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エアコンよりテレビを消した方が本当に節電できるのだろうか?

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売れ筋のエアコンとテレビの1時間の電気代を調べてみた!

こんばんは!まるく堂です!

こんな記事を見つけました!!

news.yahoo.co.jp

今年はまだ6月だと言うのに、すでに猛暑と言っても良いくらいに気温が高い日が続いていますね。

それにより電力が著しく消費されると言う事で、日本政府は初めてとなる「電力需給逼迫(ひっぱく)注意報」を発令しています。

これを受けテレビでも、特にエアコンの使用について可能な限りの節電を呼びかけていますよね?

 

そんな中、11年前の『週刊ポスト』のある記事が再び注目を浴びています。

(11年前の記事)「テレビを消せばエアコンの1.7倍節電できる!」

www.news-postseven.com

記事によりますと、

一番効果的な節電方法とは実は「テレビを消すこと」なのだそうで、

エアコン1台を止めることで期待できる節電よりも1.7倍もの効果がある、と言う事です。

 

これがもしも本当だったとしたら、

まず1番に使用を制限するべきはエアコンよりもテレビと言う事になりますよね?

テレビのアナウンサーも

「今ご覧のテレビをすぐに消して下さい!!

節電効果が期待されます!!」

と、声高々に言うべきではあります。

この夏場にエアコンを1時間停止するのと、テレビを1時間消すのとで

どちらがイヤかと聞かれたら、どう考えてもエアコン停止の方でしょう。

ヘタすると命の危険にも関わりますしね…

 

ただ、あくまでも個人的な直感なのですが、

エアコンよりテレビの消費電力の方が大きいなんて事が

本当にありえるのだろうか?と…

もちろん、本当だったら嬉しいですよ。

テレビは我慢できるけど、エアコンを止めるのはかなりキツいですし…

こんなに暑い日が続いているのだからもう毎日ガンガンにきかせたいくらいです。

 

ただ、エアコンはモーターとか使ってますし、気化熱を利用する装置とか、部屋全体を冷やしたりだとか、電力を消費する要素が多分にあると思うんですよね。

一方のテレビは、基本的には画面を映す機能にしか電力を使ってない様に思うんです。

それなのにテレビの方が電力消費が激しいなんて事、本当にあるのでしょうか?

 

まあ、取り上げられた記事は2011年あたりのものらしいので、

2022年の今の状況とは少し違いがあるのかも知れません。

最新の機種だと省エネの進化も凄そうですし…

 

そこで今回は、ここ1,2年に発売されたエアコンとテレビの1時間当たりの消費電力と、

ついでに電気料金も比べてみたいと思います。

(今回、算出した電気代や電力量はあくまでも目安です。建物の材質や広さだったり、お住まいの地域によって多少の誤差がありますのでご了承下さい。)

 

まずは、エアコンから調べてみたいと思います。

エアコンの1時間あたりの電気代は?

今回はパナソニックから発売されている「CS-221DFL」と言う機種を調べてみました。

これは2021年の4月頃に発売されたモノです。

↓コチラがスペックになります。

価格.com - パナソニック エオリア CS-221DFL スペック・仕様より参照

 

注目したいのは「冷房消費電力」の「635W(ワット)」ですね。

この635Wを1時間あたりの消費電力量「キロワットアワー(kwh)」に変換すると、

635W÷1000×1h=0.635kwh

1時間あたりの消費電力量は0.635kwhとなります。

 

そして例として東京電力の電力量料金を参考に、1時間当たりの電気代を調べてみたいと思います。

1kWh(キロワットアワー)の電気料金はいくら? ‐ 節電にも役立つ知識より参照

東京のいわゆる一般家庭の料金は表の真ん中の「26.48円」だそうです。

今回はこの設定を使いたいと思います。

 

1時間あたりの電気料金単価(運転電気代)=26.48円/kwh

これにさきほど計算した消費電力量0.635kwhをかけ算します。

 

0.635kwh × 26.48円/kwh = 16.81...円/時間

エアコン1時間あたりの電気代は約16.8円となります。

 

テレビの1時間あたりの電気代は?

次にテレビです。

これもパナソニックの「VIERA TH-32J300」を例にしてみました。(2021年10月発売)

サイズはオーソドックスな32型の液晶テレビを選んでみました。

価格.com - パナソニック VIERA TH-32J300 [32インチ] スペック・仕様より参照

 

省エネ機能もある様ですが、通常の消費電力69Wで計算します。

 

69W÷1000×1h=0.069kwh

1時間あたりの消費電力量は0.069kwhとなります。

 

今回もこの表の真ん中の料金「26.48円」を使います。

0.069kwh × 26.48円/kwh = 1.827...円/時間

1時間あたりの電気代は約1.8円となります。

 

結果…

まず1時間あたりの消費電力量が

エアコン:0.635kwh

テレビ:0.069kwh

となりました。

これだけ見てもエアコンの方がテレビよりも9.2倍ほど電力消費が激しい事がわかりますね…

 

あと1時間あたりの電気料金ですが…

エアコン:約16.8円

テレビ:約1.8円

となりました。

 

今回はパナソニックの特定の機種を調べただけなので、

誤差はわりとありそうですが、

ただ基本的にはエアコンの方が消費電力が大きい

と言う事で間違いは無さそうです…

 

結論:エアコンの方がテレビより消費電力が大きいが、無理して節電したりして体を壊さないように…

今回は「エアコンよりテレビを消した方が本当に節電できるのだろうか?」をテーマに記事を書かせていただきました。

結論としてはエアコンの方がテレビより消費電力が大きい様です。

個人的にはちょっと残念な結果ではありますね…

テレビを消す方が我慢できたので…

 

もちろんテレビを消す事だって節電にはなります。

エアコンの節電の方がより大きな効果はあるかも知れないと言うだけであって…

 

ただ、エアコンの使用を制限したせいで熱中症で体を壊してしまった、

なんて事になったらそれこそ本末転倒ですので…

絶対に無理はしないで下さいね!!

 

効果は薄くても、テレビを消したり、いつも付けっぱなしの部屋の電気を消すだけでも立派な節電になるハズですので、

まずは無理なくやれる範囲で節電する事をオススメします。

 

以上です…

 

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