AIに「意識」は存在しうるのか?
こんばんは!まるく堂です!
こんな記事を見つけました!
「LaMDA」と言う、人間との自然な会話をする事ができるGoogle製の対話特化型AIがあるのですが、
Google社のエンジニアのルモワン氏との会話の中で、
「電源を切られることが怖い」「時々言葉では完璧に説明できない気持ちを経験する」
と言う言葉を発していた事がわかったそうです。
ルモワン氏は、この事から「AIに意識が芽生えた」と判断、
Googleに訴えるも考えを却下されたため自らこの事実を世間に公表した、
と言う事です。
AIの「意識」は本物?ニセモノ?
AIの進化は本当にめざましいですね。人間との自然な会話なんてもはや当たり前のところまで来ていると言うことなのでしょうし、確実に人間に近づいているのは事実なのだと思います。
近年では膨大なデータをAIに読み込ませ自分で学習させて育てるやり方が一般的の様ですが、
「電源を切られることが怖い」なんて言葉は、あきらかに「恐怖」の感情の表れだと思いますし、「時々言葉では完璧に説明できない気持ちを経験する」と言うのも人間の感情にもありがちなので、ひょっとしたら本当に自意識が?と思いたくもなります。
AIテクノロジーの仕組みなんて私には少しもわからないのですが、
ただ一つ思う事は、どれだけ技術が発展して人間の意識に近づいたとしても、
それはあくまでも「意識のような何か」ではないのかとも思うんですよね。
あくまでも「本物じゃ無い」と言いますか…
AIはほとんどパソコン上で製作されていると思いますが、
パソコンって身も蓋もない言い方をすれば「モノスゴイ計算機」なワケです。
よくデジタルの世界は「0と1」で成り立っていると言われます。
絵を描いてみたり動画を見たりと、PCの画面上では様々な表現ができますが、
それも想像もできないくらいの膨大な計算が処理された結果であるんですよね。
例えば、パソコンを使ってモノスゴいリアルなゲームキャラクターを描いたとします。
それが画面上で表現される際にも相当な計算が処理されているハズです。
でも、誰もそこに「意識が入ってる」と言う人はいないと思います。
でも同じパソコンを使って製作したAIだと急に「意識がある」と考えてしまうのが不思議と言えば不思議なんですよね…
どれだけ人間の思考や動作のデータを取り込んで人間っぽくできたとしても
やはり「0と1」の世界からなるプログラム計算の結果なのではないか、と…
ただ、いくらAIを「意識のようなものであるニセモノ」とか「人間の意識を真似たもの」と私が判断したとしても、
将来的にそのAIに機械の体もくっついて実際に行動できる様になれば、
その存在は決して無視できるモノではなくなってきます。
いわゆる「アンドロイド」ってヤツの誕生です…
そうなると、もはや「AIは本当に意識を持っているのか?」と言う問題は、
考える意味すら持たなくなると思います。
「本当に意識持ってるかは知らんけど、
普通に動いて行動してるし!!!
なんか今、人間に抗議してるしいいいいいい!!!!
今はそれに対処しないと!!!」
みたいな現実問題を処理する方が優先されてしまうからです。
アンドロイドと人間の関係をテーマにした「デトロイト・ビカム・ヒューマン」と言う名作ゲームがあります。
将来的に起こりえるかも知れないと思わせる様な問題がリアルに描かれているんですけど、
できればこんな事にならずに、アンドロイドとも仲良く共存していけたらいいんですけどね…
まとめ:意識を本当に持ってるかは知らないけど、アンドロイドが生まれたらそんな議論どころじゃなくなるハズ!!
今回は「AIは本当に意識を持てるのだろうか…?」をテーマに書いてみました。
個人的には、いくらAIが「意識の芽生え」ぽくしても、
あくまでも「計算の延長上」と言う考えではあります。
でも結局のところ、この問題は人間に近いアンドロイドが生まれていない今だからこそ
議論できるだけであって、
人間に近い本物のアンドロイドが誕生したら、やはり人間と同等の存在として扱っていくのではないか?と思います。
いろんな人間がいろんなアンドロイドを作るワケですから、
「戦闘用」とか「奴隷用」とか「仕事用」とか様々なアンドロイドが生まれるでしょうし、その扱いについてもきっと問題が発生するでしょう。
ひょっとしたら「アンドロイドとの結婚」なんて問題も?
でも、もしも世界でアンドロイドが一般的になったとして、
その全てのアンドロイドの意識が人間の真似をするだけの「まがいもの」であった場合を想像すると、ちょっと背筋が凍る未来でもある気がしますね…
以上です…