ついに!ついに人類の夢「永久機関」が完成される?
こんばんは!まるく堂です!
みなさんは「永久機関」と言うものをご存じでしょうか?
これは外部から何もエネルギーを与えなくても、
ずっと運動を続けていく装置の事です。
例えば、電池が無くてもずっと動き続ける振り子時計だとか、
倒れることなく延々と回り続けるコマだとか…
とにかく一度動き続けたら何もしなくても動く物全般の事です。
ただ、正直言いまして永久機関とは「夢のまた夢」の様なもので、
人類の歴史においてもそれを開発した人は誰一人いません…
そもそもこれが開発されると言う事は「無限のエネルギー」を
人類が得た事と同義となります。
つまりは世界中の多くのエネルギー問題が瞬時に解決されるくらい、
それはモノスゴイ発明なのです。
しかし!しかしですよ!みなさん!
時代は21世紀に突入し、
ナント!「永久機関」が実装された商品が
発売されていると言うのです!
それでは論より証拠、
こちらの動画をご覧下さい!!
いかがでしょうか?
見た感じすべり台の様な、なんともシンプルな装置です。
この装置のお皿の部分に金属の玉を乗せると、
グルリと円を描いて回りながら真ん中の穴に落ちていきます。
すると!下のレールを勢いよくスベり、
玉は元のお皿にひとっ飛びです。
これが永遠に繰り返されていくのです!!
人類が追い求めた「永久機関」は、
実はこんなにもシンプルな方法で実現できたんですよ!!
いやあ~素晴らしすぎます!!!!
これで全世界のエネルギー不足問題はすぐに解消できますね!!
新時代が始まる予感がいたします!!!
……
……
え~
と、言うのはウソです!!
ええ、人類は未だに「永久機関」には到達しておりません…
つまり、先ほど紹介した装置にも「仕掛け」があるワケです。
↓例えば、ちょっと似た仕組みのコチラの例で言いますと…
↓お皿の下部分に、乾電池を入れる部分があります。
電池を入れると、金属が穴に落ちる瞬間に
おそらくは玉の落下速度を増加させる何らかの仕組みが働き、
上手くお皿まで届くと言うワケです。
他にはお皿部分ではなく、土台の方に仕掛けがある場合もあります。
正直、最初に動画を見たときは「マジか!永久機関完成したの?」と
衝撃を受け、テンションも上がったのですが、
冷静に考えると、そんな上手い話があるワケもありませんでした。
では、そもそもなぜ「永久機関」ってできないんですかね?
最近話題のAI「ChatGPT」聞いてみました!
質問
永久機関は物理の法則的に無理なんですか?
回答
はい、永久機関は物理学的に不可能です。これは、熱力学の第一法則に基づいています。この法則は、エネルギーは保存されるというものであり、つまり、エネルギーは消失したり作られたりすることができません。したがって、永久機関はエネルギーを無限に生成し続けることができないため、物理的に不可能であるとされています。
永久機関ができると仮定すると、それはエネルギーを無限に生み出すことができるため、熱力学の第一法則に反することになります。さらに、エネルギーを生成するためには、何らかの形でエネルギーが消費される必要があります。そのため、永久機関が可能であるということは、エネルギーの保存の原則に反するだけでなく、エネルギーが消費されないということでもあります。
したがって、永久機関は物理学的に不可能であることが示されています。
回答にあった「熱力学の第一法則」とは俗に言う「エネルギー保存の法則」の事です。
エネルギーが物体から物体へ移動した時も、形態が変わったりする時でも、その総量は変化せず、0からエネルギーが生まれたりする事は決して無いと言う事を示した法則です。
それに基づくと、常にエネルギーを生み出し続ける「永久機関」は
未来永劫、不可能であることが示されている様です。
まあ、本当に残念な話ではあるんですけどね…
と言うワケで今回は「永久機関」をモチーフにした「おもちゃ」を
紹介させていただきました。
他にもいろいろな「永久機関」おもちゃがAmazonで発売されています。
大半が電池や充電が必要なものばかりではありますが、
インテリアとしてはなかなかオシャレなのではないかと思います。
ご興味のある方はぜひぜひチェックしてみて下さい!!
以上です…