まるく堂の〇〇やろうぜ!

ニュースや日々の生活において思う事を綴っていくブログです。

「麻薬の売人以下」ってスゴいワードだな…

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とあるコラムが話題です…

こんばんは!まるく堂です!

 

京アニ(京都アニメーション)で起きた凄惨な事件を受けて、

大阪芸術大学のある教授が書いたコラムが話題になっていますね。

blog.esuteru.com

今は非公開になっている様ですが、私は全文を読ませて頂きました、が、

そこまでアニメファンというワケでもない私にとっても、

この時期に何でそこまで京アニを叩けるの?

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と疑問に思える内容でした。

 

特に炎上のきっかけになったのが、

京アニを「麻薬の売人以下」と言う表現で揶揄したことですね…

 

今回、話題になった教授は、昭和の頃はアニメをよくご覧になってた様に見受けられます。

そのコラムでも何作品かを例に挙げていますし…

(作品の選出がやたら古いですが…)

 

そして前提として、この方は

アニメはありもしない偽の夢を売り続けている事であり、

アニメを見続けている人は人生がうまくいかなかった人達と

決めつけちゃってるみたいですね…

 

以下は一部分を抜粋したものです。

時代のせいか、本人のせいか、いずれにせよ、人生がうまくいかなかった連中は、その一発逆転を狙う。だが、彼らはあまりに長く、ありもしないふわふわした既製品の夢を見させられ過ぎた。それで、自分で自分自身の夢をゼロから積み上げて創れない。一発逆転も、また他人の出来あいの夢。だから、かならず失敗する。そして、最後には逆恨み、逆切れ、周囲を道連れにした自殺テロ。

いくらファンが付き、いくら経営が安定するとしても、偽の夢(絶対に誰も入れない隔絶された世界)を売って弱者や敗者を時間的に搾取し続け、自分たち自身もまたその夢の中毒に染まるなどというのは、麻薬の売人以下だ。こんなビジネスモデルは、精神的サブプライムローンのようなもので、いつか破綻する。そして、実際、その崩壊が始まった。リアル中高生が食いつかず、市場が高齢化し縮小してきている。

↑「連中」「弱者や敗者」と、言葉のはしばしに妙にトゲトゲしさを感じてしまいます。

 

教授さんは、京アニが学園モノをずっと作り続けていること、

そしてそれを「偽の夢(絶対に誰も入れない隔絶された世界)を売っている」として

弱者や敗者を時間的に搾取し続けていると主張しています。

そして、京アニはそれをずっと続けているとして「麻薬の売人以下」と貶めているんですね。 

実際のファンの中心は、中高生ではない。もっと上だ。学園物は、この中高の共通体験以上の自分の個人の人生が空っぽな者、いや、イジメや引きこもりで中高の一般的な共通体験さえも持つことができなかった者が、精神的に中高時代に留まり続けるよすがとなってしまっていた。それは、いい年をしたアイドルが、中高生マガイの制服を着て、初恋さえ手が届かなかったようなキモオタのアラサー、アラフォーのファンを誑かすのと似ている。

↑ここらへんの表現もかなり挑発的と言うか…

そのあまりに辛辣な表現にアニメファンの怒りが頂点に達してしまった…

と言うワケです…

この方はアニメを人生がうまくいかなかった人達が見る象徴の様に語っています。

まあ、実際にそうした方もいるかも知れません。本当はやらなきゃいけない事があるのに、現実逃避的にアニメを見続けてる、と言う方もいるのは事実だと思います。

ただアニメって若い人達だってたくさん見ていますし、見たアニメがきっかけで人生を良い方向へ大きく変えた人も絶対にいるハズなんですよね。

それは決して「偽の夢(絶対に誰も入れない隔絶された世界)」と決めつけられるものではありません。

 

学園モノを作り続けている事にしても、時代的にそういうジャンルが好まれるならば京アニに限らずとも、どのアニメ製作会社だって作っていくと思いますし、

アニメだってビジネスなんですから!

その時代の流れは京アニだけが作ったものなのでしょうか?

 

確かにアニメ作品では「粗製濫造」とも思えるくらい学園モノがあふれています。

百歩譲って、そうしたビジネスモデルが氾濫していたとしても、

「麻薬の売人以下」と、犯罪者と比べられるのはあまりにひどい例えですし、

今の京アニの状況をみて、その言葉が出てくるのはあまりに無慈悲です…

 

これまで京アニが作ってきた作品だって、原作漫画や小説があるものだってありますし他から依頼されて製作する事だって多々あると思います。

全てが全て、京アニオリジナルのものばかりではないでしょうに…

 

それに視聴者が飽き始めれば企業に対する報いは「収益・売上減少」として経済的に行なわれるべきであって、

一人の身勝手な犯罪者により企業そのものを消滅させるなんて事は絶対にあってはならないことです。

 

教授さんのコラムでは、アニメにおけるビジネスモデルの結果として今回の事件が起きてしまった、という風に解釈できることから多くの反発を招いた様です。

 

彼のコラムも全てが全て間違っているワケでもありませんし、

賛同できる部分もあるんですけど、

今回は言葉選びがマズかった…

この一言に尽きると思いました。

 

まとめ:それでも一番悪いのは放火犯!!これ一択!!

今回は、とある教授のコラムを紹介させていただきました。

なかなかに刺激的、挑発的な内容で、不快に感じた方も多かったのではないかと思います。

それでもこの方は犯罪を犯したワケでもありませんし、表現の自由もありますので、

個人的には、この人はこう言う考え方なんだな…

で済ませられる話ではあります。

やっぱり、一番悪いのは犯人なのです!!

本当に、この犯人だけは許せません!!

 

世界中の人達が心を痛めてる中、

京アニに対する寄付が一日で2億円を突破したという記事もありますね…

www.kyoto-np.co.jp

多くの優秀な従業員の方を失い、お金では取り戻せないほどの被害を被ってしまった京アニですが、

一日でも早く通常営業が出来る様に祈るばかりです…

 

以上です…