現代日本を舞台にした新感覚の忍者ドラマ「忍びの家」！
こんばんは！まるく堂です！
最近、Netflixで配信中のドラマ「忍びの家」を見ました。
このドラマは過去のある出来事をきっかけに忍びであることを捨てた最後の忍び一家・俵（たわら）家を描いた作品です。舞台は現代の日本。ある事件により、俵家の家族が忍びの世界に再度足を踏み入れるまでを追ったストーリーとなっています。
あらすじ
忍びの一族、俵家の長男「岳（がく）」は誘拐された政治家の救出任務中、風魔一族の者に殺されてしまう。この事件をきっかけに、俵家の家長「壮一（そういち）」は忍者としての任務から引退し、酒造業に専念するようになる。
しかし、次男の「晴（はる）」、長女の「凪（なぎ）」、そして壮一の妻「陽子（ようこ）」は、それぞれ忍びの技を秘かに使い続けていた。
岳の死に責任を感じたまま何も動き出せずにいる晴は、雑誌記者である「伊藤可憐（いとう かれん）」との出会いをきっかけに忍者の道に再び足を踏み入れることに。一方、凪は警備の厳重な博物館から盗みを繰り返しては返却すると言う行動を繰り返す中、ある人物に目を付けられていく。俵家の三男「陸（りく）」は自分の家族が忍者だと知らずにいるが、自分の家族の不可思議さに疑念を持つことに…
そんな俵家の面々に、古来からのライバル風魔一族の魔の手が忍びよる。
家族の秘密をめぐる波乱の物語が展開されていく…
登場人物紹介
俵 晴（たわら はる）/ キャスト：賀来 賢人
俵家の次男。そのポテンシャルは家族の中でもピカイチ。
しかし現在は忍びから足を洗い、自販機の補充の仕事をしている。
自分が命を助けた風魔忍者に殺された兄、岳の死に責任を感じ苦悩する彼だが、
雑誌記者の可憐と出会うことで、再び忍びの世界に関わっていく事になる。
俵 壮一（たわら そういち）/ キャスト：江口 洋介
俵家の家長であり服部半蔵の子孫。長男である岳の死以来、忍びとしての任務からは引退し、一般市民として俵酒造の経営だけに集中していた。
しかし次男の晴、長女の凪、と妻の陽子がこっそりと忍びの技を使っていることを知らずにいる。
俵 陽子（たわら ようこ）/ キャスト：木村 多江
壮一の妻。忍びの技を使い万引きを犯していたのを忍者管理局に見つかってしまうが、それを揉み消す事を条件に忍びの任務に復帰する。
俵 岳（たわら がく）/ キャスト： 高良 健吾
俵家の長男。6年前、誘拐された政治家を救出する任務中に殺された。
俵 凪（たわら なぎ）/ キャスト：蒔田 彩珠（幼少期：稲垣 来泉）
俵家の長女。大学生。忍びの技術の訓練がてら、警備の厳重な博物館からの盗みを繰り返していたが、謎の忍者に妨害され盗んだ品を奪われてしまう。
俵 陸（たわら りく）/ キャスト：番家 天嵩
俵家の三男。小学生で、自分の家族が忍びであるということを知らず、健やかに生活している。しかし、他と違い自分の家族がおかしい事に気付いていく。
俵 タキ（たわら たき）/ キャスト：宮本 信子
壮一の母で、晴の祖母。少し目を離したスキにいつのまにか部屋を移動していたりと、忍びの腕前は今も劣っていない。
伊藤 可憐（いとう かれん）/ キャスト： 吉岡 里帆
雑誌「ムー」の記者。晴と牛丼屋で繰り返し会う内に打ち解けていく。
編集部の指示で事件を取材しようとするが…
作品の見どころ
「忍びの家」の見どころはこんな感じです。
・伝統的な忍者文化を現代に描いた点:
忍者の家系に生まれた一家が、スマホを使用していたり車に乗っていたりと、現代社会で普通の生活に適応している様子が描かれています。
俵家では、今も忍者の技術や精神性、しきたりが受け継がれているのですが、時代とともにどこか緩くなっていたりしています。
一方の風魔一族は昔ながらの厳しいしきたりや異常とも思える掟が現存しており、俵家と対比されてるのも興味深いです。
・登場人物の人間関係や内面の描写に深みがある:
主人公である晴は、自分が助けてしまった風魔忍者が兄の岳の命を奪ってしまった事により、耐えがたいトラウマを引きずっています。
そうした忍者としての過去と、忍びを辞めた現在の平凡な生活の狭間で葛藤する様子が描かれています。
妹の凪は兄の岳が殺されてからもずっと岳の言いつけを守り、忍術の腕をずっと磨いてきました。
普通の生活に慣れながらもどこか物足りなさやもどかしさを感じている様な、それでいて辛い過去から距離を置いている様な、そんな登場人物の心情の変化が丁寧に描かれており、作品の魅力の一つとなっています。
・格闘アクションがスゴい
このドラマでは忍者同士の戦いも描かれているのですが、格闘アクションも見どころの一つです。忍術と言うよりは格闘メインの戦闘となりますが、痛々しいくらいに重みを感じるアクションが迫力満点で、思わず目を見張ります。
・終始ハラハラドキドキ！予想もつかないストーリー展開！
ドラマ「忍びの家」では、現代に生きる忍者の悲哀が描かれているのですが、その中で俵家の家族達の運命がどのように動いていくのか、その「家族愛」と言うのもテーマの一つになっている様に思えます。家族一人一人に焦点が当てられ、それぞれが問題を抱え、どの様に克服していくのか？一時も目が離せません。
また、前半と後半で物語の展開に変化があり、そのストーリーに終始振り回される感じなのも良かったです。
まとめ
「忍びの家」は、現代日本を舞台に忍者一家の葛藤と再生を描くと言う、非常にユニークで魅力的なドラマでした。
まず、アクションシーンの迫力と完成度の高さには驚かされました。スタイリッシュでありながら重厚感のある格闘シーンは、息をのむほどの見応えがありましたし、
またストーリー展開の予測不可能さにも終始ハラハラさせられっぱなしでした。
次から次へと謎が謎を呼び、そして思いもよらない展開の連続に最後まで目が離せず全8話をあっという間に見終わってしまいました。
何より、賀来賢人さんや高良健吾さんをはじめとする豪華キャストの演技が秀逸でしたね。登場人物それぞれの葛藤や心の機微を丁寧に表現し、ドラマに深みを与えていました。
Netflixのグローバルランキングでも上位を獲得し、世界中から高い評価を受けているのも納得の作品です。忍者やアクションが好きな方はもちろん、ヒューマンドラマが好きな方にもおすすめしたい、現代の日本が誇る傑作ドラマだと思います。
ぜひ一度ご覧になってみてください！！
