諦めない姿勢は人をこんなにも感動させる…
こんばんは!まるく堂です!
昨日、11月24日に放送されたTBS系の「水曜日のダウンタウン」をご覧になりましたでしょうか?
「落とし穴に落ちたのに一向にネタばらしが来ないまま日が暮れたら正気じゃいられない説」と言うテーマで放送がされたのですが…
この企画、放送前から「これってヤバいのでは!?」とか「コンプラ違反じゃない?」とネットで話題になっていました。
見逃された方や、事前知識を入れずにご覧になりたい方は
↓こちらの「TVer」で12月1日(水)までご覧になれます。
このドッキリのターゲットとなったのは「パンサー」の尾形さん、「コロコロチキチキペッパーズ」のナダルさん、チャンス大城さん、「蛙亭」の中野周平さん、「ニッポンの社長」のケツさんでした。
ある偽番組で呼ばれたターゲットのみなさんは、物の見事に仕掛けられていた落とし穴に落ちてしまいます。
最初は「やられた~」と通常リアクションのみなさんでしたが(ナダルさん以外…)、その後どれだけ待ってもスタッフの人たちがやって来ないと言う事態に見舞われます。
だんだんと落ち着かなくなってくるターゲット達…
と言うのもこの落とし穴、3.3mもの高さがあるので一人では到底上がることができません…
その不安をさらにかき立てるように、その穴が10年前の企画のモノであるかの様な古い説明書きが捨てられていたり、あらかじめ現地解散と指示していたため、スタッフ達が点呼も取らずに撤収して車で去る音が遠くから聞こえたりと
「この落とし穴は意図しない状態で作られた物?」
という疑念が植え付けられていき、みなさんの緊張はMAXとなっていきます。
ターゲットの中にはふて寝する人、仮病を使う人、泣きじゃくる人、放送NGな行為をした人(←一体何をしたんだろう…?)と、その反応は様々でした。
そんな中、パンサー尾形さんは、なんとか脱出を試みようとします。
しかし、足場はスポンジの様なものが敷き詰められていて上手く力が入りません。
落とし穴に落ちたのは午後二時頃でしたが、だんだんと日も暮れてきます。
尾形さんは自分の来ているジャージを脱いで、それを繋げてロープ代わりにし、上にある仕切りのロープに引っかけようとします。
しかし、間違って片方をつかまずに投げてしまったため、衣服は穴の外に出てしまい、回収することができなくなってしまいました。
落ち込む尾形さんでしたが、気を取り直して今度は自分の下着等、残っていた衣服全てを脱ぎ、もっと長いロープ状にし、ヘルメットをくくりつけてフック代わりとしました。
素っ裸の状態で、何度も何度も衣服ロープを投げる尾形さん、やがてそのロープは仕切りのロープに引っかかりました。それを支えに上ろうとする尾形さん。しかし、自身の体重で仕切りのロープが切れてしまい、穴にスルスルと落ちてしまいました…
時刻は既に夜の八時。この六時間、飲まず食わずの状態が続いています。
特に激しく動いている時間が長かったので、かなり喉が渇いてる様です。
体力の限界も近づく中、必死に這い上がろうとしますが、何度やっても上手くいかずに悔し涙が溢れます。
しかし、気を取り直し、なおも脱出を試みます。
今度は尾形さんは壁に穴を開け、体重を支えられる足場をいくつか作りました。
そして、残りの力を振り絞って上っていきます。
それでも何度も失敗し、心が折れそうになっても、それでも諦めずに上っていく尾形さん。
そして、ついに…!
脱出成功!
他の皆さんは夜になり、ネタばらしをされ早々に帰宅した様ですが、尾形さんはただ一人、自力で脱出に成功しました。
その後、スタッフが出て来て水を渡したのですが…
もっと大きいペットボトル渡しなよ!!!
って思っちゃました…500mlのとかあるでしょ!!
尾形さん、あっという間にグビグビ飲んでました。
そりゃそうですよ!あんなに動いて水分も補給してなかったのですから…
今回の企画は尾形さんにとって最も過酷なドッキリとなりました。
個人的には、例え芸人さんと言え、企画とは言え、ここまで人を軟禁状態にさせていいの?と疑問に思いました。
そうは思ったのですが、でも、尾形さんの諦めない不屈の姿勢はこの企画じゃ無いと見られないものでしたし、
感動してしまった自分もいるのは確かです。
その時点で「水曜日のダウンタウン」サイドの勝ちの様な気がします。
もちろん、夜になっても照明が付いていたりしてる時点で、尾形さんも
「やっぱこれ、企画かも?」と思って少しは安心した部分はあったのかも知れませんし、
もしも、これが企画じゃなくて本当に閉じ込められたとしたら、無理に体力を使わずに朝まで待つと言うのが正しい行動だったのかも知れません…
それでも、尾形さんのあきらめない精神は、いつも何かと諦めがちな私にはかなり突き刺さりました。
自分が同じ様な状況で閉じ込められたら、あそこまで行動できただろうか?
そんな事も考えました。おそらくは無理かも知れません…
尾形さんがスゴすぎて、他の方が霞んでしまいますが、おそらく私が取る行動もふて寝したり、怒ったり、泣きじゃくったり…そんな感じだったかも…?
尾形さんの様に体力もないので、早々に投げ出して、死を待つのみの状態だったかも知れません。
どんな状況に陥ってもどうにか考えて行動していく事。
それを実践してみせた尾形さんは、素っ裸ながらもとても神々しく私には見えました。
企画そのものは批判されても仕方ないものだと思いますが、
番組を観た方は感動した方が多かった様です。
私自身も複雑ではありますが「見て良かった」と素直に思いましたし、
尾形さんの前向きな姿勢に勇気をもらった様な気がしました。
今後パンサーのネタを見て、尾形さんが出て来ても
「尾形さん、カッケエエエエエエ!!!」
と尊敬しすぎて笑えない状態になっちゃうかも?
以上です…