まるく堂の〇〇やろうぜ!

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劇場版『チェンソーマン レゼ篇』観てきました!(極力ネタバレ無し)

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』デンジとレゼの恋の行方は?

こんばんは!まるく堂です!

2025年9月19日に劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が公開されました。

chainsawman.dog

実はかなり以前に私も映画館で鑑賞してきて、ブログに感想を書きたいなと思ってたのですが、どういう風に書こうか悩んでそのまま今日まで放置状態でした。
さすがにこれはアカンだろ、と言う事で今さらですが感想を書きたいと思います。

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』について

あらすじ
悪魔の心臓を持つ「チェンソーマン」となり、
公安対魔特異4課に所属するデビルハンターの少年・デンジ (戸谷菊之介)。
憧れのマキマ (楠木ともり)とのデートで浮かれている中、
急な雨に見舞われ、雨宿りしていると偶然“レゼ” (上田麗奈)という少女と出会った。
近所のカフェで働いているという彼女はデンジに優しく微笑み、
二人は急速に親密に。この出会いを境に、デンジの日常は変わり始めていく……

登場人物紹介

デンジ


本作の主人公。チェンソーの悪魔「ポチタ」と契約し、自らの心臓と一体化した「チェンソーマン」として生きる少年。貧困と孤独の中で育ち、普通の幸せを夢見ている。
レゼとの出会いによって「恋」や「安らぎ」を初めて知るが、その裏にある真実に直面することになる。

レゼ


デンジが偶然出会うカフェの店員の少女。明るく穏やかな性格で、どこかミステリアスな雰囲気を持つ。デンジと過ごす時間の中で、彼にとって心の安らぎを与える存在となる。彼女との出会いが、デンジの心に大きな変化をもたらしていく。

早川アキ


公安のデビルハンターで、デンジの先輩的存在。冷静で責任感が強い。
上司のマキマの命令でデンジと同居する事に…
性格が正反対のデンジとは始めは反発し合っていたが、共に戦ううちに互いを理解し合う関係へと変化していく。仲間を守るために常に行動する、信頼の厚い人物。

天使の悪魔


公安に所属する特殊な存在で、羽がある以外は人間のような外見を持つ。戦闘よりも支援や補助を担当することが多く、アキと共に任務にあたる場面も多い。物静かで達観した性格だが、アキとの関わりの中で少しずつ心を開いていく。

マキマ


公安の上級職員で、デンジの上司にあたる人物。常に冷静で理知的な雰囲気を持ち、デンジにとっては憧れの存在。彼女の言葉や行動には謎が多く、物語全般で異様な存在感を放っている。

アニメ版から劇場版への紆余曲折

今回、劇場版を製作したのは2022年に放送されたTVアニメ版の『チェンソーマン』を担当したMAPPA。『進撃の巨人』や『呪術廻戦』等、多くの人気作品を担当してきた製作会社です。

ただ、アニメ版放送当時は、本来のキャラクターが持つ(べき)テンションが抑えられてしまったり、後に重要となるセリフがつじつまが合わなくなるくらいに改変されていたりと、『チェンソーマン』の原作が持つ魅力を十分に表現できてなかったとして、あまり評判が良くありませんでした。

しかし、2025年9月に放送された『チェンソーマン 総集篇』は、監督が交代したこともあり、本来ファンが見たかったはずの、原作に寄り添ったテンポの良い作品に仕上がっており、見たユーザーからは「総集篇」ではなく「総編集」ではないか?と言われるくらい好評を博しました。
(ちょっとした疑問なんですが「総集篇」って「編」じゃなく「篇」を使うのって何か意味があるんですかね…?)

magmix.jp

その流れを受け、同じ監督が製作する『チェンソーマン レゼ篇』にも大いに期待が寄せられました。実際、アニメ版を上回るほどの疾走感溢れるバトルアクションは、本作の大きな魅力の一つである事は間違いありません。
さらに声優さん達の、まるで解き放たれたかの様な素晴らしい演技!その躍動感がキャラクターに新しい命を吹き込んでいます。
そして、私がこの映画を観て最も心惹かれたのは、その激しい戦いの裏に秘められた、主人公「デンジ」と謎の少女「レゼ」が織りなす、ほろ苦くも美しい青春の物語でした。

「レゼ」と言う存在


(映画特典第4弾ビジュアルカードより)

『チェンソーマン レゼ篇』はコミックス5巻から6巻に収録されている割と短めなエピソードです。しかし、ストーリーの起承転結がハッキリしていたり、表現にもとても映画的な面があることから、劇場版として製作される事を望むファンは、アニメ放送当時からも多く存在しました。

そして今回、実際に劇場版として製作されたわけですが、本作では、まさに「レゼ」という一人の女性を軸として物語が展開し、その小悪魔的かつミステリアスな彼女に翻弄されながら、予測不能な運命へと突き進むデンジの姿に焦点が絞られていきます。
この二人の関係性こそが、『レゼ篇』の核とも呼べるべきものであり、観る者の心を深く掴んで離さない理由にも感じます。

極力ネタバレは避けますが、映画の序盤から中盤にかけて、デンジが小学校を始めとする義務教育を受けていない事をレゼが知り、夜の学校へ二人でこっそり忍び込む、とても印象的なシーンがあります。

レゼは黒板に「1+1=」と書いて、生徒役のデンジに当てさせます。デンジは元気よく「2!」と答えるとレゼは「正解!天才!」と褒めます。それはまるでデートの様で、端から見るとバカバカしいやりとりではあるのですが、二人だけの世界と言った感じで微笑ましいんですよね。

「好きな子といる時間」学生の頃には誰にでも一度や二度そうした経験があると思います。その二人だけの時間は、すごく楽しいのに気付けばあっという間に過去になっている、その切なさにも似た感覚が、この劇場版には含まれている感じがします。

ストーリーを追えば追うほど、レゼと言うキャラクターの魅力が増幅され、内面を考えれば考えるほど胸が締め付けられていく様な…レゼはそんな、もの凄いキャラクターなのだと思います。そんなキャラクターを描ける藤本タツキ先生、スゴすぎです!

レゼの運命はどうなるのか?そしてデンジの選択は?
それはぜひ映画館で確かめて頂ければと思います。

もう一つの軸、早川アキと天使の悪魔

『チェンソーマン レゼ篇』ではもう一つの見どころがあり、主人公デンジの先輩であり、兄的な存在である「早川アキ」と、彼の新しいバディ(相棒)として選ばれた「天使の悪魔」との関係性にも注目して欲しい部分です。


(映画特典第3弾ビジュアルカードより)

早川アキは少年時代に家族全員を「銃の悪魔」によって奪われてから、復讐の日々を過ごしており、家族の仇でもある悪魔全般を嫌っています。
しかし、新しくバディとなった「天使の悪魔」はその手が触れると触れた者の寿命を吸い取ると言う特殊能力を持ちますが、あまり仕事に熱心とは言えず、アキとの相性はかなり悪目です。

しかし、ある事をきっかけにアキとそして天使の悪魔の心情が少しずつ変わっていき、二人の関係性に変化がみられてきます。その過程の見せ方が非常に上手いなと感じます。

音楽もスゴい!!

『チェンソーマン レゼ篇』は疾走感のあるアクションと、甘酸っぱさと鮮烈さの交じった初恋の顛末を見事に融合させた作品でした。

そして、欠かせないのが 米津玄師さんが手がけた楽曲です。
映画の主題歌「IRIS OUT」と、エンディングテーマ「JANE DOE」、それぞれが対照的な役割を果たしています。

まず「IRIS OUT」は、本作のオープニング/主題歌として米津玄師さんが作曲・歌を担当しています。 

そして「JANE DOE」は、米津玄師さんと宇多田ヒカルさんのコラボ楽曲として、エンディングテーマに起用されました。 

この二曲の振り幅が本当に一人の人間から生み出されたのか?と思うくらい大きく、主人公デンジとレゼの関係性が持つ「コミカルでダーティな側面」と「美しくも切ない側面」という多角的な魅力を、それぞれの曲がしっかりと表現している様に思います。

さらに言えば、エンディング「JANE DOE」の歌詞に込められた「割れて粉々になったガラスの上に裸足で立って、それに傷つけられながら歩いていく」様なイメージは、まさにレゼが歩んだ道筋の様でいて、映画の深い余韻としてずっと心に残りました。
正直、2、3日はずっと映画の事ばかり考えてしまってたくらい引きずったので…

まとめ

結論として、本作は単なるアクション映画ではなく、ストーリーが本当に映画的と言うか、完璧と言って良いほどの構成で、そこに更に米津さんの音楽の力が加わることで、心の奥底に刻まれる様な「忘れられない映画」になった気がします。

実際、今年見た映画のTOP3には間違い無く入りますね…

映画の公開から2ヶ月近くになりますが、まだ上映している映画館も多いと思うので、
ご覧になっていない方はぜひぜひ映画館に足をお運び下さい!!

↓まだ一度もチェンソーマンを見たことがない方は、一度「総集篇」を見て基礎知識を知るのも良いかも知れません。(ただし映画だけ観ても話はわかります。)

以上です…

Kindle版「北斗の拳」1~10巻 40円セールがまもなく終了!9/26まで!!

こんばんは!まるく堂です!

1980年代に人気を博し、当時一大ブームを巻き起こした漫画「北斗の拳」を

皆さんはご存じでしょうか?

北斗の拳 1巻

北斗の拳 1巻

Amazon

「週刊少年ジャンプ」に1983年~1988年まで、原作・武論尊、漫画・原哲夫により連載。最終戦争により、荒廃し弱肉強食の世界になった世紀末を舞台に、一子相伝の暗殺拳“北斗神拳”の伝承者・ケンシロウが、愛と哀しみを背負い救世主として成長していく姿を描き出す。強敵(とも)と呼ばれる男達とケンシロウの熱い戦い、婚約者ユリアとの愛、そして、同じ北斗神拳を学んだラオウ、トキ、ジャギの義兄弟との絆と別離。そのどれもが現在まで読者を魅了している。また、悪党達が「ひでぶ」「あべし」といった断末魔を残しケンシロウに倒されていく爽快感も魅力のひとつ。
連載当時、社会現象にまでなり、現在にいたっても、TVアニメや劇場版、脇役達をフィーチャーした外伝、ゲーム等へと新たな展開を続けている。

 

現在、そのKindle版の1~10巻までが各40円でセール中なのですが、

2023年9月26日でこのキャンペーンが終了してしまう様です。

game.watch.impress.co.jp

「北斗の拳」、私も思わず10巻まで購入してしまいました。

10巻あわせても400円ですからね!

 

当時は、現在の少年漫画誌ではありえないくらい残酷な人体破壊の描写があったりしたのですが、「お前はもう死んでいる」と主人公であるケンシロウごっこをしたり、口癖の様に「ひでぶ!」とか「あべし!」と言う子供がわんさか溢れてましたからね!

若い方には何の事だかわからないかも知れませんが、それくらい一世を風靡した漫画でした。

 

10巻までだと「聖帝サウザー編」の途中まで読むことができます。

一番の盛り上がりとなる「ラオウ編」の決着は16巻あたりなので、

その後、話の続きが気になって私は11~16巻までは定価で買っちゃいましたよ…

まあ、集英社の思惑にまんまとはめられた感じでしたが、それでも懐かしさもありましたし、とても良い買い物をしたと思ってます。

 

「北斗の拳」アニメ版の楽曲は秀逸!!

当時、「北斗の拳」はアニメ化もされていました。

私も好きだったので見てたのですが、アニメ版では使われていた楽曲が特に素晴らしかったのを覚えています。

第一部では「大都会」などのヒット曲を飛ばした「クリスタルキング」が担当していました。

ムッシュ吉﨑さんのシブい低音ボイスと、田中昌之さんの、男性でここまで高音が出せるのかと驚くくらいのハイトーンボイスが絶妙な「愛をとりもどせ」。

「youはshock」って今思うとスゴイ表現ですよね?

こんな事言うのは、今や禁句になりそうな勢いのジャ○ー喜多川さんくらいしか言わなそうな感じですが、当時はかなり新鮮でしたね。

 

そして、漫画の登場キャラクターである「ユリア」をテーマにしたバラード「ユリア…永遠に」。

個人的には、歌詞の内容的に敵キャラの一人である「シン」の気持ちを歌ったものなのかな?と思ったりしましたけど、どうなんですかね?

どちらも現在でも様々な方に愛される名曲です!!

 

全アニメのOP曲で個人的にダントツ1位の曲「TOUGH BOY」!!

これまで、いろんなアニメを見ていますが、

「北斗の拳2」で「TOM★CAT」が歌った「TOUGH BOY(タフボーイ)」はアニメのオーブニング曲史上として個人的ダントツ1位です。

何なんでしょうね?あの高揚感。

北斗の拳のあの退廃的な世界観を表現しつつ、そんな絶望的な状況下でも立ち向かっていく勇気をくれるようなとても前向きな歌詞。

そして疾走感あふれる爽快なメロディーラインに乗せた、TOMさんのとてもパワフルなボーカルと、アニメのオープニング曲として、そのどれもが完璧なんですよね。

なので、今でもこの曲を聴くだけでテンションが1段階も2段階も上がっちゃいます。

 

そしてエンディングは同じく「TOM★CAT」が歌う「Love Song」。

この曲もめちゃめちゃ良いんですよね!!

誰かを好きになることの葛藤や切なさを見事に表現した歌詞ですし、

「TOUGH BOY」と同じ人が歌ったとは思えない様な素敵なバラード曲です。

「TOM★CAT」の楽曲はどれも素晴らしいと思っているのですが、当時バンドは4年ほどの活動で一時活動停止していた様です。世が世ならもっと注目されていたと思うのですが、いろいろと早すぎた天才だったのかも知れません…

 

と、Kindle版「北斗の拳」のセールを紹介してたのですが、懐かしくて話が脱線してしまいました…

当時、この漫画が好きだったけどしばらく読んでないなあ、と言う方は、

セール中にぜひぜひお買い求め下さい!!!

北斗の拳 1巻

北斗の拳 1巻

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以上です…

 

書籍『JOJO magazine 2022 WINTER』内のコーナー『続・荒木飛呂彦の漫画術』が面白かった!!

『続・荒木飛呂彦の漫画術』は全ての作家が読むべき貴重な内容がてんこ盛りだった!

みなさんは「ジョジョの奇妙な冒険」お好きですか?

jojo-portal.com

私は昔から「ジョジョ」がかなり好きでして、最近Netflixを再契約したのもアニメ『ジョジョの奇妙な冒険第6部ストーンオーシャン』を全話見るためでしたし…

jojo-portal.com

さらに、先日発売された「JOJO magazine 2022 WINTER」と言う書籍も購入したりしてました。

この書籍には数々のジョジョシリーズの描き下ろしイラストの他、インタビュー等様々なコンテンツで盛りだくさんなのですが、
その中でも、作者である荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)先生が書かれた、

『続・荒木飛呂彦の漫画術』と言うコーナーがとてもためになる内容でした。

 

荒木先生は2015年に『荒木飛呂彦の漫画術』という本を執筆されています。

元々荒木先生はご自身のキャリアから培った漫画テクニックに関しては「企業秘密」とまで言うくらいで、あまり公にしたくなかった事がうかがえます。
しかし、ご自身の経験が後世の漫画家の役に立つならばと、キャラクターやストーリーの作り方、アイデアの見つけ方などを惜しみなく解説され、この書籍は大変な反響を呼びました。


この本の発売から8年ほどが経過しようとしていますが『続・荒木飛呂彦の漫画術』はその続編にあたるコーナーなわけです。

今回はそのノウハウをさらにマニアックに掘り下げ、30ページにもわたり掲載されているんですね。

 

私も読ませて頂きました。

メインはもちろんこれから漫画家になりたい方や、現在漫画家をされている方に向けて書かれたものですが、
そのテクニックは、小説家の他、何らかのストーリーを構成する全ての方にもとても参考になるのではないか?

と思いました。

このコーナーの全ての項目を紹介する事はできませんけど、一つだけ例を紹介します。

私が特に気になったのは「キャラクターの作り方(特に敵キャラ)」についてですね。

 

荒木先生はキャラクターを作る際には必ず「身上調査書」と言うそのキャラクターの履歴書の様なものを作るのだそうです。
書籍には実際に荒木先生が制作した「身上調査書」のテンプレート的なものが見開き2ページで紹介されています。
その項目の数は数十にも及び、身長、体重はもちろんの事、前科や学歴、経済状態やペットの有無、愛用品など、事細かく書かれているんです。

つまり、これらの情報を丁寧に作り込む事で、キャラクターはその人物として動くようになる、と言う事の様です。

『続・荒木飛呂彦の漫画術』では例として『ジョジョの奇妙な冒険』史上、最強の悪役でありながら最も魅力的なキャラクター、

「ディオ・ブランドー」の「身上調査書」が掲載されているんです。


例えば、そこには「変わってる所」として「パラサイト」と言う言葉が書いてありました。パラサイト=寄生生物を意味する言葉です。
確かにディオは第一部ではジョースター家に取り入り、巧みな手段で乗っ取りを企んでいましたね。


ディオは第三部以降にも出て来ますけど、おそらく「身上調査書」がある事でキャラクターの性格がブレずに一貫してる感じはありますね。
このように、詳細な情報を書き込んでいくことで「キャラの性格」「癖」「特技」等、その特徴が固まってきて「キャラに血が通う」状態になっていくのだそうです。

ただ、ストーリーを進めていくと「身上調査書」通りにならない矛盾も生まれてくることもあり、
その際はストーリー展開に合わせて修正していったりする事もある様です。

 

良い例が第七部に出てくるヴァレンタイン大統領ですね。

彼は最初、小太りで背の低い人物として書かれていましたが、物語の終盤ではとてもスマートなイケメン男性になってましたからね。

荒木先生曰く、キャラクターには変えて良い部分と絶対にブレてはいけない部分があるそうなので、そこらへんの線引きはしっかりされているようです。

 

それではまとめになりますが、
・キャラクターを作る際には「身上調査書」を作る
・キャラクターには変えて良い部分と絶対にブレてはいけない部分がある

他にも様々な荒木先生の経験から生まれたテクニックがいくつか書かれているので、気になる方はぜひ「JOJO magazine 2022 WINTER」をご覧頂ければと思います。
電子書籍版も発売されています。

以上です…

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米津玄師の新曲「KICK BACK」が好きすぎて吐きそうな程聴いている…

目次(文字数:4500字前後)

米津さんの「KICK BACK」はもう聴いた?

こんばんは!まるく堂です!

 

2022年10月12日にダウンロード配信でリリースされた米津玄師さんの新曲「KICK BACK」

みなさんはもうお聴きになったでしょうか?

KICK BACK

KICK BACK

  • Sony Music Labels Inc.
Amazon

この曲は同じく10月12日より放送開始されたアニメ『チェンソーマン』のオープニング曲です。

米津さんがアニメの主題歌を担当するのは「僕のヒーローアカデミア」の第2シーズンのOP曲「ピースサイン」以来、5年振りとの事です。

アニメ『チェンソーマン』は「MAPPA(マッパ)」と言う企業が担当しているのですが、よくアニメにありがちな「製作委員会方式」を取らず、MAPPAと集英社のみの出資で製作されている様です。

おそらくは「製作委員会方式」だと出資している複数のスポンサーの意見が強くなり、様々な制約が入ってしまう事を回避した結果なのだと思われます。

しかしその分、失敗した場合はリスクが大きくなると言うデメリットも発生するため、

今回のアニメ『チェンソーマン』に関しては「MAPPA」は社運をかけているとも言われています。それだけ力を込めた作品にすると言う意気込みの表れなのでしょう。

 

そして、『チェンソーマン』のオープニング曲として米津玄師さんが書き下ろしたのが、この「KICK BACK」と言う訳なのです。

KICK BACKの意味

「キックバック」とは、チェーンソーを使う際に高速回転の反動により、意図せずに使用者の方に刃が急激に跳ね上がる現象を言うそうです。

画像生成AI「Stable Diffusion」より生成

これにより刃のコントロールがきかなくなったり、大ケガをする事も多々ある様です。

英単語の意味としては「…をけり返す」や「反撃をする」と言う意味合いもあり、『チェンソーマン』のストーリーを知る方なら「なるほどさすが米津さん!」と感心するタイトルだと思います。

「KICK BACK」で引用された曲の歌詞とは?

2022年9月19日、「モーニング娘。」の音楽プロデューサー「つんく」さんが自身の「note」で書いた内容が話題になりました。

note.tsunku.net

記事によると、米津さんの担当の方からつんくさんサイドに、2002年にリリースされた「モーニング娘。」の曲「そうだ!We're ALIVE」のフレーズの一部を使用させて欲しいと連絡があったのだそうです。

これまで2000曲以上を発表してきたつんくさん。曲の使用許可をお願いされる事は多々ある様ですが、米津さんほどの有名なアーティストにお願いされる事はかなり珍しい出来事だった様です。

引用するにもその理由がわからず、不思議に思ったつんくさんでしたが特に何も言わず快く承諾した様です。

数ヶ月後に完成した「KICK BACK」を聴いた時に、つんくさんは米津さんに対し「才能の塊というのは本当に恐ろしい。」と最高級の賞賛を送っています。

 

「KICK BACK」で特に印象的なのは「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」と言う部分だと思います。同じ言葉ではありますが「そうだ!We're ALIVE」の時の前向きな感じもありつつも、どこか虚しく響くような反語的な感じもあって、チェンソーマンの世界観や雰囲気にバツグンに合ってるんですよね!!

米津さんの才能もそうですが、つんくさんの男気がなければこの曲が生まれなかった事を考えると、奇跡に近い巡り合わせで完成した様にも感じます。

なぜ米津さんはモーニング娘。の曲を引用したのか?

今回、米津さんが「KICK BACK」でモーニング娘。の曲を引用したのには理由があると言われてまして…

それは『チェンソーマン』の舞台設定が1997年となっていて、この年はモーニング娘。がデビューした年であると言う事。

そして『チェンソーマン』漫画版のあるエピソードのタイトルが「超跳腸・胃胃肝血(ちょうちょうちょう いいかんじ)」となっているんです。

「超超超 いい感じ」と言うのは、2000年にリリースされたモーニング娘。の「恋愛レボリューション21」の歌詞の一節です。

おそらくは作者の藤本タツキさんがモーニング娘。に何らかの思いを漫画に含ませていて、それを米津さんが曲に反映させたかったと言うのもあると思われます。

「KICK BACK」の共同編曲者とは?

「KICK BACK」では「King Gnu(キングヌー)」のメンバー「常田大希(つねた だいき)」さんが共同編曲者としてアレンジに参加しています。

www.fashion-press.net

実は常田さんは、2017年にリリースされた米津さんのアルバム「BOOTLEG」でも楽曲プロデュースやアレンジャーとして参加していました。

ジャケット絵も米津さんが描いたもの

「KICK BACK」のジャケット絵にはチェンソーマンが描かれていますが、

この絵も米津さんがご自身で描かれているとの事です。

これまでのCDジャケット絵も米津さん自身で担当されていた様ですが、

本当にめちゃめちゃ上手い!!!

チェンソーマンは胸に着いてるスターターロープを引っ張ることで何度でも蘇る設定となっていますが、ジャケット絵では誰かにそれを引っ張られてますね。

ファンの方ならピンとくると思いますが、おそらくは「あの人」が引っ張っているのでしょう。

「KICK BACK」の好きなところ

2022年は米津玄師さんは「POP SONG」、「M八七」とリリースされていますが、

個人的にはこの「Kick Back」がめちゃめちゃ好きで、リリース日にすぐに購入し、

すでに50回以上は聴いてるくらいにハマってしまいました。

 

ベースの重低音から始まる入り方もすごくそそられるものがありますし、

この曲で一番好きな部分はやはり

「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」の繰り返しのフレーズですね。

同じフレーズでも部分部分でちょっと歌い方が違うなと感じる部分もありまして、

例えばイントロや間奏で流れるフレーズでは「BEAUTIFUL」を「ビューリフォー」みたいな英語発音っぽく歌ってるのに対し、歌のサビで歌ってる際には「ビューティフル」とやや日本語発音に近い感じで歌ってるんですよね。何を意図してるのかはわかりませんが…

これは50回以上聴いてようやく気が付いた部分です。

 

また歌詞の世界観も本当に『チェンソーマン』に合ってるんですよね。

主人公のデンジだったら、こう思うだろうなとか、そんな事を言うだろうなと言うのを上手く表現している感じです。

特に好きな部分は2番の「444(よーよーよー)3(さん)で外れる炭酸水」と言うところですね。

これは最初何を意味しているのかわからなかったのですが、

ネットのコメントを見てようやくわかったのは…

自販機についている「数字が揃うともう1本当たるくじ」を表現してたんですね!

↓こんな感じの…

歌詞で「4443」となっているのは、

あと一つ数字が揃えば当たるのに惜しくもハズレになってしまったのでしょう。

デンジだったらこんな経験してそう…と言うのもありますし…

数字がバラバラで外れるよりも、こういうのって悔しさが倍増しますよね!!

この心理をたった一行で表しているのが本当にスゴすぎ!と思いました。

 

そしてもう一つ気になる部分がありまして…

幸せになりたい
楽して生きていたい
全部めちゃくちゃにしたい
何もかも消し去りたい
あなたのその胸の中

二番の歌詞なのですが、

これ、主人公のデンジの心情を表現していると思いますが、

実は、とあるもう一人の重要人物の気持ちも代弁してる様にも受け取れる気がします。

それは『チェンソーマン』を最後まで読めばわかりますが、

ダブルミーニングにも思えて、これもスゴすぎると思いました。

 

「KICK BACK」は曲構成がすごく複雑で、なかなか覚えにくいリズムやメロディーなのですが、それが逆に「チェンソーマン」のハチャメチャ感に通ずるモノがあって自分にはかなり刺さる曲でした。

もしもまだお聴きになっていない方はぜひぜひ聴いてみて下さい!

 

現在はダウンロード版のみの販売ですが、CD版も11月23日に発売する予定です。

『チェンソーマン』について

『チェンソーマン』は藤本タツキさんの漫画です。

第一部が2019年から2021年にかけて「週刊少年ジャンプ」にて連載され、

現在は漫画配信サイト「少年ジャンプ+」において第二部が連載されています。

 

ストーリーは…

借金を返すために奴隷のような生活を送る少年デンジと、「チェンソーの悪魔」である小型犬の様な見た目をしたポチタ。彼らが「悪魔」と呼ばれる存在の駆除を生業としたデビルハンターとして働いているところから始まります。

借金元であるヤクザから悪魔が出たと言う知らせを受けたデンジ達は現地に向かいますが、「ゾンビの悪魔」の罠により殺されてしまいます。しかしポチタは偶然にデンジの血を飲んでかろうじて蘇生。そして契約と引き換えにデンジの心臓となります。

デンジは蘇り「チェンソーの悪魔」に変身する能力を得ます。そこにいたゾンビ達を一掃するデンジ。そこに公安のデビルハンターである「マキマ」が表れ、デンジは彼女の管理下に置かれる事になり…

と言う感じです。

 

アプリ版では第一部、第二部の全話を初回無料で見ることができます。

play.google.com

万人にオススメできる作品ではないのですが、もしもiPad等のタブレットPCを持ってる方で、グロテスクな表現も大丈夫な方ならぜひぜひ読んで欲しいと思う作品です!!

 

またアニメ版はPrime Videoを始めとした動画配信サイトで見ることができます。

TV放送後はAmazon Primeビデオが最も早く配信している様です。

まとめ:個人的に今年一番の曲と言っても過言では無い「KICK BACK」!

今回は米津玄師さんの新曲「KICK BACK」を紹介させていただきました。

すごく複雑なメロディーではあるのですが、何度も聴きたくなる中毒性が確実にあります。

今は車に乗っている時も、仕事している時も常に聴いてるくらいハマっている曲です。

今後発売されるCD版は他にもカップリング曲があったりするので、そちらもかなり興味が沸きます。

 

漫画『チェンソーマン』はKindleでも購入することができます。

アニメを見て、続きが気になり過ぎる人はぜひぜひ読んで見て下さい!!

 

以上です…

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懐かしアニメ『らんま1/2』のオープニングを再現した集団がいた!!!

あの懐かしいアニメのOPを忠実に再現!?

こんばんは!まるく堂です!

 

みなさんは『らんま1/2(らんま にぶんのいち)』と言う漫画をご存じでしょうか?

これは『うる星やつら』や『犬夜叉』、『境界のRINNE』等、

世代世代で数々のヒットを飛ばす稀代の漫画家、高橋留美子先生の作品です。

あらすじ

天道道場の主、早雲は娘の許婚になる約束の早乙女乱馬親子が帰るのを知り大喜び。しかし、天道家に現れたのは可愛い中国娘とドでかいパンダ。実は「呪泉郷」という池の呪いにかかり、乱馬は水を被ると女に、父の玄馬はパンダに変身してしまうのだった…。そして早雲の娘であるあかねと同じ風林館高校へ通うことになった乱馬。だが、女のらんまに恋をした久能帯刀や永遠のライバル宣言をした響良牙など、学園中はすったもんだの大パニック…。

「週刊少年サンデー」にて『らんま1/2』の連載が始まったのは1987年。

今から35年も前の作品ではありますが、今なお新しいファンは生まれ続けており、

中には親子二代に渡って読んでいる方もいる様ですね。

私自身も若い頃はこの作品が本当に好きで全巻持っていた記憶があります。

 

そんな『らんま1/2』は1989年にアニメ化もされたのですが、

ナント!!!

そのオープニングシーンを

ステージ上で実際に再現した人達がいたのです!!!

 

その方々は「パブリックエネミー」と言う

アニソンを中心に踊るダンスチームなのですが、

そのクオリティが高い事で有名なパフォーマー集団なのです。

 

動画は2019年に『A:CREATORS-エクリエイターズ- vol.1』というイベントで披露されたものの様です。

それでは早速、彼らが踊る『らんま1/2』をご覧頂きたいと思います!!

いかがでしょうか?

『らんま1/2』を知らない方でも、かなりの大人数なのにダンスや演出がもの凄く高いレベルでまとまっているのがわかると思います。

 

最初に流れているのは西尾えつ子さんが歌う「じゃじゃ馬にさせないで」と言う曲です。

この曲はアニメの『らんま1/2』を代表する曲と言っても良く、

その不思議な世界観の歌詞やちょっと間の抜けたテンポが逆に印象強く、一度聞くと忘れられないような魅力がある歌です。

 

「パブリックエネミー」の皆さんはこの曲に合わせて、

その場を走っている様なパフォーマンスをしています。

youtube動画【らんま½】アニメOP再現して踊ってみた【パブリックエネミー】より画像参照

 

これは実際にアニメのオープニングを見るとわかるのですが…

各キャラクターが様々な角度で走っている、その感じをステージ上で表現しているんですね。

特に、乱馬の父である「早乙女玄馬」と、あかねの父である「天道早雲」役の方達は、

アニメキャラからそのまま飛び出た様に、めちゃめちゃ似てると思います。

 

また『らんま1/2』の「水を掛けると女性に変身してしまう」と言う設定を、

黒子を使って上手く表現しているのもスゴく上手な演出だと思います。

↑こちらは女性と男性の「早乙女乱馬」が入れ替わる様子です。

男性から女性へ、女性から男性へ入れ替わるのがすごくスムーズで、

黒子さん達を含め、相当な練習をされてこのステージに挑んだのだと思います。

 

また、パフォーマーの皆さんそれぞれが数あるキャラクターの性格や特徴を掴んでいて

それが忠実にダンスに反映されているので、ファンの方ならばなおさら見応えがある動画なのではないでしょうか?

個人的には特に「天道あかね」役の方のダンスがキレッキレで思わず見入ってしまいますね。

 

動画で3分10秒あたりからちょっとした寸劇が始まります。

初見だと何が起きたのかわかりづらいと思いますが、

これはこの作品のヒロインである「天道あかね」が主人公「早乙女乱馬(さおとめ らんま)」とそのライバル関係にある「響良牙(ひびき りょうが)」との争いに巻き込まれ、伸ばしていた髪が切られてしまうと言うエピソードを再現したものです。

 

そして5分30秒あたりからは「乱馬ダ☆RANMA」と言う、

アニメ「らんま1/2 熱闘編」のエンディングテーマに合わせてパフォーマーの皆さんが踊ります。

 

おそらくですが、このダンスは「パブリックエネミー」の皆さんが独自に振り付けをされたものだと思います。

アニメのエンディングではそれぞれのキャラクターの顔しか出てませんもんね。

 

こんな感じで「パブリックエネミー」の皆さんは作品の風味を損なう事無く、

上手くアレンジを加えているので、そのアニメに対してモノスゴイリスペクトをされているのだと思います。

 

まとめ:最近、一日一回は見るくらい良い動画です!

今回は『らんま1/2』のアニメオープニングを再現した「パブリックエネミー」の皆さんの動画を紹介させていただきました。

 

私自身この漫画が好きだった事もあり、動画を見つけたときは懐かしさでいっぱいになりましたね。

出演者のみなさんは、おそらく連載されていた当時は生まれてない方もいるのではないでしょうか?若い方や子供の方もいましたもんね。

それでもあれだけ『らんま1/2』の世界観をステージで表現できてる事はスゴイの一言ですね。

最近はこの動画を一日一回は見るのが日課になってると言っても良い状態が続いています。何回見ても飽きないんです。

 

「パブリックエネミー」の皆さんは他にも『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』等、

数々のアニメ作品の音楽を使ってダンスをされている様です。

気になった方はチャンネル登録をどうぞ!!

www.youtube.com

 

以上です…

 

『らんま1/2』は2011年にテレビドラマ化されており、

新垣結衣さん、賀来賢人さん、夏菜さんが出演しています。

パチンコ台もある様ですね…

www.p-world.co.jp

 

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