まるく堂の〇〇やろうぜ!

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自分の電子書籍を簡単にオーディオブック化出来る日が近づいている!?

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個人作家に朗報!? AmazonのAIオーディオブック作成ツールが革命を起こす? (ただし海外)

こんばんは!まるく堂です!

こんな記事を見つけました!

Amazonが簡単にオーディオブックを制作できるAIツールをリリース!!

goodereader.com

Amazon.comでは、Kindleストアで電子書籍を販売しているアメリカの自費出版作家さんへ向け、簡単にAIでオーディオブック化できる無料ツール(ベータ版)を提供している様です。

残念ながら日本ではまだ提供されていないのですが、向こうの国ではすでにAmazon傘下であるAudibleのサイトに40000作品以上のオーディオブックが配信されている様です。

ある作家さんによると、自分の電子書籍をオーディオブックにするのに、

わずか52分しかかからなかったとの事です。

 

これはスゴいニュースです!!

今現在、Kindleにいくつも自分の作品の電子書籍を販売している方は多いと思いますが、おそらくオーディオブックとして販売してる方は皆無でしょう。

なぜなら、普通に製作するとなると、声優さんや編集者さんを起用する人件費や、録音スタジオを借りる場所代とか、その他もろもろの経費もかかりますし、そこまでして採算が取れる見込みがあるかと聞かれれば、そんな自信なんて無いと言う方がほとんどだと思います。

しかし、そのAmazonが提供するAIツールで簡単に自分の作品がオーディオブック化できる様になれば、販売経路を広げる事にもなりますし、それだけ作品がお客さんの手元に届きやすくなります。しかも元は同じコンテンツなので、作者さんもあまり負担にならずに収入を増やせる可能性も高まりますよね。

と、作者目線から見ればこの上ない便利なツールにも思えるのですが、

個人的には、メリットとデメリットが存在すると思ってます。

AIナレーションのメリットとデメリット

AmazonのAIツールを使用したオーディオブックの語り手は必然的に「AIナレーター」と言う事になります。

このAIナレーターを使うメリットは以下の点が挙げられるでしょう。

メリット

・製作コスト、製作時間が大幅に削減できる。
先ほども書きましたが、オーディオブック製作となると、人間の場合は数週間から数ヶ月かかる事もあります、しかしAIなら短時間でオーディオブックを生成できます。

・多言語展開が容易になる。

ChatGPT等のAIツールに少しでも触れている方ならご存じかと思いますが、AIの言語能力ってスゴすぎなんですよね。少々長めの文章くらいなら、あっという間にいろんな国の言語に変換ができたりします。なので、ナレーションを様々な言語に簡単に変換できる事も容易だと思いますし、その分、様々な国に販売できる可能性も高まります。


・ナレーションの品質の一貫性が保てる。

人間のナレーターだと、その日の調子によって声質やテンポが良くなったり悪くなったりとムラができる可能性がありますが、AIは疲れ知らずですからね。常に同じ品質のナレーションが期待できそうです。


・ナレーションをカスタマイズできる可能性がある。

これは未来の可能性になりますが、将来的にはリスナー側からの設定で好みの声の種類を選べるようになると思うんですよね。基本が男性の声だったとして、気分で女性の声とかに自由に変更できる様になるのではないかと…

 

デメリット

一方で、AIナレーションには以下のような課題や懸念もある様に思えます。

・感情やニュアンスを表現するのが難しい。

youtubeにはAI仕様の音声を使った動画がすでに蔓延していますけど、まだ不自然な部分が残ってるものがほとんどですし、よく聞くと「あ、AI使ってる!」とまだ簡単に識別できますし、人間のナレーターほどの演技力はまだないのではないかと思います。


・日本語の場合、漢字の読み方を間違える可能性もある

もしもAmazonのAIツールが日本にも提供されたとして、個人的に懸念されるのが

漢字の読み間違いですね!!

youtubeでも読み上げソフトを使った動画はいっぱいありますけど漢字の読み方を間違えてるものも、それだけたくさんありますよね。

漢字は前後の文脈とかニュアンスによって読み方が変わることが頻繁にあります。

それが流暢に読めるのも日本人だからこそ、と言う部分もあるでしょう。

AIだと、長年培った日本人の感覚と言うのもいずれは克服しそうではありますが、まだまだ実力不足の部分もある様に思えます。

・プロのナレーターの仕事が奪われる恐れがある。

これは作者さん側には直接関係ない点かも知れませんが、低コストのAIに仕事を奪われる本職のナレーターさんが続出する可能性もあると思います。

今後AIの進化は進みこそすれ留まることなど無いでしょうから、AIが人間と遜色ないナレーションができる「Xデー」も近いのかも知れません。

 

・倫理的な問題。人間ナレーターの声を無断で使ってAIボイスを作る危険性も?

現在すでに問題になってるのが、人気ナレーターの声をAIに学習させて、その合成音声で朗読や動画のナレーションをさせている事例が相次いでいます。

現在は、個人の声自体には著作権こそ無いものの、それでも自分自身から生み出される個性や特徴があるものですから、やはり無断で音声を使って良い道理はありません。新しい技術のため、法がまだ追いついてない感も否めません…

 

まとめ

Amazonが提供するAIオーディオブック化ツールは、個人作家さんにとって大きなチャンスであると同時に、新たな課題も提起しています。

メリットとしては「制作コストと時間の大幅な削減」「多言語展開の容易さ」「ナレーションの品質の一貫性」「カスタマイズの可能性」などが挙げられます。

これにより、より多くの作家が自分の作品をオーディオブック化し、収入を増やすことができるでしょう。

日本にはいつ来るんだ?と言う不満もありますけど…


一方で、AIナレーションには「感情やニュアンスの表現の難しさ」「プロのナレーターの仕事が奪われる恐れ」「倫理的な問題」など、克服すべき課題も残されています。

特に、人間ナレーターの声を無断で使ってAIボイスを作ることは、個人の権利を侵害する可能性がありますし、注意が必要です。

まあ、AmazonのAIツールにそこまでの機能があるかはわかりませんが…


AIナレーションの技術は日々進歩しており、近い将来、人間と遜色ないレベルに達するかもしれません。しかし、その過程では、技術的な課題だけでなく、倫理的な問題にも向き合う必要があります。

作家さん、ナレーターさん、リスナーさんなど、関係者全員がWin-Winとなるような、AIナレーションの健全な発展を期待したいと思います!!!

 

以上です…