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クマから学ぶ政治哲学!!
こんばんは!まるく堂です!
最近、クマのニュースが絶えないですね…
私の地元青森では、ほとんど出没したことの無かった地域にも
やたら現れる様になってしまいました…
例えば、2025年8月に、とある方のXのポストには
クマが道路を走る動画が投稿されていました。
【青森県・弘前市・クマ目撃情報】
— ニルヴィ (@grablu_niruvi) 2025年8月27日
2025/08/27 21:03 同僚が目撃ドラレコではわかりにくいですが肉眼ではクマだった、そうです。
弘前市の方、ご注意ください。
※警察通報済み#拡散希望 pic.twitter.com/oO8aLuda3U
夜なのでちょっとわかりにくいと思いますが、
この道路って私、かなり頻繁に利用してるんですよ…
ここは弘前市としては割と街中なので、ここでクマが現れる事自体が衝撃的です。
まさか人里とクマの距離がこんなにも縮まっているだなんて…
クマがここまで出没しまくってる理由は定かではありませんが、
ここまで来たら国に動いてもらいたいと個人的には思うのですが、
今後はこうして街中にも頻繁に現れるのが基本になってしまうんですかね?
本当、心配です…
本題「のぼりべつクマ牧場」と言うサイトがスゴい!!
それはさておき…
北海道にある「のぼりべつクマ牧場」のホームページに
面白い事が書いてあったので情報をシェアしたいと思います。
「のぼりべつクマ牧場」は 1958年7月に開園した、かなり長い歴史を持つ動物園です。
当初は「北海道に生息している野生動物の保護と観察、研究のため」に開園された様ですが、現在は主にクマを取り扱っています。
この「のぼりべつクマ牧場」のサイトには
「歴代ボス紹介」と言うコーナーがあり、
開園以降、群れのトップとなった猛者達の写真がズラリと並べられているのです。
それぞれのボス熊に、簡単な説明書きがあるのですが、
その生き様が人間の政治ドラマにも繋がる部分があるのでは?
と思ったので、全てのボス熊ではありませんが、
ピックアップして紹介していたいと思います!
「のぼりべつクマ牧場」ボス熊紹介!!
まずは記念すべき初代のボス熊が「タロウ」です。
初代ボス「タロウ」
ボス在位期間/1964~1965
1960年生まれ
体重/250㎏(推定)
!–昭和40年死亡–>気性が荒く、一匹オオカミとしてあまりに争いが多く、長続きしなかった。
なんか写真が白黒のせいか、めちゃめちゃ風格ある様に見えます…
クマなのに「一匹オオカミ」ってどうなの?と言うツッコミはさておき…
このタロウこそが長いクマ牧場の歴史で最初のボスとなりました。
ただ、気性が荒かったのは残念でしたね…私もそういう人は嫌いです。
2代目ボス イシマツ(兄)
1961年年生まれ
ボス在位期間/1965~1966弟と共にボスとなり、絶大な強さを誇った。
3代目ボス イシマツ(弟)
ボス在位期間/1966~1967
1961年生まれ兄弟で力を合わせるという、ヒトに劣らぬ賢明さを見せた。
なんと!2代目と3代目は実の兄弟とのこと!!
兄は1966年まで、弟が1967年までと言う事は、
お兄さんが先に亡くなったりしたんですかね?
しかし、兄弟と言うのはお互いにとても心強かったのではないかと思います。
素朴な疑問なのですが、それぞれに名前って無かったんですかね?
4代目ボス コボス
ボス在位期間/1967~1969
1963年生まれ小柄ながら、陰険さによって政権をものにした。
コボスさあ…
いったい何して政権つかんだんだよ!!!
なかなか「キミ、陰険だね!」って人から言われることないぞ普通…
ただ、確かに名前からして小物感が強いかも知れません。
6代目ボス ゴンゾウ
ボス在位期間/1970~1976
体重/345kg、体長(頭胴長)/200cm気が優しいが力持ち。さらに顔もよいという、牧場のボスとしては最高の性格と実力を持ち、7年という長期に渡り政権を維持した。
強くて優しくて、おまけにハンサム!!
ボスとしてはかなり理想的ですね!
7年ってかなり安定した政治を行って来たんでしょうね。
こういうクマなら私も部下につきたいです!!
(↑喰われるって…)
7代目ボス ノロ
1964年生まれ
ボス在位期間/1977体重/360㎏、体長(頭胴長)/223㎝
神経質なところがあり、1年でやせ細り病気になってしまった。
人の上に立つってやはりすごくストレスがたまるんですよね。
「俺なんかで大丈夫か?」とか「他の人は俺をどう評価してるんだ?」とか
心配ごとが増えすぎて、自信もない場合もあって、なかなか誰もやりたがりませんもんね。
そういうのが向いてない人、この世には確実にいます。
それは決して悪い事ではなく、その人それぞれの能力とやりたい事を人生の中で探して行ければ…と思います。
たぶん、クマにも当てはまる話じゃないかな…
8代目ボス ギンタ
ボス在位期間/1978
1968年生まれ体重/400㎏、体長(頭胴長)/220㎝
女王ギンコの子供で、子グマの時から発育良好、気力充分、ボス候補と目されていた。
9代目ボス リキ
ボス在位期間/1979~1980
1970年生まれ
体重/450㎏、体長(頭胴長)/234㎝やはり女王ギンコの子供で、ギンタとは兄弟であったが、2代目のように協力はせず、それぞれが争ってボスとなった。そのためか、政権は共に短くして終わった。
8、9代目は女王と呼ばれるギンコのご子息たちです。
まあ、日本の政治家で言えば「世襲議員」みたいな感じでしょうか?
世襲の全てが悪いとは言いませんが、もともとの生い立ちが裕福なせいか、
国民の気持ちに寄り添いづらい部分がある人が多い気がします。
そんな人達が真の意味で国民から指示される筈もありません。
残念ながら、こちらのクマたちの政権も短くして終わった様です。
10代目ボス イッペイ
ボス在位期間/1980~1982
1971年生まれ
体重/400㎏、体長(頭胴長)/220㎝いつも虎視眈々として不意打ちの機会を狙い、後ろから陰険に争うという戦法でボスになったものの、小競り合いが絶えず、牧場も戦国の世と化した。
イッペイもかつてのボス「コボス」の様な、ずる賢い立ち回りを見せていた様です。
そう、ボスに成り上がるにも様々な形があると思いますが、
人を欺いたり、不意打ちをしてのし上がった場合は、部下からの印象が非常によろしくない事になり、争いの元となる場合も多々ありますよね。
ここからしばらくはクマ戦国時代と言う、なかなかクマにとっても生きにくい状態が続いていた様です…
11代目ボス モリオ
ボス在位期間/1982~1985
第2のゴンゾーとささやかれていた。気性は温厚で、自分からは争わないが挑まれれば受けて立ち、実力のほどを見せている。おかげで、牧場にも平和が戻った。
やはり理想のリーダーとは見た目は温厚、かつ強さも揃っている感じが一番良い気がします。いざと言う時に実力を発揮してくれる事に、周りはどれだけ救われるし安心することか…
モリオの政治は3年ほど続きますが、きっと他のクマたちも「あの頃は良い時代だった…」と口を揃えて言ってたのではないでしょうか?
15代目ボス ブッチャー
ボス在位期間/1997~1998
1980年1月生まれ1997~1998年までボスを勤め、就任時最高齢(17才)記録を持つ。若いときに暴れん坊だったが、ボスを意識する頃には「和」を重んじ第一牧場をまとめ上げた。
ボス就任時が過去最高齢、遅咲きでも人生の酸いも甘いも知った後に行う政治も決して悪いことではありません。
若い時に暴れん坊でも、ボスになった時には風格が生まれていたとの事。
最近の日本の政治家で言えば「へずまりゅう」さんって感じですかね?
過去には迷惑系youtuberとして逮捕もされてましたが、現在は心を入れ替えて奈良のシカを守るために議員となり奮闘してる様です。
もちろん彼の過去を知ってる人の中には否定的な方も多いと思いますが、本当に心を入れ替えたいと願い行動してる人にはチャンスがあっても良いのではないかと個人的には思います。
あ、後半はへずまりゅうさんの話になっちゃいました…
17・19代目ボス サチオ
ボス在位期間/2008、2010
ボス就任時年齢9歳および11歳
体重390㎏ 頭胴長220㎝1999年5月4日 枝幸町下幌別の道路際で猫に襲われているところを保護される。人工哺育などを経て、釧路市動物園へ一時的に保護収容。その後、釧路市動物園よりのぼりべつクマ牧場へ保護収容される。
穏やかな性格で自分からケンカを仕掛けることは少なく、特に若いクマからの信頼が厚かった。
ボスの座から一度は落ちた(2009年)が、周りのクマに推されて再びボスに返り咲いた(2010年)のは史上初。
最初はネコにさえおびえる様な性格だったのに、ボスにまでのしあがったサクセスストーリー。
自分からケンカを仕掛けないと言うのも、本当に強くないとできない事だと思います。
そして、一度ボスの座から落ちたにもかかわらず、再びその地位を取り戻したのもスゴい事です!
政治家で言えば、故 安倍元首相や米トランプ大統領がそれにあたるかも知れません。
やはり2期目を続けると言うのも大変なことですよね。
20代目ボス ダイキチ
ボス在位期間/2013~
2011年7月にボスの「不在」を発表してから2年が経過。ボスの行方はどのようになるか注目していたところ、ようやく決定となった。
平成25年からボスを勤める。若く体が小さなうちは元ボス「サチオ」の影にかくれていたが、成長し体が大きくなると、その体格を活かし第一牧場を制圧した。
荒い性格で弱いものにも力で圧倒する。
しかしながらまだまだ若いボスの為、ボスグマの特徴である牧場内の「巡回行動」や「闘争仲裁行動」はまだ少ない状況。今はこれからのボスの成長を期待しているところである。
現在、ボス在位期間歴代1位の記録を更新中。
そして2025年8月現在「のぼりべつクマ牧場」において、
ボスの地位についているのはこの「ダイキチ」になります。
実はこのダイキチ、2013年から、つまり12年もの間、ずっとボスの座についているのです。これは過去最長のボス在位期間なのだそうです。
↓2025年8月にダイキチの事がニュースになっていました。
現在も在位日数は更新されている様です。
その命尽きるまで、ボスとして君臨してもらいたいものです。
今回は「のぼりべつクマ牧場」のボス熊たちを紹介させていただきました!
ボスが代われば、それまでのやり方も変更されるのは
人間もクマも一緒かも知れませんね。
現在、日本はあらゆる意味で時代の変遷の岐路に立ってる様に思えます。
あまりの変わり様に危機感を持っている方も多くいると思います。
複雑な問題が絡み合い、解決にはとても困難な道が待っている場合もあります。
その際は、ふとクマや動物たちを観察してみるのも良いでしょう。
同じ動物、哺乳類なのですから、人間がこれから歩く未来がすでに動物たちが歩いた後だったりするかも知れませんし、時には思わぬものが参考になる時もあると思います。
今回、紹介した「のぼりべつクマ牧場」のサイトでは、
他にも様々なクマたちが紹介されています。
ボス以外にもかなり個性的なクマたちがいる様なので、
ぜひぜひチェックしてみてください!!
以上です…