数年のiPhoneシリーズはホームボタンを廃止し、Face ID(顔認証)でロック解除するのが標準になっています。
現在ではマスク着用したままでも普通に解除できる様にはなったのですが、
それでも私を含め「指紋認証」派と言うのは一定数いるんですよね。
そうした方々には数少ない選択肢の一つであるiPhone 7が最新OSから外されると言うのは、個人的には残念な話です。
私もiPhone 7使ってた事あるんですよ、中古でしたけど…
外見はスゴく綺麗だったのでかなりお気に入りでした。半年くらい使ったらいきなりウンともスンともいかなくなって、結局iPhone SE2に代えたんですけどね。
でももしもあのままずっと故障せず動いていたら、今でも普通にiPhone 7使ってたと思います。
古い機種がいつかは最新版にアップデートできなくなると言うのは当たり前ではあるのですが、対応できなくなると言うのはCPU(コンピュータの頭脳部分)の処理速度が対応できなくなる事がほとんどだと思います。
なので…
スマホも自作PCみたいに、CPUとか各パーツ部品だけを取り替えられる様な仕様にして欲しいと思ってるんですよね!!
かつてそんなコンセプトの実現を目指したプロジェクトがあった!!
実はGoogleでは「Project Ara」と言う、
スマホの機能の一つ一つをブロックみたいに組み合わせて
それぞれがお好みでスマホをカスタマイズできる製品の開発を目指した
プロジェクトがあったんですよね。
各ブロックにカメラとかGPSとかの機能が含まれていて、
必要な機能を組み合わせて自分だけのオリジナルのスマホを使えると言うのは
かなり夢がありますよね?
当ブログでも2014年にこのニュースを取り上げた事があります。
例えば、そうした組み立てスマホの場合、CPUが搭載されたブロックだけを取り替えれば、常に最新スマホとして使い続けることができたりするのかも知れない。
そんな期待を込めて記事にさせて頂いたのですが…
実はこのプロジェクト、
2016年に開発中止になってるんですよ…
パーツの生産コストがかなり高くなり、採算が取れないと言う判断だった様ですが
この中止の決定のニュースを読んだときは非常に残念に思いましたね。
でも今こそ、
スマホも組み立て仕様にするべきではないでしょうかね?
家電産業は次から次へと新製品がどんどん作られていきます。
ビジネスモデル的にも企業はそうやって利益を出しているのはわかるのですが、
スマホに関してはちょっと増産しすぎじゃね?
とも思うんですよね…
AppleのiPhoneなんかも1年に1回新モデルが出ますけど、
近年ではそこまで衝撃的な機能も搭載されてる様には思えませんし、
個人的に前モデルと何が違うの?と思いたくなる機種もあったりします。
次のiPhone14は円安の影響で最上位モデルは20万円を越えるとも言われています。
もしもの話ですが、注目されるのが処理速度のチップだけなのであれば、
そのチップだけ取り替えられる仕様にしてもらえればいいのにな、と…
自作PCの場合は、必要なパーツを必要な時に買い換えると
最新機種にも負けないくらいのパフォーマンスを保つ事ができます。
スマホにもそういった選択肢の自由があってもいいと思うんです。
今だと、最新の機能が欲しい場合は本体ごと購入しないといけないですが、
古い機種はその時点でほぼ使われなくなります。
中古店やネットで売ってしまえば良いのですが、
「同じ物をずっと長く使う」と言う事がほぼ不可能なのがなんか残念だったりします。
エコ的な観点からもこれってどうなんだろ?と言う気持ちが強いです。
そう言う意味でもGoogleの「Project Ara」はぜひ実現して欲しかったプロジェクトでしたね…
この計画は頓挫しているので、実現にはかなり厳しいのかも知れませんが、
Appleでもどこでもいいからいつかこの「組み立てスマホ」を発売してくれたらと願っています。
以上です…