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竹下文子著「風町通信」が文庫版で登場!イラストを手掛けるのは初見寧さん!

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目次(文字数:4500字前後)

書籍紹介「風町通信」竹下文子著

こんばんは!まるく堂です!

 

当ブログを読んで下さる個人作家さん達の中には、

竹下文子さんというお名前をご存じの方も多いかも知れません。

竹下文子(たけした ふみこ)

福岡県生まれ、東京学芸大学教育学部卒業。大学在学中より執筆を行う。1978年「月売りの話」で日本童話会賞受賞。1979年『星とトランペット』で第17回野間児童文芸推奨作品賞受賞。1985年『むぎわらぼうし』で絵本にっぽん賞受賞。1994年『黒ねこサンゴロウ<1>旅のはじまり』『黒ねこサンゴロウ<2>キララの海へ』で路傍の石幼少年文学賞受賞。2009年『ひらけ!なんきんまめ』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。

 竹下文子 - Wikipediaより引用

 

1978年のデビュー以来、数多くの児童向けの書籍を出版し続けている、

いわば「児童文学界の大御所」と言っても良い方です。

 

そんな竹下さんの著作の一つに「風町通信」という作品があります。 

(P[た]1-1)風町通信 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[た]1-1)風町通信 (ポプラ文庫ピュアフル)

 

これは元々、1986年に偕成社(かいせいしゃ)から出版されたファンタジー小説なのですが、

今回、装いも新たにポプラ社より文庫版として再発売されています!!

(9/20現在、Kindle版は出版されていません。)

これまで発売された書籍は絶版になってるようで、Amazonでもプレミア価格になってましたし、ファンの方にとっても嬉しい限りですね!!!

 

そしてナント!このリニューアル文庫版では、

当ブログで何度か紹介させていただいている

イラストレーターの初見寧(はつみ ねい)さんが

表紙他、全てのイラストを担当しているんです!!

 

初見寧さん&竹下文子さん…

ハッキリ言って、これはものスゴいコラボですよ!!

 

「風町通信」とは?

それでは「風町通信」について紹介していきます。 

(P[た]1-1)風町通信 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[た]1-1)風町通信 (ポプラ文庫ピュアフル)

 

内容紹介
「どちらまで?」
「じゃ、風町、まで」
その町へ行くのに、特別な切符や旅券はいらない。
ナンバーに7のついた黄色いタクシーで行けるというけれど、
その町がどこにあるか運転手も知らない。
「風町」と呼ばれる架空の町でひっそりと紡がれる、
ちょっと不思議で心地よい日々。
「風町から」「風町まで」の二部構成で三十一の短編を収録。
心がほぐれる束の間のファンタジー。

先ほど「ファンタジー小説」と書きましたけど、

ジャンルとしては「ショートショート」の部類だと思います。

と言うのも、一つの一つのエピソードはかなり短いんです。

 

今回のリニューアル版では、従来のストーリーの他、

「夕焼け映画館」、「夢の芝生」、「名前の猫」の3つの章が追加されていたり、

竹下さんご自身により加筆・修正が加えられた、いわば集大成とも言える形で発売されています。

 

この作品は大きく二つのパートに分かれていて、 

前半の「風町から」では、ちょっとヘンテコで風変わりな町「風町」で暮らしている

「私」の視点からストーリーが展開していきます。

 

この主人公「私」は風町でなんとか生活はできている様ですが、

おっとりとした性格のせいか、何かと不思議な出来事に巻き込まれてしまうんですね。

歩いていたら突然、強引に結婚式に招かれるのですが、自分以外は実は〇〇〇だったり…だとか、

音楽鑑賞をしに来たはずなのに、何故か笛を持たされて…だとか、 

そんな「私」の、戸惑いつつもどこか楽しい奇妙な生活が描かれています。

 

後半の 「風町まで」では、

風町に住む様々な住人や、風町に関わる人々の姿に焦点が当てられています。

この町の不思議に対する反応は人それぞれで、

キャラクター達が各々の考えに従って生きていく様子が綴られてます。

 

文庫版「風町通信」では、風町で起こる計31のエピソードを楽しむことができます。

 

イラストレーター、初見寧さんについて

初見寧(はつみ ねい)

長崎県生まれ。福岡県在住。フリーイラストレーター。
福岡大学を卒業後、アート・インスティテュート・オブ・シアトルにて絵を学ぶ。
台湾で絵本を出版するなど、主に海外で活躍。
受賞歴は講談社イラストコンテスト、白泉社MOEイラスト・絵本大賞入賞など。

Amazon著者ページより引用

初見さんは福岡県在住のイラストレーターさんです。

彼女の描くイラストは、温もりが伝わってくるような、

柔らかで、とても繊細なタッチが特徴です。

見るだけで、自然と嬉しくなっちゃう感じがあって、私も大好きなアーティストです!!

 

初見さんのファンは著名人の方の中にもいらっしゃるようで…

「テルーの唄」で有名な、歌手の手嶌葵さんも彼女の絵に魅了された内の一人です。

近年の手嶌さんの作品では、CD2作品のジャケット等のイラストを初見さんが担当しているんですよね!!

 

初見さんについて、詳しくは下記の記事をご覧下さい!

marukudo.hatenablog.com

その2. 手嶌葵NEWアルバム「Ren'dez-vous」を聴いてみた… - まるく堂の電子書籍やろうぜ!

手嶌葵NEWアルバム「青い図書室」発売!今回もジャケットデザインはアノ人! - まるく堂の電子書籍やろうぜ!

Kindle書籍紹介 初見寧 「ぼくのだいすきな 」 - まるく堂の電子書籍やろうぜ!

初見寧さん、電子書籍「ぼくのだいすきな」の英語版発売へ…! - まるく堂の電子書籍やろうぜ!

LINEスタンプを製作・販売してみたいよね… - まるく堂の電子書籍やろうぜ!

 

↓初見寧さんの世界観をより楽しみたい方はコチラのサイトをどうぞ!!

www.loftwork.com

 

これまでの「風町通信」表紙イラストの変遷

1986年版

風町通信_初代_表紙絵の画像

↑こちらが一番最初に出版された「風町通信」の様です。

置き去りにされた自転車…でしょうか?

日陰という事もあり、何となくダークな印象を受けますね。

作品の世界観と合ってるのかどうか…ちょっと個人的には微妙な気も…?

 

1990年版

風町通信_2代目_表紙絵の画像

こちらは改訂版の表紙イラストです。

「風町通信」なので切手がモチーフになってるのでしょう。

前作の表紙とは逆に、ポップなイメージになりましたね。

 

2017年文庫版

風町通信_2017年_表紙絵の画像

そして、今回リニューアルされたポプラ社版「風町通信」のイラストです。

これほどまでの描き込み様とは…恐れ入りました…

さすが初見さんですね。

 

これまでの表紙も決して悪くはないのですが、

全体的に華やかで、この作品のファンタジー性がより強調されており、

非常に作風とマッチしていて、思わず手に取りたくなっちゃいますね!!

 

表紙が変わるだけで、作品へのイメージがこんなに変わるモノなんですね…

個人作家の皆さん!表紙ってやっぱ大事ですよ!!

 

読んでみた感想 

私も早速読ませて頂きましたので、

ちょっと感じた事を書いていきたいと思います。

言葉の洗練度が凄まじい…

まず、この本を読んで思った事は、

な…

なんてキレイな文章を書くんだああああ…!!!

という事でした。

 

読みやすいのはもちろんの事、

著者の竹下文子さんが紡ぎ出す、言葉の一つ一つがホント洗練されていて、

まるで、水がキラキラと流れる様な清涼感を文章の中に感じます。

 

例えば「名前の猫」という章から、ちょっとだけ引用させていただきますと…

マリエさんの朝ごはんは、かりかりのトーストに熱い紅茶。名前の猫たちは、真っ白いお皿から、蜂蜜色にすきとおる朝の光を食べるのが好き。

 

一部分だけを切り抜いたので、ストーリー的には何のことだかわからないかも知れませんが、

「蜂蜜色にすきとおる朝の光を食べるのが好き。」

この部分ですよ!めっちゃ素敵な表現だと思いませんか?

私がどんなに逆立ちしたって、こんなにも洗練されたオシャレな表現は出てこないと思います。

 

この書籍には、そんなハッとするような表現がたくさん詰まっているんです。

それは例えるなら、言葉の宝石箱みたいな感じ…

その一つ一つの言葉の響きが心地良いんですよね。

 

まずは読んでみて欲しいです。

小説家を目指している個人作家さんにも、絶対に参考になると思います。

 

ふんわりと温かい、日常系ストーリー

例えば、前半のパート「風町から」では、

風町で暮らす「私」の生活が描かれています。

そのエピソードの一つ一つは、驚くほど劇的な展開があるワケではありませんし、

現実で暮らす私達の生活とかなり似たような感じです。

 

ただ、その中でほんの少し、「おや?」と思わせるような出来事が

ワンポイント置かれているんです。

スケッチブックで空を切り取って持ち帰れたら?

無くなったクイーンのトランプが実は喫茶店でおしゃべりをしていたら?

ちょっと考えただけで楽しくなってくるような、だけどそこまで突飛でもない、

そんな丁度良いヘンテコさが妙に癒される、柔らかな物語だと思います。

「こんな事があったら素敵じゃない?人生捨てたものでもないんじゃない?」

という気持ちになれる本です。

 

どちらかというと、この書籍は大人向けに書かれた印象を受けますね。

少し、日常に疲れてるな…と思ってしまう方には、

ぜひぜひ御一読頂ければと思います!!

 

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ポプラ社では現在、今月9月発行の書籍4冊の内、

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www.poplar.co.jp

↓詳しくはコチラをどうぞ!

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対象書籍 

(P[た]1-1)風町通信 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[た]1-1)風町通信 (ポプラ文庫ピュアフル)

 
(P[あ]5-2)ゆめみの駅 遺失物係 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[あ]5-2)ゆめみの駅 遺失物係 (ポプラ文庫ピュアフル)

 
(P[う]2-1)クマのあたりまえ (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[う]2-1)クマのあたりまえ (ポプラ文庫ピュアフル)

 
(P[や]3-1)ペチカはぼうぼう猫はまんまる (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[や]3-1)ペチカはぼうぼう猫はまんまる (ポプラ文庫ピュアフル)

 

ポストカードがもれなくもらえるのは嬉しいですね!

珠玉の物語を読んで、ぜひぜひ応募しちゃいましょう!!

 

まとめ:アナタの心にも素敵な風が吹く…かも?

ハイ!というわけで「風町通信」を紹介させていただきました。

 

今回の文庫版に関しては、

著者の竹下文子さんの世界観を、初見さんが描ききった感じがして非常に良かったです。

章ごとの一つ一つの挿絵も本当に繊細に描かれているので、そこもぜひ注目して頂きたいポイントですね!!

 

↓竹下さんのブログ「閑猫堂」(←「ひまねこどう」と読むみたいです。)もぜひご覧下さい!

blog.goo.ne.jp

 

それにしても初見さん…

ここ最近は大物アーティストさん達とのお仕事が続いてて、

一ファンの私としましても嬉しい限りです!

これからの活躍にも目が離せません!!

 

以上です…